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公開番号
2024102736
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-31
出願番号
2023006826
出願日
2023-01-19
発明の名称
防振装置
出願人
マツダ株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
F16F
15/04 20060101AFI20240724BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】電気モータを含むパワーユニットを自動車の車体に支持させる防振装置において、高周波振動の伝達を抑制する。
【解決手段】防振装置(マウント装置1)は、車体側の部材にリジッドに固定されるスリーブ41と、スリーブに外挿される挿入孔56を有する中間マス5と、スリーブと中間マスとの間の筒状の空間に充填されかつ、スリーブと中間マスとを連結する第1弾性体42と、中間マスの上下及び前後を囲む非円形の枠体であって、内側に中間マスが収容される中空部7を有すると共に、外側にパワーユニット8が取り付けられる取付部62を有する枠体6と、枠体の内面と中間マスとを上下方向に連結する第2弾性体43であって、第1弾性体よりもばね定数が大きい第2弾性体と、を備えている。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
自動車の車体に取り付けられかつ、電気モータを含むパワーユニットを前記車体に支持させる防振装置であって、
車体側の部材に螺合されるボルトによって前記部材にリジッドに固定されるスリーブであって、前記部材から車幅方向に延びるスリーブと、
前記スリーブに外挿される挿入孔を有する中間マスと、
前記スリーブと前記中間マスとの間の筒状の空間に充填されかつ、前記スリーブと前記中間マスとを連結する第1弾性体と、
前記車幅方向に直交する上下方向及び前後方向について、前記中間マスの上下及び前後を囲む非円形の枠体であって、内側に前記中間マスが収容される中空部を有すると共に、外側に前記パワーユニットが取り付けられる取付部を有する枠体と、
前記枠体の内面と前記中間マスとを前記上下方向に連結する第2弾性体であって、前記第1弾性体よりもばね定数が大きい第2弾性体と、を備えている、防振装置。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の防振装置において、
前記第1弾性体の、前記車幅方向に直交する方向の厚みは、前記第2弾性体の厚みよりも薄い、防振装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の防振装置において、
前記中間マスは、前記上下方向及び前記前後方向に広がる矩形状であり、
前記中空部は、前記上下方向及び前記前後方向に広がる矩形状の収容部を含んでいる、防振装置。
【請求項4】
請求項3に記載の防振装置において、
前記枠体は、前記中空部を形成する壁を有し、
前記壁には、前記中空部と前記枠体の外部とを連通させる貫通孔が形成され、
前記中間マスは、前記貫通孔を通って前記枠体の外側へ突出する突起部を有している、防振装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
ここに開示する技術は、防振装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、防振装置としてのブッシュ装置が記載されている。従来のブッシュ装置は、電動車両のフレームに取り付けられ、走行用の電気モータを含む被支持体を支持する。従来のブッシュ装置は、二重ラバーマウントシステムを採用している。
【0003】
より具体的に、従来のブッシュ装置は、外筒と、内筒と、外側弾性体と、内側弾性体と、中間板と、マス部材とを備えている。外筒は、円筒形であって、被支持体に取り付けられる。内筒も、円筒形であって、外筒の内側に位置している。内筒は、フレームに取り付けられる。外側弾性体は、外筒と内筒との間において、外筒側に位置している。内側弾性体は、外筒と内筒との間において、内筒側に位置している。中間板は、円筒形であって、外筒及び内筒と同心となるように、外側弾性体と内側弾性体との間に位置している。中間板の両端は、ブッシュ装置の軸方向について、外筒よりも外方に突出している。マス部材は、中間板の両端それぞれに取り付けられている。中間板及びマス部材は、二重ラバーマウントシステムの中間マスである。
【0004】
電動車両において電気モータは高速回転する。電気モータによって生じる高周波振動は、フレームに伝達することによって車室内の騒音になる。二重ラバーマウントシステムは、電気モータによって生じた高周波振動のフレームへの伝達を抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-178854号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えば車両に搭載する電気モータの定格出力がさらに大きくなる、及び/又は、車室内の騒音レベルの目標値がさらに低下する(つまり、車室内の騒音をさらに小さくすることが要求される)場合、防振装置は、高周波振動の伝達をさらに抑制しなければならない。二重ラバーマウントシステムを採用する防振装置においては、(1)中間マスの質量を大きくする、及び/又は、(2)中間マスと車体側の部材とを連結する弾性体のばね定数を小さくすることが、高周波振動の伝達率をさらに下げる。
【0007】
従来のブッシュ装置において中間マスの質量を大きくしようとすれば、外筒の外に位置しているマス部材を大きくしなければならない。ブッシュ装置が大型化してしまうという問題がある。
【0008】
一方、従来のブッシュ装置では、内筒、外側弾性体、内側弾性体、及び、中間板が、円筒形の外筒の内側に位置している。形状の制約を受ける従来のブッシュ装置が、被支持体を支持できる剛性を確保することと、中間体と内筒とを連結する内側弾性体のばね定数を小さくすることとを両立することは難しい。
【0009】
ここに開示する技術は、電気モータを含むパワーユニットを自動車の車体に支持させる防振装置において、高周波振動の伝達を抑制する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
ここに開示する技術は、自動車の車体に取り付けられかつ、電気モータを含むパワーユニットを前記車体に支持させる防振装置に係る。この防振装置は、
車体側の部材に螺合されるボルトによって前記部材にリジッドに固定されるスリーブであって、前記部材から車幅方向に延びるスリーブと、
前記スリーブに外挿される挿入孔を有する中間マスと、
前記スリーブと前記中間マスとの間の筒状の空間に充填されかつ、前記スリーブと前記中間マスとを連結する第1弾性体と、
前記車幅方向に直交する上下方向及び前後方向について、前記中間マスの上下及び前後を囲む非円形の枠体であって、内側に前記中間マスが収容される中空部を有すると共に、外側に前記パワーユニットが取り付けられる取付部を有する枠体と、
前記枠体の内面と前記中間マスとを前記上下方向に連結する第2弾性体であって、前記第1弾性体よりもばね定数が大きい第2弾性体と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)
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