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公開番号2024101433
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-29
出願番号2023005404
出願日2023-01-17
発明の名称印刷装置
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B26D 1/20 20060101AFI20240722BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】切断部により安定した品質での切断を可能とする。
【解決手段】印刷装置1は、カッター(80)と、制御部と、を備え、前記制御部は、予め定められた条件に基づいて、搬送方向(D1)と交差する方向である移動刃(82)の走査方向に移動刃(82)が移動可能な可動範囲において、用紙(P)が搬送される領域である搬送領域を少なくとも含む範囲を少なくとも1回以上往復するように移動刃(82)を移動させる慣らし処理を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
印刷ジョブに含まれる印刷データに基づいて、印刷媒体に画像を印刷する印刷部と、
印刷媒体を排出する方向である搬送方向に沿って搬送する搬送部と、
固定刃と、前記固定刃に対して摺動する移動刃と、を有し、搬送された印刷媒体を切断する切断部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
予め定められた条件に基づいて、前記搬送方向と交差する方向である前記移動刃の走査方向に前記移動刃が移動可能な可動範囲において、印刷媒体が搬送される領域である搬送領域を少なくとも含む範囲を少なくとも1回以上往復するように前記移動刃を移動させる慣らし処理を実行する、印刷装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
印刷ジョブに含まれる印刷データに基づいて、印刷媒体に画像を印刷する印刷部と、
印刷媒体を排出する方向である搬送方向に沿って搬送する搬送部と、
固定刃と、前記固定刃に対して摺動する移動刃と、を有し、搬送された印刷媒体を切断する切断部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
予め定められた条件に基づいて、前記搬送方向と交差する方向である前記移動刃の走査方向における原点位置から終点位置までの可動範囲において、前記移動刃を前記原点位置から前記終点位置に向かう方向である往路方向及び前記終点位置から前記原点位置に向かう方向である復路方向に交互に移動させながら、前記終点位置に徐々に近づけるように前記移動刃を移動させる慣らし処理を実行する、印刷装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記慣らし処理を定期的に実行する、請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記印刷部に対して実行される所定のメンテナンス動作と共に前記慣らし処理を実行する、請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記印刷装置の動作を初期化する初期化動作と共に前記慣らし処理を実行する、請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記搬送部により搬送される印刷媒体を前記搬送方向に案内する搬送路を更に備え、
前記制御部は、
受信した印刷ジョブに印刷媒体を切断する切断処理が含まれている場合、前記搬送路において印刷媒体が搬送される前に前記慣らし処理を実行する、請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項7】
インタフェースを更に備え、
前記制御部は、
前記インタフェースの入力に基づいて、前記慣らし処理を実行する、請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記慣らし処理において、印刷媒体を切断する切断処理時における前記移動刃の移動速度である第1速度よりも遅い第2速度にて、前記移動刃を移動させる、請求項1または2に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記慣らし処理において、前記第1速度で前記移動刃を移動させている際、前記移動刃の移動特性の異常を特定するパラメータが、予め定められた閾値以下であるか判定する判定処理を更に実行し、
前記判定処理において、前記パラメータが前記閾値を超えたと判定された場合、前記移動刃を、前記走査方向の復路方向に移動させた後、前記第2速度で前記走査方向の往路方向に移動させる、請求項8に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記慣らし処理において、前記搬送部により印刷媒体を前記切断部の切断位置まで搬送し、印刷媒体が前記切断位置に到達した状態で実行する、請求項1または2に記載の印刷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、印刷のために搬送中であるシートを切断する切断機構を備えた画像形成装置がある。例えば、特許文献1には、ロール紙を切断する切断手段を備える画像形成装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-56487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の画像形成装置のように、切断手段を備えた画像形成装置では、用紙を切断する切断部の未使用状態が続くと、切断部の刃の腐食、埃等の異物の付着等が原因となり、切断部による切断の品質が低下することが考えられる。
【0005】
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、切断部により安定した品質での切断を可能とする印刷装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、本開示の態様1に係る印刷装置は、印刷ジョブに含まれる印刷データに基づいて、印刷媒体に画像を印刷する印刷部と、印刷媒体を排出する方向である搬送方向に沿って搬送する搬送部と、固定刃と、前記固定刃に対して摺動する移動刃と、を有し、搬送された印刷媒体を切断する切断部と、制御部と、を備え、前記制御部は、予め定められた条件に基づいて、前記搬送方向と交差する方向である前記移動刃の走査方向に前記移動刃が移動可能な可動範囲において、印刷媒体が搬送される領域である搬送領域を少なくとも含む範囲を少なくとも1回以上往復するように前記移動刃を移動させる慣らし処理を実行する。
【0007】
上記態様1の構成によれば、印刷媒体を切断する切断処理を実行していない状態であっても、切断部の移動刃は、固定刃に対して摺動しながら可動範囲全域に渡って往復するように移動する。そのため、切断部の未使用状態により移動刃又は固定刃に錆などの異物が付着することを防止することができる。これにより、切断部により安定した品質での切断を提供することができる。
【0008】
上記の課題を解決するために、本開示の態様2に係る印刷装置は、印刷ジョブに含まれる印刷データに基づいて、印刷媒体に画像を印刷する印刷部と、印刷媒体を排出する方向である搬送方向に沿って搬送する搬送部と、固定刃と、前記固定刃に対して摺動する移動刃と、を有し、搬送された印刷媒体を切断する切断部と、制御部と、を備え、前記制御部は、予め定められた条件に基づいて、前記搬送方向と交差する方向である前記移動刃の走査方向における原点位置から終点位置までの可動範囲において、前記移動刃を前記原点位置から前記終点位置に向かう方向である往路方向及び前記終点位置から前記原点位置に向かう方向である復路方向に交互に移動させながら、前記終点位置に徐々に近づけるように前記移動刃を移動させる慣らし処理を実行する。
【0009】
上記態様2の構成によれば、印刷媒体を切断する切断処理を実行していない状態であっても、切断部の移動刃は、固定刃に対して摺動しながら、走査方向における往路方向及び復路方向に交互に移動する。そのため、慣らし処理により切断部の未使用状態を防止することができる。これにより、切断部により安定した品質での切断を提供することができる。
【0010】
本開示の態様3に係る印刷装置において、制御部は、前記慣らし処理を定期的に実行する。上記態様3の構成によれば、定期的に慣らし処理が実行されるため、切断部の未使用状態が続くのを防止することができる。これにより、切断部により安定した品質での切断を提供することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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