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公開番号2024080763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022193961
出願日2022-12-05
発明の名称食品切断装置
出願人株式会社日本キャリア工業
代理人
主分類B26D 3/28 20060101AFI20240610BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】切断した肉片の商品価値を高めることができ、また、作業能率を高めることのできる食品切断装置を実現すること。
【解決手段】塊状食品を先端部から設定厚さごとに切断し、切断後の食品片を互いに重なるように設定ピッチでずらしながら搬送面上に順次移載して集合体を形成するように構成する。搬送面を昇降自在に構成し、切断後の食品片を支持した状態で下降揺動する揺動部材を設け、この揺動部材に支持された食品片が、搬送面の第1設定位置までの上昇と、揺動部材の第2設定位置までの下降揺動とによって搬送面上に移載される構成とする。第1設定位置まで上昇した搬送面と第2設定位置まで下降揺動した揺動部材との間隔が、これら搬送面と揺動部材との間に存在する食品片の総厚さと同等の間隔か又はやや小さい間隔となるように、第1設定位置を自動的に補正する制御手段を設ける。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
塊状食品をその先端部から設定された厚さごとに切断し、切断後の設定数の食品片(m)を、その一部が互いに重なるように設定ピッチ(Pκ)でずらしながら搬送面(5a)上に順次移載し、この搬送面(5a)上に複数の食品片(m)からなる集合体(M)を形成する食品切断装置であって、前記搬送面(5a)を昇降自在に構成するとともに、切断後の食品片(m)を支持した状態で下降揺動する揺動部材(82)を設け、この揺動部材(82)に支持された食品片(m)が、前記搬送面(5a)の第1設定位置までの上昇と、前記揺動部材(82)の第2設定位置までの下降揺動とによって前記搬送面(5a)上に移載される構成とし、前記第1設定位置まで上昇した搬送面(5a)と前記第2設定位置まで下降揺動した揺動部材(82)との間隔(TS1)が、これら搬送面(5a)と揺動部材(82)との間に存在する食品片(m)の総厚さと同等の間隔か又はやや小さい間隔となるように、前記第1設定位置を自動的に補正する制御手段(200)を設けたことを特徴とする食品切断装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記食品片(m)の切断厚さに応じて、前記第1設定位置が自動的に補正される構成とした請求項1に記載の食品切断装置。
【請求項3】
前記設定ピッチ(Pκ)の変更に応じて、前記第1設定位置が自動的に補正される構成とした請求項2に記載の食品切断装置。
【請求項4】
前記集合体(M)を形成する食品片(m)の設定数に応じて、前記第1設定位置が自動的に補正される構成とした請求項3に記載の食品切断装置。
【請求項5】
前記塊状食品の先端部の縦幅に応じて、前記第1設定位置が自動的に補正される構成とした請求項4に記載の食品切断装置。
【請求項6】
前記揺動部材(82)の先端部によって食品片(m)の縦幅の中間部を支持し、この食品片(m)の両端部を自重で垂れ下げて前記揺動部材(82)の先端部からこの揺動部材(82)の一側および他側に跨る二つ折りの食品片(m)となし、この二つ折りの食品片(m)が、前記搬送面(5a)の第1設定位置までの上昇と、前記揺動部材(82)の第2設定位置までの下降揺動とによって、前記搬送面(5a)上に移載される構成とし、この搬送面(5a)上に移載された二つ折りの食品片(m)の上面部を押圧する第3設定位置と、この食品片(m)の上面部から上方へ離間する位置とにわたって昇降する押圧部材(88)を設け、この押圧部材(88)の前記第3設定位置までの下降によって二つ折りの食品片(m)の上面部を押圧した状態で、前記揺動部材(82)が食品片(m)の間から抜き出る方向へ移動する構成とし、前記第2設定位置に下降揺動した揺動部材(82)の上縁と前記第3設定位置との間隔(TS2)が、この揺動部材(82)の上縁に載った食品片(m)の切断厚さと同等の間隔か又はやや小さい間隔となるように、前記第3設定位置が自動的に補正される構成とした請求項1に記載の食品切断装置。
【請求項7】
前記食品片(m)の切断厚さに応じて、前記第3設定位置が自動的に補正される構成とした請求項6に記載の食品切断装置。
【請求項8】
前記設定ピッチ(Pκ)の変更に応じて、前記第3設定位置が自動的に補正される構成とした請求項7に記載の食品切断装置。
【請求項9】
前記集合体(M)を形成する食品片(m)の設定数に応じて、前記第3設定位置が自動的に補正される構成とした請求項8に記載の食品切断装置。
【請求項10】
前記塊状食品の先端部の縦幅に応じて、前記第3設定位置が自動的に補正される構成とした請求項9に記載の食品切断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食品切断装置に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の食品切断装置として、例えば特許文献1に開示された塊状肉の切断装置が知られている。
この切断装置は、塊状肉を搬送しながら上下揺動する供給部と、この供給部の搬送終端部(先端部)から突出した塊状肉の端部を切断する切断部とを備えている。
さらに、この切断部で切断された肉片を引き継いで移送する引継回転体と、この引継回転体から肉片を引き継いで下降揺動し、搬送部の搬送面に移載する揺動部材とを備えている。
引継回転体から揺動部材へ引き継がれた肉片は、その中間部を揺動部材の先端部で突き上げられるようにして折り畳まれ、揺動部材の下降揺動によって搬送面上へ移載される。
なお、このとき揺動部材は折り畳まれた肉片の間に挟まれるが、搬送面上への移載直後に肉片の間から抜き出る方向へ移動する。
一枚の肉片が移載された後、搬送面が設定ピッチ移動し、次の肉片が移載される。
【0003】
このような肉片の移載を繰り返すことで、各肉片の一部が互いに重なるように設定ピッチごとにずらされながら搬送面上へ順次移載され、この搬送面上に、複数の肉片からなる集合体が形成される。
一つの集合体が形成されると、搬送面が設定距離だけ移動して間隔が置かれた後、次の集合体の形成が開始される。
作業者は、各集合体を道具を使って一気に掬い上げ、トレーに盛り付ける。
集合体が盛り付けられたトレーは、ラッピングされてラベルが貼付され、商品として出荷される。
なお、以上は肉片を折り畳む場合について説明したが、肉片を折り畳まずに搬送面上へ移載して集合体を形成する場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-156423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の従来技術において、揺動部材の下降揺動端の位置が固定的に設定されている場合、肉片の厚さによっては、この肉片を揺動部材によって搬送面に強く押圧することとなりうる。
これによって、肉片に押圧された痕が残り、商品価値が低下する問題が生じる。
なお、このような問題は、肉片を折り畳む場合と折り畳まない場合のいずれの場合でも起こりうる。
また、特に、肉片を折り畳む場合には、搬送面上に移載された肉片の間から揺動部材が抜き出るときに、この肉片が揺動部材に引かれて搬送面上での位置がずれてしまうことが起こりうる。
これによって、集合体の形が崩れ、作業者による手直しを必要として作業能率が低下するような問題が生じる。
本発明は、上述のような従来技術の課題を解決し、食品片およびこの食品片の集合体の商品価値を高めることのできる食品切断装置、および、作業者による集合体の手直しを少なくして作業能率を高めることのできる食品切断装置を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の技術的手段を講じる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、塊状食品をその先端部から設定された厚さごとに切断し、切断後の設定数の食品片(m)を、その一部が互いに重なるように設定ピッチ(Pκ)でずらしながら搬送面(5a)上に順次移載し、この搬送面(5a)上に複数の食品片(m)からなる集合体(M)を形成する食品切断装置であって、前記搬送面(5a)を昇降自在に構成するとともに、切断後の食品片(m)を支持した状態で下降揺動する揺動部材(82)を設け、この揺動部材(82)に支持された食品片(m)が、前記搬送面(5a)の第1設定位置までの上昇と、前記揺動部材(82)の第2設定位置までの下降揺動とによって前記搬送面(5a)上に移載される構成とし、前記第1設定位置まで上昇した搬送面(5a)と前記第2設定位置まで下降揺動した揺動部材(82)との間隔(TS1)が、これら搬送面(5a)と揺動部材(82)との間に存在する食品片(m)の総厚さと同等の間隔か又はやや小さい間隔となるように、前記第1設定位置を自動的に補正する制御手段(200)を設けたことを特徴とする食品切断装置とする。
【0007】
請求項2に記載の発明は、前記食品片(m)の切断厚さに応じて、前記第1設定位置が自動的に補正される構成とした請求項1に記載の食品切断装置とする。
【0008】
請求項3に記載の発明は、前記設定ピッチ(Pκ)の変更に応じて、前記第1設定位置が自動的に補正される構成とした請求項2に記載の食品切断装置とする。
【0009】
請求項4に記載の発明は、前記集合体(M)を形成する食品片(m)の設定数に応じて、前記第1設定位置が自動的に補正される構成とした請求項3に記載の食品切断装置とする。
【0010】
請求項5に記載の発明は、前記塊状食品の先端部の縦幅に応じて、前記第1設定位置が自動的に補正される構成とした請求項4に記載の食品切断装置とする。
(【0011】以降は省略されています)

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