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公開番号2024077538
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-07
出願番号2022189680
出願日2022-11-28
発明の名称裁断機
出願人株式会社島精機製作所
代理人個人,個人
主分類B26D 5/00 20060101AFI20240531BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】裁断後のシート材を搬送する場合に、生地ズレを防止する裁断機を提供する。
【解決手段】裁断テーブル100に吸引されるシート材2を、第一のビーム移動体200に支持される裁断ヘッド230により裁断し、裁断後のシート材2を搬送する裁断機1において、第二のビーム移動体300に支持され、裁断後のシート材2に被せる密閉シート4が巻回されるシートローラ331が設けられる密閉シート敷設装置330と、シートローラ331を任意に回転駆動し、密閉シート4の繰り出しと巻取りとを行う第一の駆動機構332と、密閉シート4の反シートローラ331側部分を支持する支持部材400と、裁断後のシート材2を搬送する場合、第一の駆動機構332を制御し、シートローラ331の回転を停止させると共に、第二のビーム移動体300を制御し、シート材2の搬送に同期して密閉シート敷設装置330を移動させる制御部500と、を具備した。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
搬送機能を有した裁断テーブルに吸引されるシート材を、所定の搬送方向に沿って移動可能な第一のビーム移動体に支持される裁断ヘッドにより裁断し、裁断後の前記シート材を当該裁断テーブルにより前記搬送方向に搬送する裁断機において、
前記第一のビーム移動体の前記搬送方向の下流側に位置して前記搬送方向に沿って移動可能な、前記第一のビーム移動体とは別の第二のビーム移動体に支持され、裁断後の前記シート材に被せる密閉シートが巻回されるローラが設けられる密閉シート敷設装置と、
前記ローラを任意に回転駆動し、前記密閉シートの繰り出しと巻取りとを行う第一の駆動機構と、
前記ローラよりも前記搬送方向の下流側に設けられ、前記ローラから繰り出された前記密閉シートの反ローラ側部分を支持する支持部材と、
裁断後の前記シート材を搬送する場合、前記第一の駆動機構を制御し、前記ローラの回転を停止させると共に、前記第二のビーム移動体を制御し、前記シート材の搬送に同期して前記密閉シート敷設装置を移動させる制御部と、
を具備する裁断機。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記密閉シート敷設装置に昇降可能に設けられ、前記ローラに巻回された前記密閉シートを前記シート材へ案内するガイド部と、
前記ガイド部に駆動力を付与する駆動源と、
前記裁断テーブルに配置される前記シート材の高さを検出する高さ検出手段と、
を具備し、
前記制御部は、
前記駆動源を制御し、前記高さ検出手段の検出結果に応じて前記ガイド部を昇降させる、
請求項1に記載の裁断機。
【請求項3】
前記支持部材は、
前記密閉シートの繰り出しと巻取りとを行う第二の駆動機構を有する、
請求項1に記載の裁断機。
【請求項4】
前記シート材の所定の目打ち位置に目打ちを行う目打ち装置を具備し、
前記目打ち装置は、
前記第二のビーム移動体に支持される、
請求項1に記載の裁断機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、裁断テーブルに吸引されるシート材を裁断ヘッドにより裁断する裁断機の技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、裁断テーブルに吸引されるシート材を裁断ヘッドにより裁断する裁断機の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
【0003】
特許文献1には、搬入後の積層されたシート材を、被覆シートと共に裁断テーブルに吸引固定した状態で、裁断ヘッドにより裁断する裁断機の技術が開示されている。ここで、裁断後の切り口から空気が流入した場合には、吸引圧の低下が生じる。吸引圧が低下すると、吸引固定した状態のシート材が膨らみ、裁断精度に影響が生じる。
【0004】
図7は、特許文献1に記載の裁断機を模式的に示したものである。なお、図7では、本発明の実施形態の符号に対応するように、特許文献1の裁断機の符号を適宜変更している。上記裁断機においては、切り口からの空気の流入を防ぐため、シート材2及び被覆シート3の裁断済みの領域が、密閉シート4により覆われる(図7(b)を参照)。密閉シート4は、裁断ヘッドが支持されるガイドブリッジ(第一のビーム移動体200)の駆動ローラ5に巻回されている。駆動ローラ5から引き出された密閉シート4の一端は、裁断エリア110の下流側に設けられた保持アーム(支持部材400)に固定されている。駆動ローラ5は、裁断テーブル側面の溝部121を覆うカバーベルト122を利用して、第一のビーム移動体200の移動と連動することで密閉シート4の繰り出し及び巻取りを行う(図7(a)を参照)。
【0005】
ここで、上記裁断機においては、裁断の終了後に、シート材2を吸引しながら生地送りが行われる。この場合、密閉シート4が、被覆シート3及びシート材2と共に送り出されずに、裁断テーブルに対する位置を維持すると、当該密閉シート4と被覆シート3及びシート材2との間の抵抗が強いため、シート材2の積層が崩れて生地ズレが生じる。特に裁断エリア110を跨ぐような長尺パーツの裁断時や、生地送りしながらの裁断において、途中で生地ズレが生じることは問題である。
【0006】
しかしながら、下流側の支持部材400は固定式で動力を持たず、上流側の駆動ローラ5も第一のビーム移動体200の位置に依存して繰り出し及び巻取りを行うしくみのため、密閉シート4は裁断テーブルに対する位置が固定される。すなわち、密閉シート4を、裁断後のシート材2の生地送りに連動して駆動ローラ5から送り出すことはできない。
【0007】
そこで、上記裁断機においては、図7(c)に示すように、生地送りの前に第一のビーム移動体200を下流側へと移動させて、密閉シート4を一旦巻取って、裁断面を露出させた状態で生地送りを行うことも考えられる。
【0008】
しかしながら、裁断面を露出させた状態では、シート材2が被覆シート3で覆われているものの、切れ目から空気が流入する状態のため、吸引圧が低下して生地が膨らんでしまい、特に長尺パーツの裁断などで生地ズレが生じ易くなる。この対策として吸引圧を高めることも考えられるが、一度生地が膨らんでしまうと、空気流入のある状況下では密閉シートを被せていた状態と同等に戻すことは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2006-45684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、裁断後のシート材を搬送する場合に、生地ズレを防止する裁断機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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