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公開番号2024094176
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210969
出願日2022-12-27
発明の名称包丁
出願人株式会社Yui
代理人
主分類B26B 9/00 20060101AFI20240702BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】調理における包丁での食材の薄切りの際に刃離れを起こして包丁への食材の付着を回避し、食材の薄切りを連続して行えることで調理効率を向上させる。
【解決手段】本発明の包丁は、刀身(1)が一般の包丁と異なる大きさの刃角(1042)と異なる大きさの刃先厚(103)との組み合わせからなる刃(10)を持つ刃表(101)と、刃を持たない刃裏(102)から構成される片刃であることで特徴づけられる。刃角(1042)と刃先厚(103)の大きさの独自の組み合わせにより、包丁と食材との間の毛細管現象を防いで水分による食材の付着を防ぐ。加えて片刃とすることで、食材が包丁から離れる方向へと進みやすくして切れやすさを維持し、また研ぎ作業を容易とする。すなわち、本発明による包丁によって、刃離れの良さ、食材の切りやすさ、および研ぎの容易さを同時に実現して、調理効率を向上させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
刃面長が0.87mmから2.0mmである刃面を持つ刃表と刃面を持たない刃裏とによる片刃であり、かつ刃角が15度から20度であり、かつ刃先厚が0.30mmから0.50mmである刃を持った刀身によって構成される、調理用包丁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食材を切るための調理用包丁に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
一般家庭や飲食店など、場所を限定せず、あらゆる調理において包丁という調理器具は欠かせないものである。
【0003】
食材を薄く切る行為(以下薄切りと呼ぶ)をスムーズに行うための工夫をこらした様々な包丁が存在する。よく行われるのは、食材が包丁に付きにくくして、刃離れを起こすための工夫である。切った食材の重量に比べて水分による吸着力が大きくなるため、薄切りでは食材が包丁に付きやすい。食材が包丁に付くと、食材による抵抗のために薄切りがし難くなり、また新たに切られた食材に付着した食材が押されて、周囲に散らばりやすい。このため、連続した薄切りがし難く、調理をし難くする。これを防ぐために、例えば、いわゆる穴開き包丁では切断した食材が刃に付きにくいように穴が空けられている。また、穴を開けるまではせず、刃に凹面をつけるディンプル加工が施された包丁もある。
【0004】
しかしながら、これらの包丁への加工によって得られる刃離れの効果は小さく、きゅうりなどの水分の多い野菜を薄く切ろうとすると、依然として食材が包丁へ付いてしまう。結果として、従来の包丁は、食材を薄く切ろうとするほど、刃離れが悪くなり、調理効率が低下する。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
今井今朝春,“ワールドムック1052 mono特別編集 ツヴィリング読本” ,page 64,ワールドフォトプレス,2014年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は調理の際に食材が包丁から離れる刃離れを起こりやすくし、薄切りを連続して実施できるようにすることで、調理を行いやすくするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係わる包丁は、刃を持たない刃裏(102)を持つことと、および刃角(1042)が切断の垂直方向に対して15度から20度、かつ刃面長(1041)が0.87mmから2.0mmである刃面(104)を持つ刃表(101)を持つことと、また刃先厚(103)が0.30mmから0.50mmであることとから特徴づけられる刀身(1)と、持ち手となる柄(2)とで構成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の包丁によれば、従来の包丁よりも大きい刃角を持つ片刃によって、包丁の切れやすさを維持したまま、従来の包丁と比べて食材の刃離れを起こりやすくし、調理効率を向上させる。また、片刃である特徴から、両刃の包丁と比べて研ぎ作業を片側だけ行えば良いという、研ぎ作業の効率化に対する副次的な効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の包丁の右側面図である。
本発明の背面図および刃の拡大図である。
本発明の包丁の上面図である。
本発明の包丁の正面図である。
本発明以外の一般的な包丁において食材を切る際の断面図である。
本発明の包丁で食材を切る際の断面図であり、効果の現れ方を表した概念図である。
本発明の包丁における刃先厚が厚い場合と薄い場合での刃離れの違いを表した断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下添付図面を参照しつつ本発明の包丁の実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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