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公開番号2024080738
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022193921
出願日2022-12-05
発明の名称スライス装置
出願人匠技研株式会社
代理人個人,個人
主分類B26D 3/28 20060101AFI20240610BHJP(切断手工具;切断;切断機)
要約【課題】食品原木の切断面が斜めになったり荒れたりするのを解決できるスライス装置を提供する。
【解決手段】スライス装置は、柱状の食品原木を移送する原木移送ステーションと、記移送される食品原木を、切断刃を用いて所定の厚みにスライスするスライスステーション、スライスされたスライス片を受け止めると共に、当該スライス片の位置を調整する整列ステーションおよび、食品原木が挿通される開口部を有するホルダーを備えている。そのうちホルダーには、食品原木の移送方向と略直交する方向への移動を規制する可動式ガイドが組み込まれており、当該可動式ガイドは、前品原木の移送時には当該食品原木の外面に接し、切断刃によって食品原木がスライスされる際には移動が止められる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
柱状の食品原木を移送する原木移送ステーションと、
前記移送される食品原木を、切断刃を用いて所定の厚みにスライスするスライスステーションと、
前記スライスされたスライス片を受け止めると共に、当該スライス片の位置を調整する整列ステーションと、
前記食品原木の切断位置の手前に設置され、当該食品原木が挿通される開口部を有するホルダーと、を備え、
当該ホルダーには、前記食品原木の移送方向と略直交する方向への移動を規制する可動式ガイドが組み込まれており、
当該可動式ガイドは、前記食品原木の移送時には当該食品原木の外面に接し、前記切断刃によって食品原木がスライスされる際には移動が止められることを特徴とするスライス装置。
続きを表示(約 830 文字)【請求項2】
前記ホルダーは、
前記食品原木が挿通する四角形状の開口部を有するフレームと、
当該フレームの側面に取り付けられ、前記食品原木の移送方向と略直交する方向にスライド可能な可動式ガイドと、
前記可動式ガイドをスライドさせ、前記食品原木に接する位置まで移送するガイド移送手段と、
前記食品原木の切断時に、前記可動式ガイドの移動を止めるガイド移動規制手段とで構成される、請求項1に記載のスライス装置。
【請求項3】
前記食品原木は、前記原木移送ステーションによる移送時には、底部が前記フレームによって支持され、前記切断刃による切断時には、前記フレームと可動式ガイドによって移送方向と略直交する方向への移動が止められる、請求項2に記載のスライス装置。
【請求項4】
前記ガイド移送手段は、
前記可動式ガイドの表面に取り付けられたピンと、
当該ピンが係合する孔を有する第1のアームと、
当該第1のアームを水平方向に移動させる第1の駆動部材とで構成される、請求項2または3に記載のスライス装置。
【請求項5】
前記第1の駆動部材は、前記食品原木の移送時には、前記可動式ガイドを、前記食品原木が変形しない程度の一定の力で食品原木に接触させる、請求項4に記載のスライス装置。
【請求項6】
前記ガイド移動規制手段は、前記フレームの近傍に設置された第2のアームを備え、当該第2のアームの先端を前記可動式ガイドに接触させることによって、当該可動式ガイドの移動を止める、請求項2に記載のスライス装置。
【請求項7】
前記ガイド移動規制手段は、前記第1の駆動部材の近傍に設置された第2の駆動部材を備え、当該第2の駆動部材を前記第1の駆動部材に当接することによって前記第1のアームの移動を止める、請求項4に記載のスライス装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハムやベーコン等の食品原木をスライスするスライス装置に関する。
続きを表示(約 990 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、ハムやベーコンの製品の多くは、それらの食品原木をスライスした後、パック詰めした状態で販売される。具体的には、一定の速度で回転する切断刃に対して食品原木を移送・供給することにより、先端から順次、所定の厚みにスライスし、複数枚のスライス片を包装用フィルムに封入してスライス食品を製造している。
【0003】
食品原木をスライスする従来のスライス装置においては、原木の後端部をグリッパで把持し、かつ樹脂製の支持レーンでガイドされた状態で、支持レーンの下端から所定の厚さだけ突出した原木の側面に対して切断刃が回転移動(公転+自転)しながら切断している。
【0004】
ところで、切断刃によって食品原木をスライスする際、原木の被切断面との間で生じる水膜現象や真空現象に伴う吸着力によって被切断面が切断刃の刃面に密着し、原木が切断刃に引っ張られて一方向に移動して、切断面が斜めになったり荒れる等の問題が生じる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2002-36176号公報
特開2008-246669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した問題を解決するため、特許文献1では、原木の移送方向と直交する方向に樹脂製の受け部材を設置し、原木先端の側面を受け部材に接触させて、それ以上の移動を抑制している。
【0007】
しかし、この方法では、断面が不定形の原木をスライスする際、原木の軸がずれることによって、切断面の角度にムラが生じる。
【0008】
一方、特許文献2では、不定形の断面を有する原木に対応するため、原木の切断面と並行に付勢手段を設置している。
【0009】
しかし、付勢手段では、切断面に加わる強い力に対抗できないため、切断面が斜めになる等の問題を解決するには至っていない。
【0010】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、切断面が斜めになったり荒れる等の問題を解決できるスライス装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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