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公開番号2024099100
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-25
出願番号2023002791
出願日2023-01-12
発明の名称補修材組成物および硬化物
出願人株式会社OSHIROX
代理人個人,個人
主分類C04B 41/63 20060101AFI20240718BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】コンクリートおよびアスファルト用の補修材として、さらなるクラック誘発を抑制でき、現場にて容易にかつ素早く硬化できる補修材組成物およびその硬化物を提供すること。
【解決手段】 本発明の、一液型シリコーンエラストマー:30.0~99.6質量%と、アルキルシリケート化合物および/またはその加水分解物縮合物:0.4~70.0質量%と、を含む、補修材組成物は、コンクリートおよびアスファルト用の補修材として、さらなるクラック誘発を抑制でき、現場にて容易にかつ素早く硬化できる。
【選択図】 図1





特許請求の範囲【請求項1】
一液型シリコーンエラストマー:30.0~99.6質量%と、
アルキルシリケート化合物および/またはその加水分解物縮合物:0.4~70.0質量%と、
を含む、補修材組成物。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記アルキルシリケートが、以下の一般式(1)で示すことができるアルキルシリケートを含む、請求項1に記載の補修材組成物。
(R
1
O)
4-a
SiR
2
a
(1)
(式中、R
1
は、それぞれ同じかまたは異なり、炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基または炭素数7~10のアラルキル基であり、R
2
は、それぞれ同じかまたは異なり、炭素数1~10のアルキル基、炭素数6~10のアリール基、または炭素数7~10のアラルキル基であり、aは0~2の整数である。)
【請求項3】
前記アルキルシリケートが、アミノ基含有アルキルシリケート化合物、グリシジル基含有アルキルシリケート化合物、アクリル基含有アルキルシリケート化合物、メタクリル基含有アルキルシリケート化合物、エポキシ基含有アルキルシリケート化合物、およびビニル基含有アルキルシリケート化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含む、求項2に記載の補修材組成物。
【請求項4】
さらに硬化促進触媒を硬化有効量で含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の補修材組成物。
【請求項5】
さらにアルコールを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の補修材組成物。
【請求項6】
請求項1~3のいずれか1項に記載の補修材組成物の硬化物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリートやアスファルトなどを補修するための補修材組成物およびその硬化物に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリートは、骨材を結合剤(たとえばセメントやアスファルト)によって固めた複合材料の総称である。セメントを結合剤として用いたコンクリートは、圧縮力に強いため、高い負荷のかかる構造物の構造材料として有用である。そのため、コンクリートは、現代の建築工事および土木工事において欠かすことのできない材料となっている。
【0003】
さて、コンクリート構造物は、圧縮力に強いとは言っても、引っ張り応力には弱く、さらには変形能力が低い材料である。そのため、コンクリートにはひび割れが生じやすい。また、コンクリートの乾燥、セメントの水和熱、コンクリートの中性化などによっても、ひび割れが生じることがある。図1に、コンクリートに生じたクラックの一例の写真を示す。
【0004】
ひび割れを起こしたコンクリートは圧縮力にも劣り、防水性も下がるため、ひび割れは補修しなくてはならない。そこで用いるのが、コンクリート用の補修材である。
【0005】
従来、コンクリートの補修材としては、たとえばエポキシ系等の有機系クラック補修材が用いられていた。しかし、エポキシ系等の有機系クラック補修材は、耐候性に劣り、長期的なコンクリート構造物を保護する補修材としては、問題がある。
【0006】
さらに、エポキシ系をはじめとする高硬度のクラック補修材で補修したコンクリート構造物では、コンクリート構造物の振動減衰により、さらなるクラック誘発が懸念される。
【0007】
従来の補修材の他の例としては、オリゴマーあるいは高分子からなる室温硬化型シリコーンが挙げられる。しかし、室温硬化型シリコーンは、微細なクラックや健全なコンクリートへの浸透には劣る。また、その分子量の大きさからコンクリートとの結合性を有する官能基数が少なく、コンクリートとの化学的な結合力に劣る。そして、硬化性の遅さが問題とされることがある。
【0008】
また、補修材としてたとえば特許文献1~10のようなものが提案されているが、実運用されている構造物におけるクラック補修材には、上記の問題を解決できると共に、現場にて容易にかつ素早く硬化できるものはないというのが現状である。
【0009】
そして、コンクリートと同様に、アスファルトにもひび割れが起こり、補修が必要となることがある。アスファルトは、道路の舗装用材料や、駐車場の床材として、日本全国で用いられている。アスファルト用の補修材としても、上記の問題を解決できると共に、現場にて容易にかつ素早く硬化できるものはない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2016-204586号公報
特開平11-21430号公報
特開2017-110474号公報
特開2007-9672号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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