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公開番号2024097635
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-19
出願番号2023001225
出願日2023-01-06
発明の名称毛髪又は頭飾製品用繊維のための染色剤組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/39 20060101AFI20240711BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】染料との反応を起こしたり、匂い等の不快感を与えたりすることがなく、高い染毛性と低い皮膚着色性を両立させた染色剤組成物の提供。
【解決手段】次の成分(a)及び(b)を含有する染毛剤組成物又は頭飾製品用繊維染色剤組成物。
(a) 陰イオン性染料
(b) 下記一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤
R-(OCnH2n)m-OH (1)
〔式中、Rは炭素数18以上の直鎖アルキル基を示し、nは2以上4以下の整数を示し、mは4以上10以下の整数を示す。〕
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
次の成分(a)及び(b)を含有する染毛剤組成物又は頭飾製品用繊維染色剤組成物。
(a) 陰イオン性染料
(b) 下記一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤
R-(OC
n

2n
)
m
-OH (1)
〔式中、Rは炭素数18以上の直鎖アルキル基を示し、nは2以上4以下の整数を示し、mは4以上10以下の整数を示す。〕
続きを表示(約 720 文字)【請求項2】
毛髪用である請求項1に記載の染色剤組成物。
【請求項3】
成分(a)が、HCブルー18、HCレッド18、及びHCイエロー16からなる群より選択される1種以上である請求項1又は2に記載の染色剤組成物。
【請求項4】
pHが6以上12以下である請求項1~3のいずれか1項に記載の染色剤組成物。
【請求項5】
成分(b)が、一般式(1)においてRが炭素数18又は22の直鎖アルキル基である非イオン性界面活性剤である請求項1~4のいずれか1項に記載の染色剤組成物。
【請求項6】
成分(b)が、一般式(1)においてnが2の非イオン性界面活性剤である請求項1~5のいずれか1項に記載の染色剤組成物。
【請求項7】
成分(a)に対する成分(b)のモル比(b)/(a)が1以上10以下である請求項1~6のいずれか1項に記載の染色剤組成物。
【請求項8】
成分(b)がベヘネス-5及びベヘネス-10から選択される1種以上である請求項1~7のいずれか1項に記載の染色剤組成物。
【請求項9】
次の成分(a)による染毛を成分(b)の共存下において行う、染毛処理における皮膚着色の抑制方法。
(a) 陰イオン性染料
(b) 下記一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤
R-(OC
n

2n
)
m
-OH (1)
〔式中、Rは炭素数18以上の直鎖アルキル基を示し、nは2以上4以下の整数を示し、mは4以上10以下の整数を示す。〕

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、毛髪又は頭飾製品用繊維のための染色剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
直接染料を使用した染毛剤は、染料中間体同士が反応する酸化型染毛剤と比べて調色がしやすい、あるいは安全性の確保がしやすいというメリットがあるため、使用される機会が多くなってきている。しかしながら、高い染毛性を得るために高彩度な直接染料を用いると、染料が皮膚にもはっきりとした着色を残しやすいという欠点がある。
【0003】
この問題を解決するために、酸性染料が溶解した水性溶媒中に、浸透促進剤を内包させたハイドロゲル粒子を分散させてなる染毛剤組成物が提案されている(特許文献1)。また、酸性染料とともに炭化水素油、ポリエーテル変性シリコーン及びγ-カプロラクトンを一定の比率で併用した染毛剤組成物も提案されている(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-83777号公報
特開2006-63015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、長期保存中に一部の染料がハイドロゲルと反応を起こし、染毛性が低下してしまうという問題がある。また、特許文献2に記載の技術では、ラクトン化合物由来の匂いが使用時に不快感を与えてしまうという問題があった。
【0006】
したがって本発明は、長期保存により染料との反応を起こしたり、匂い等の不快感を与えたりすることがなく、高い染毛性と低い皮膚着色性を両立させた染色剤組成物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、陰イオン性染料とともに、アルキレンオキサイド付加モル数が一定範囲内にある非イオン性界面活性剤を併用することによって、前記要求を満たす染色剤組成物が得られることを見出し、本発明を完成させた。
【0008】
本発明は、次の成分(a)及び(b)を含有する染毛剤組成物又は頭飾製品用繊維染色剤組成物を提供するものである。
(a) 陰イオン性染料
(b) 下記一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤
R-(OC
n

2n
)
m
-OH (1)
〔式中、Rは炭素数18以上の直鎖アルキル基を示し、nは2以上4以下の整数を示し、mは4以上10以下の整数を示す。〕
【0009】
さらに本発明は、次の成分(a)による染毛を成分(b)の共存下において行う、染毛処理における皮膚着色の抑制方法を提供するものである。
(a) 陰イオン性染料
(b) 下記一般式(1)で表される非イオン性界面活性剤
R-(OC
n

2n
)
m
-OH (1)
〔式中、Rは炭素数18以上の直鎖アルキル基を示し、nは2以上4以下の整数を示し、mは4以上10以下の整数を示す。〕
【発明の効果】
【0010】
本発明の染色剤組成物は、長期保存による染毛性の低下や、使用時に不快臭を生ずることもなく、高い染毛性と低い皮膚着色性を両立したものである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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