TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024139373
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-09
出願番号
2023050277
出願日
2023-03-27
発明の名称
感染対策支援システム
出願人
花王株式会社
,
花王プロフェッショナル・サービス株式会社
代理人
弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類
G16H
50/80 20180101AFI20241002BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】本発明は、感染性微生物の感染対策を効率化することが可能な技術に関する。
【解決手段】本発明に係る感染対策支援システムは、対象領域における感染性微生物の感染対策を支援する感染対策支援システムであって、制御部を具備する。制御部は、曝露リスクに関連する曝露リスク関連情報を取得し、対象領域内の位置、時間及び対象者の行動から選択された少なくとも一つの要素によって区分された、曝露リスクを評価するための複数の評価項目各々における曝露リスクを、曝露リスク関連情報に基づいて評価し、複数の評価項目のうち少なくとも一つの評価項目について、評価された曝露リスクを低下させるための感染対策についてのアドバイスを生成し、感染対策の実施後における評価項目についての曝露リスクを予測し、曝露リスクの評価結果と、生成された感染対策についてのアドバイスと、曝露リスクの予測結果と、を含む感染対策支援情報を出力する。
【選択図】図20
特許請求の範囲
【請求項1】
対象領域における感染性微生物の感染対策を支援する感染対策支援システムであって、
前記曝露リスクに関連する曝露リスク関連情報を取得し、
前記対象領域内の位置、時間及び前記対象者の行動から選択された少なくとも一つの要素によって区分された、前記曝露リスクを評価するための複数の評価項目各々における前記曝露リスクを、前記曝露リスク関連情報に基づいて評価し、
前記複数の評価項目のうち少なくとも一つの評価項目について、評価された前記曝露リスクを低下させるための感染対策についてのアドバイスを生成し、
前記感染対策の実施後における前記評価項目についての前記曝露リスクを予測し、
前記曝露リスクの評価結果と、生成された前記感染対策についてのアドバイスと、前記曝露リスクの予測結果と、を含む感染対策支援情報を出力する
制御部
を具備する感染対策支援システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記評価項目は、前記感染性微生物による少なくとも一つの感染経路と対応付けられており、
前記曝露リスク関連情報は、前記複数の評価項目各々に対応する前記感染経路による前記曝露リスクに関連する情報を含む
請求項1に記載の感染対策支援システム。
【請求項3】
前記曝露リスク関連情報は、
前記複数の評価項目のうちの少なくとも一つの評価項目に対応する状況における前記対象者の前記曝露リスクに関連する行動に関する行動リスク情報を含む
請求項1又は2に記載の感染対策支援システム。
【請求項4】
前記行動リスク情報は、
前記評価項目に対応する状況で観察された前記対象者としての複数のサンプル対象者が接触する接触場面に関する情報を含む
請求項3に記載の感染対策支援システム。
【請求項5】
前記行動リスク情報は、
前記接触場面における前記サンプル対象者の滞在時間、前記接触場面における前記サンプル対象者の飛沫発生行動、前記接触場面における前記サンプル対象者間の位置関係、前記接触場面における感染対策状況から選択された少なくとも一つについての情報を含む
請求項4に記載の感染対策支援システム。
【請求項6】
前記制御部は、
前記サンプル対象者の少なくとも一人が前記感染性微生物を保有する保有対象者であると仮定し、かつ、前記行動リスク情報及び前記感染性微生物の感染経路に基づいて、前記保有対象者以外の前記サンプル対象者である非保有対象者の前記曝露リスクをシミュレーションすることで、前記接触場面における前記曝露リスクを評価する
請求項5に記載の感染対策支援システム。
【請求項7】
前記制御部は、
前記接触場面における前記複数のサンプル対象者が3人以上のサンプル対象者を含む場合、
前記接触場面を、前記保有対象者と前記非保有対象者を1人ずつ含む複数の接触事象に区分し、前記複数の接触事象各々について、前記非保有対象者の前記曝露リスクの指標となる曝露リスク指標を算出し、
算出された前記複数の接触事象についての前記曝露リスク指標に基づいて、前記接触場面における前記曝露リスクを評価する
請求項6に記載の感染対策支援システム。
【請求項8】
前記曝露リスク関連情報は、
前記複数の評価項目のうちの少なくとも一つの評価項目に対応する環境に起因する前記曝露リスクに関連する環境リスク情報を含む
請求項1から7のいずれか一項に記載の感染対策支援システム。
【請求項9】
前記環境リスク情報は、前記環境における前記感染性微生物に関する検出結果についての情報を含む
請求項8に記載の感染対策支援システム。
【請求項10】
前記環境リスク情報は、前記環境における唾液含有成分の検出結果についての情報を含む
請求項9に記載の感染対策支援システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、感染性微生物の感染防止対策を効率化するための技術に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
細菌やウイルス等の感染性微生物の感染対策を適切に行う等の観点から、感染性微生物に対する曝露リスクや感染リスクを評価する技術が知られている。例えば、特許文献1には、所定領域のウイルス濃度及びユーザの存在時間に基づいてユーザのウイルス曝露量を算出し、算出結果が所定の閾値以上になったと判断された場合に、ユーザに報知することが可能な放置装置が開示されている。例えば、非特許文献1には、イベントの観客におけるSARS-CoV-2の曝露量をシミュレーションし、COVID-19の感染リスクについて評価する技術が開示されている。例えば、非特許文献2には、インフルエンザウイルスを対象に、感染経路毎の感染リスクをシミュレーションできるモデルが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-117950号公報
【非特許文献】
【0004】
M. Murakami et al., COVID-19 risk assessment at the opening ceremony of the Tokyo 2020 Olympic Games, Microbial Risk Analysis, Available online 21 March 2021, 100162. doi: 10.1016/j.mran.2021.100162, URL: https://doi.org/10.1016/j.mran.2021.100162
【0005】
Nicas, M., and Jones, R. M. (2009). Relative contributions of four exposure pathways to influenza infection risk. Risk Analysis: An International Journal, 29(9), 1292-130
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
一方で、感染対策の対象となる施設等において、感染性微生物の曝露リスクのある状況は多岐にわたっている。このため、上記施設等の衛生管理の負担を軽減する観点から、感染性微生物の感染対策をより効率化することが求められている。
【0007】
本発明は、感染性微生物の感染対策を効率化することが可能な技術に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一形態に係る感染対策支援システムは、対象領域における感染性微生物の感染対策を支援する感染対策支援システムであって、制御部を具備する。
前記制御部は、
前記曝露リスクに関連する曝露リスク関連情報を取得し、
前記対象領域内の位置、時間及び前記対象者の行動から選択された少なくとも一つの要素によって区分された、前記曝露リスクを評価するための複数の評価項目各々における前記曝露リスクを、前記曝露リスク関連情報に基づいて評価し、
前記複数の評価項目のうち少なくとも一つの評価項目について、評価された前記曝露リスクを低下させるための感染対策についてのアドバイスを生成し、
前記感染対策の実施後における前記評価項目についての前記曝露リスクを予測し、
前記曝露リスクの評価結果と、生成された前記感染対策についてのアドバイスと、前記曝露リスクの予測結果と、を含む感染対策支援情報を出力する。
【0009】
また本発明の他の形態に係る感染対策支援方法は、対象領域における感染性微生物の感染対策を支援する感染対策支援方法である。
前記感染対策支援方法は、
前記曝露リスクに関連する曝露リスク関連情報を取得するステップと、
前記対象領域内の位置、時間及び前記対象者の行動から選択された少なくとも一つの要素によって区分された、前記曝露リスクを評価するための複数の評価項目各々における前記曝露リスクを、前記曝露リスク関連情報に基づいて評価するステップと、
前記複数の評価項目のうち少なくとも一つの評価項目について、評価された前記曝露リスクを低下させるための感染対策についてのアドバイスを生成するステップと、
前記感染対策の実施後における前記評価項目についての前記曝露リスクを予測するステップと、
前記曝露リスクの評価結果と、生成された前記感染対策についてのアドバイスと、前記曝露リスクの予測結果と、を含む感染対策支援情報を出力するステップと、を含む。
【0010】
また本発明の他の形態に係る感染対策を支援するためのプログラムは、対象領域における感染性微生物の感染対策を支援するためのプログラムであって、情報処理装置に、
前記曝露リスクに関連する曝露リスク関連情報を取得するステップと、
前記対象領域内の位置、時間及び前記対象者の行動から選択された少なくとも一つの要素によって区分された、前記曝露リスクを評価するための複数の評価項目各々における前記曝露リスクを、前記曝露リスク関連情報に基づいて評価するステップと、
前記複数の評価項目のうち少なくとも一つの評価項目について、評価された前記曝露リスクを低下させるための感染対策についてのアドバイスを生成するステップと、
前記感染対策の実施後における前記評価項目についての前記曝露リスクを予測するステップと、
前記曝露リスクの評価結果と、生成された前記感染対策についてのアドバイスと、前記曝露リスクの予測結果と、を含む感染対策支援情報を出力するステップと、
を実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
花王株式会社
装着具
1か月前
花王株式会社
冷却具
16日前
花王株式会社
冷却具
16日前
花王株式会社
液状組成物
29日前
花王株式会社
ゴム組成物
15日前
花王株式会社
乳化組成物
1か月前
花王株式会社
吸収性物品
1か月前
花王株式会社
皮膚化粧料
1か月前
花王株式会社
吸収性物品
1か月前
花王株式会社
毛髪化粧料
1か月前
花王株式会社
樹脂組成物
15日前
花王株式会社
殺菌剤組成物
1か月前
花王株式会社
酵素センサー
8日前
花王株式会社
研磨液組成物
1か月前
花王株式会社
振動検出装置
1か月前
花王株式会社
消毒用組成物
9日前
花王株式会社
油性固形化粧料
29日前
花王株式会社
固形粉末化粧料
29日前
花王株式会社
土壌の洗浄方法
1か月前
花王株式会社
皮膚状態改善剤
1か月前
花王株式会社
濾過速度向上方法
1か月前
花王株式会社
抗アミラーゼ抗体
1か月前
花王株式会社
ウイルス不活化剤
1か月前
花王株式会社
ウイルス不活化剤
1か月前
花王株式会社
情報処理システム
2日前
花王株式会社
口腔状態推定装置
1か月前
花王株式会社
肌のくすみ改善剤
8日前
花王株式会社
生理用吸収性物品
3日前
花王株式会社
生理用吸収性物品
3日前
花王株式会社
育児支援システム
2日前
花王株式会社
情報処理システム
16日前
花王株式会社
ウイルス不活化剤
1か月前
花王株式会社
発泡洗浄剤組成物
9日前
花王株式会社
情報処理システム
16日前
花王株式会社
不織布の製造方法
1か月前
花王株式会社
スクイズ吐出容器
2か月前
続きを見る
他の特許を見る