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公開番号2024137162
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-07
出願番号2023048573
出願日2023-03-24
発明の名称スクイズ吐出容器
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類B65D 47/06 20060101AFI20240927BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】ノズルヘッド部の回転による開閉機構を備え且つ容器本体からキャップ部材が着脱可能でありながら、内容液を吐出する際の操作性に優れる、スクイズ吐出容器を提供すること。
【解決手段】スクイズ吐出容器1は、口首部14及び胴部11を備える容器本体10と、口首部に着脱可能に螺着されるキャップ部材5と、該キャップ部材5に回転可能に装着された吐出本体部2とを含んで構成される。キャップ部材5は、装着円筒部54と、該装着円筒部54の端縁部から拡経した状態で延設する、拡径スカート部55とを有している。スクイズ吐出容器1は、吐出本体部2の操作円筒部27を把持した回転操作によって、開状態と閉状態との切替えが行われるようになっていると共に、拡径スカート部55を把持した回転操作によって、キャップ部材5及び吐出本体部2の容器本体10への着脱が行われるようになっている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
内部に内容液が収容される、口首部及び可撓性を有する胴部を備える容器本体と、該口首部に着脱可能に螺着されるキャップ部材と、該キャップ部材に回転可能に装着されて、回転操作により内容液を吐出させる開状態と内容液の吐出を遮断する閉状態とを切替え可能な、ノズルヘッド部が設けられた吐出本体部とを含んで構成されるスクイズ吐出容器であって、
前記キャップ部材は、前記口首部に螺着される装着円筒部の内周面に、前記口首部の外周面に設けられた雄ネジ突条と螺合する雌ネジ突条が形成されていると共に、前記装着円筒部の外周面に、前記吐出本体部の回転操作を案内する案内雄ネジ突条が形成されており、且つ前記装着円筒部の端縁部から天面部とは反対側に拡径した状態で延設する、拡径スカート部を有しており、
前記吐出本体部は、吐出流路の開閉機構を、前記キャップ部材の前記天面部に形成された天面開口を介して前記キャップ部材の内側に配置すると共に、前記装着円筒部の前記案内雄ネジ突条と螺合する、案内雌ネジ突条を内周面に備える操作円筒部を、前記キャップ部材の前記装着円筒部の外周部に重ねて装着することによって、前記ノズルヘッド部を前記キャップ部材の外方に配置した状態で、前記キャップ部材に取り付けられており、
前記吐出本体部の前記操作円筒部を把持した回転操作によって、前記開状態と前記閉状態との切替えが行われるようになっていると共に、前記キャップ部材の前記拡径スカート部を把持した回転操作によって、前記キャップ部材及び前記吐出本体部の前記容器本体への着脱が行われるようになっている、スクイズ吐出容器。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記キャップ部材の前記拡径スカート部を把持した回転操作の回転トルクが、前記吐出本体部の前記操作円筒部を把持した回転操作の回転トルクよりも、大きくなっている、請求項1記載のスクイズ吐出容器。
【請求項3】
前記吐出本体部の前記操作円筒部を把持した回転操作による、前記開状態と前記閉状態との切替えは、90°の回転操作によって行われるようになっている、請求項1又は2記載のスクイズ吐出容器。
【請求項4】
前記容器本体の天面部が楕円形の平面視形状を有しており、
前記拡径スカート部が楕円形の水平断面形状を有している、請求項1~3のいずれか1項記載のスクイズ吐出容器。
【請求項5】
前記口首部の基部には、前記拡径スカート部の回転を規制する位置決めストッパーが形成されており、
前記拡径スカート部の内部に、前記位置決めストッパーと当接する内側突出片が形成されている、請求項4に記載のスクイズ吐出容器。
【請求項6】
前記吐出本体部は、内容液を空気と混合して、発泡させた状態で前記ノズルヘッド部から吐出させる、発泡機構を備えている、請求項1~5のいずれか1項記載のスクイズ吐出容器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スクイズ吐出容器に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
圧搾(スクイズ)可能な容器本体と、該容器本体の口首部に取り付けられるキャップ部材と、該キャップ部材に装着されるノズルヘッド部が設けられた吐出本体部とを備えており、該ノズルヘッド部から内容液を泡として吐出させるスクイズ吐出容器が知られている。このスクイズ容器は、吐出本体部内の内容液の流路が泡生成部材に通じており、容器本体を圧搾することによって該流路内で内容液と空気とを混合させ、これを泡生成部材に通過させることで該内容液を発泡させる。
【0003】
スクイズ吐出容器として、ノズルヘッド部を回転操作することで、内容液を吐出させる吐出流路が開閉可能なものが提案されている。
例えば特許文献1には、内容液を送出する流通口を有する装着キャップと、開閉蓋部とノズルとを有し且つ該開閉蓋部が該流通口を開閉する閉位置及び開位置との間で回動可能なノズルヘッドと、内容液の収容空間を混合室に連ねる空気導入孔及び液導入孔を有する区画部材とを備えており、前記装着キャップにおける前記流通口に連通しない空気通過孔が、前記閉位置では前記ノズルヘッドにより閉塞され、前記開位置では開放されて収容空間と外部とを連通させる、泡噴出容器が開示されている。
【0004】
特許文献2には、ノズルヘッドが開位置のときには装着キャップの内面に当接して戻し流路を閉塞し、且つ該ノズルヘッドが閉位置のときには内面から離れるシール膜部を有する逆止弁を備えており、前記装着キャップの雄ねじ部に係合する雌ねじ部は、前記開位置のときに該雌ねじ部のねじ山を挟んで位置する一対のねじ山の側面における少なくとも一方の側面から膨出する膨出部を有する、泡噴出容器が開示されている。
【0005】
特許文献3には、装着キャップと、該キャップ内部の流通口を開放可能に閉塞する開閉蓋部及び該流通口に連通するノズルを有しており、前記装着キャップに容器軸方向に移動可能に装着されたノズルヘッドと、区画部材とを備え、前記装着キャップの内面と該区画部材の外面との間に流通口と容器本体内とを連通する導入流路が形成されており、前記区画部材には、その内側が導入流路の一部を形成する囲繞筒部と、該囲繞筒部の内側を開放可能に閉塞する逆止弁とが固定され、ノズルヘッドが開位置のときに、装着キャップが有する嵌合筒部が前記囲繞筒部に密に嵌合する、泡噴出容器が開示されている。
【0006】
特許文献4には、閉位置と開位置との間でノズルヘッドが回動可能になっており、該ノズルヘッドを閉位置にしたとき、該ノズルヘッドが具備する開閉蓋部が装着キャップ内の流通筒部に嵌合して流通口を閉塞し、前記ノズルヘッドを開位置としたとき、前記開閉蓋部が上方に離れて該流通口を開放するようになっている、泡噴出容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2016-141418号公報
特開2017-065764号公報
特開2018-002244号公報
特開2018-177281号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1~4に記載のノズルヘッド部の回転による開閉機構は、容器本体に装着されるキャップ部材(装着キャップ)に対する回転によるものである。特許文献1~4に記載のキャップ部材は、容器本体の口首部に脱着不能に固定されている。一方で、環境負荷の低減の観点から、容器本体に内容液を詰替え可能であることが求められている。斯かる形態として、容器本体からキャップ部材が着脱可能な形態が挙げられるが、特許文献1~4に記載のスクイズ吐出容器はそのような形態を採用するものではない。また、これら特許文献には、ノズルヘッド部の回転による開閉機構を備え且つ容器本体からキャップ部材が着脱可能である場合に、内容液を吐出する際の操作性について何ら検討されていない。
【0009】
本発明は、ノズルヘッド部の回転による開閉機構を備え且つ容器本体からキャップ部材を着脱可能でありながら、内容液を吐出する際の操作性に優れる、スクイズ吐出容器を提供することに関する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、内部に内容液が収容される、口首部及び可撓性を有する胴部を備える容器本体と、該口首部に着脱可能に螺着されるキャップ部材と、該キャップ部材に回転可能に装着されて、回転操作により内容液を吐出させる開状態と内容液の吐出を遮断する閉状態とを切替え可能な、ノズルヘッド部が設けられた吐出本体部とを含んで構成されるスクイズ吐出容器に関する。
一実施形態として、前記キャップ部材は、前記口首部に螺着される装着円筒部の内周面に、前記口首部の外周面に設けられた雄ネジ突条と螺合する雌ネジ突条が形成されていると共に、前記装着円筒部の外周面に、前記吐出本体部の回転操作を案内する案内雄ネジ突条が形成されており、且つ前記装着円筒部の端縁部から天面部とは反対側に拡径した状態で延設する、拡径スカート部を有していることが好ましい。
一実施形態として、前記吐出本体部は、吐出流路の開閉機構を、前記キャップ部材の前記天面部に形成された天面開口を介して前記キャップ部材の内側に配置すると共に、前記装着円筒部の前記案内雄ネジ突条と螺合する、案内雌ネジ突条を内周面に備える操作円筒部を、前記キャップ部材の前記装着円筒部の外周部に重ねて装着することによって、前記ノズルヘッド部を前記キャップ部材の外方に配置した状態で、前記キャップ部材に取り付けられていることが好ましい。
一実施形態として、前記吐出本体部の前記操作円筒部を把持した回転操作によって、前記開状態と前記閉状態との切替えが行われるようになっていると共に、前記キャップ部材の前記拡径スカート部を把持した回転操作によって、前記キャップ部材及び前記吐出本体部の前記容器本体への着脱が行われるようになっていることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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