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公開番号
2024129931
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023039338
出願日
2023-03-14
発明の名称
口腔用組成物
出願人
花王株式会社
代理人
弁理士法人アルガ特許事務所
主分類
A61K
8/49 20060101AFI20240920BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、メントールによる冷感作用を充分かつ持続的に増強しつつ、不快な刺激感をも有効に抑制する口腔用組成物に関する。
【解決手段】次の成分(A)~(C):
(A)2-(4-メチルフェノキシ)-N-(1H-ピラゾール-3-イル)-N-(2-チエニルメチル)アセトアミド 0.00001質量%以上0.002質量%以下
(B)メントール
(C)塩化セチルピリジニウム
を含有し、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が1以上4000以下である口腔用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)~(C):
(A)2-(4-メチルフェノキシ)-N-(1H-ピラゾール-3-イル)-N-(2-チエニルメチル)アセトアミド 0.00001質量%以上0.002質量%以下
(B)メントール
(C)塩化セチルピリジニウム
を含有し、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が1以上4000以下である口腔用組成物。
続きを表示(約 230 文字)
【請求項2】
成分(B)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((B)/(A))が、7以上9000以下である請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
成分(C)の含有量が、0.001質量%以上0.1質量%以下である請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
さらに、エタノール、及びプロピレングリコールから選ばれる1種又は2種のアルコール(D)を含有する請求項1~3のいずれか1項に記載の口腔用組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、種々の口腔用組成物に冷感作用をもたらし良好な快適感や使用感を実感させ得るメントールが用いられている。
例えば、特許文献1には、塩化セチルピリジニウムとl-メントールとを特定量で含有し、かつ特定の共重合体等を含有する口腔用組成物が開示されており、塩化セチルピリジニウム由来の苦味や不快味を抑制しつつ、l-メントールによって清涼感を付与する試みがなされている。
一方、特許文献2には、メントールと特定のアセトアミド化合物とを特定の含有量かつ質量比で含有し、かつ特定のポリオールの含有が制限された泡吐出容器に充填されてなる液体口腔用組成物が開示されており、メントールによる爽快感の発現を特定のアセトアミド化合物によって促進させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-115327号公報
特開2022-131532号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に記載の技術では、メントールによる冷感作用を充分に増強するには至らず、また上記特許文献2に記載の技術であっても、持続して冷感を実感させるには依然として改善の余地がある。
【0005】
したがって、本発明は、メントールによる冷感作用を充分かつ持続的に増強しつつ、塩化セチルピリジニウム由来の不快な刺激感をも有効に抑制する口腔用組成物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
そこで本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、メントールとともに特定のアセトアミド化合物を特定量で含有し、さらに特定のアセトアミド化合物と塩化セチルピリジニウムとを特定の質量比にて含有することによって、予想外にも、特定のアセトアミド化合物によりもたらされるメントールの冷感促進作用がさらに塩化セチルピリジニウムによって増強され、その持続性をも有効に高めることができ、優れた冷感の持続的な実感を可能にするとともに、塩化セチルピリジニウム由来の不快な刺激感をも有効に抑制することを見出し、本発明を想到するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、次の成分(A)~(C):
(A)2-(4-メチルフェノキシ)-N-(1H-ピラゾール-3-イル)-N-(2-チエニルメチル)アセトアミド 0.00001質量%以上0.002質量%以下
(B)メントール
(C)塩化セチルピリジニウム
を含有し、成分(C)の含有量と成分(A)の含有量との質量比((C)/(A))が1以上4000以下である口腔用組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明の口腔用組成物によれば、特定のアセトアミド化合物によりもたらされるメントールの冷感促進作用がさらに塩化セチルピリジニウムによって増強され、その持続性をも有効に高めることができるとともに、塩化セチルピリジニウム由来の不快な刺激感を有効かつ持続的に抑制することができる。したがって、優れた冷感を持続的に実感できるとともに、快適な使用感をもたらすことが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について詳細に説明する。
なお、塩化セチルピリジニウム由来の「刺激感」とは、塩化セチルピリジニウムによりもたらされ得る特有の不快な刺激感やきしみ感に加え、口腔内の舌等の器官において感じるピリピリとした違和感をも包含する意味である。
また、「異味」とは、成分(A)の2-(4-メチルフェノキシ)-N-(1H-ピラゾール-3-イル)-N-(2-チエニルメチル)アセトアミドが過剰に存在する等によりもたらされ得る、苦味や不快な味の総称である。
【0010】
本発明の口腔用組成物は、成分(A)として、2-(4-メチルフェノキシ)-N-(1H-ピラゾール-3-イル)-N-(2-チエニルメチル)アセトアミドを0.00001質量%以上0.0015質量%以下含有する。かかる成分(A)は、後述する成分(B)のメントールによりもたらされる冷感作用を効果的に促進するとともに、後述する成分(C)由来の刺激感を有効に抑制することができる成分である。本発明の口腔用組成物においては、後述する成分(C)によって、成分(A)によりもたらされる成分(B)の冷感促進作用がさらに増強され、その持続性をも有効に高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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