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公開番号2024093245
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022209493
出願日2022-12-27
発明の名称分散装置および堆積装置
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D04H 1/732 20120101AFI20240702BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】材料を良好に分散することができる分散装置および堆積装置を提供すること。
【解決手段】繊維を含む材料を空気とともに供給する供給管と、前記供給管から供給された前記材料を撹拌する第1チャンバーを有する第1撹拌部と、前記材料を放出する放出口が形成された第2チャンバーを有し、前記材料を前記第2チャンバー内で撹拌し、前記放出口から放出する第2撹拌部と、前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通する連通口を有する接続部と、を備えることを特徴とする分散装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
繊維を含む材料を空気とともに供給する供給管と、
前記供給管から供給された前記材料を撹拌する第1チャンバーを有する第1撹拌部と、
前記材料を放出する放出口が形成された第2チャンバーを有し、前記材料を前記第2チャンバー内で撹拌し、前記放出口から放出する第2撹拌部と、
前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通する連通口を有する接続部と、を備えることを特徴とする分散装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記第2撹拌部は、前記第2チャンバー内に設置され、回転軸回りに回転する撹拌部材を有する請求項1に記載の分散装置。
【請求項3】
前記連通口は、前記回転軸と平行な第1方向に沿って延在する長尺状をなしている請求項2に記載の分散装置。
【請求項4】
前記第1撹拌部と前記第2撹拌部とで、撹拌の方式、撹拌の方向、撹拌の強さ、撹拌の速度および撹拌時間のうちの少なくとも1つが異なる請求項1ないし3のいずれか1項に記載の分散装置。
【請求項5】
前記第1チャンバーの内部空間の体積をV1とし、前記第2チャンバーの内部空間の体積をV2としたとき、V1<V2を満足する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の分散装置。
【請求項6】
前記放出口から放出された前記材料を撹拌する第3撹拌部を備え、
前記第1撹拌部、前記第2撹拌部および前記第3撹拌部は、それぞれ撹拌の方式および撹拌の方向が異なり、
前記第1撹拌部、前記第2撹拌部および前記第3撹拌部の順で、撹拌の強さおよび撹拌の速度が低くなっている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の分散装置。
【請求項7】
繊維を含む材料を空気とともに供給する供給管と、
前記供給管から供給された前記材料を撹拌する第1チャンバーを有する第1撹拌部と、
前記材料を放出する放出口が形成された第2チャンバーを有し、前記材料を前記第2チャンバー内で撹拌し、前記放出口から放出する第2撹拌部と、
前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通する連通口を有する接続部と、
前記放出口から放出された前記材料を堆積させる堆積部と、を備えることを特徴とする堆積装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、分散装置および堆積装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年では、水を極力使用しない乾式によるシート製造装置が提案されている。乾式のシート製造装置としては、古紙のような繊維を含む原料を解繊する解繊部と、解繊部で生成された解繊物を気中に分散させる分散部と、分散された解繊物を堆積させる堆積部と、堆積部で生成された堆積物をシート状に成形する成形部と、を備える構成が知られている。
【0003】
特許文献1に記載のシート製造装置では、供給管を介して解繊物が分散部に供給され、分散部内で解繊物を撹拌し、ほぐした後に解繊物を分散する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平5-132843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、十分にほぐされていない解繊物の塊が分散部に供給された場合、解繊物の塊の大きさや量等の程度によっては、分散部内での撹拌だけでは十分に解繊物をほぐすことができないおそれがある。この場合、解繊物を効率よく、良好に分散することができず、また、残存した解繊物の塊によって分散部等に目詰まりを生じ、処理効率の低下、装置の故障、装置の停止等の原因になりかねないという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の分散装置は、繊維を含む材料を空気とともに供給する供給管と、
前記供給管から供給された前記材料を撹拌する第1チャンバーを有する第1撹拌部と、
前記材料を放出する放出口が形成された第2チャンバーを有し、前記材料を前記第2チャンバー内で撹拌し、前記放出口から放出する第2撹拌部と、
前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通する連通口を有する接続部と、を備えることを特徴とする。
【0007】
本発明の堆積装置は、繊維を含む材料を空気とともに供給する供給管と、
前記供給管から供給された前記材料を撹拌する第1チャンバーを有する第1撹拌部と、
前記材料を放出する放出口が形成された第2チャンバーを有し、前記材料を前記第2チャンバー内で撹拌し、前記放出口から放出する第2撹拌部と、
前記第1チャンバーと前記第2チャンバーとを連通する連通口を有する接続部と、
前記放出口から放出された前記材料を堆積させる堆積部と、を備えることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の実施形態に係る分散装置および堆積装置を備えるシート製造装置を示す概略側面図である。
図2は、図1に示す分散装置および堆積装置の斜視図である。
図3は、図2中のA-A線断面図である。
図4は、図2に示す第1撹拌部の断面平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の分散装置および堆積装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0010】
<実施形態>
図1は、本発明の実施形態に係る分散装置および堆積装置を備えるシート製造装置を示す概略側面図である。図2は、図1に示す分散装置および堆積装置の斜視図である。図3は、図2中のA-A線断面図である。図4は、図2に示す第1撹拌部の断面平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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