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公開番号2024121135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028057
出願日2023-02-27
発明の名称スパンボンド不織布およびマスク
出願人東レ株式会社
代理人
主分類D04H 3/16 20060101AFI20240830BHJP(組みひも;レース編み;メリヤス編成;縁とり;不織布)
要約【課題】 接触冷感と持続冷感を付与することができ、かつ、実使用において十分な通気性を有するスパンボンド不織布およびマスクを提供すること。
【解決手段】 ポリオレフィン系樹脂からなる平均単繊維直径が10.5μm以上26.0μm以下の繊維から構成され、不織布の見かけ密度が0.15g/cm3以上0.50g/cm3以下であって、不織布の表面粗さの平均が2.0μm以上10.0μm以下であって、冷感剤を含むスパンボンド不織布およびそれが口元に配されてなるマスク。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリオレフィン系樹脂からなる平均単繊維直径が10.5μm以上26.0μm以下の繊維から構成され、不織布の見かけ密度が0.15g/cm

以上0.50g/cm

以下であって、不織布の表面粗さの平均が2.0μm以上10.0μm以下であって、冷感剤を含むスパンボンド不織布。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記冷感剤が糖アルコール類及び糖類からなる群から選ばれる1種以上を含む粒子を含む請求項1に記載のスパンボンド不織布。
【請求項3】
前記粒子の平均直径が5μm以上10μm以下である、請求項2に記載のスパンボンド不織布。
【請求項4】
前記粒子における直径5μm以上10μm以下の粒子の数の割合が50%以上100%以下である、請求項3に記載のスパンボンド不織布。
【請求項5】
糖アルコール類及び糖類の合計含有量が0.1質量%以上2.0質量%以下である、請求項2~4のいずれかに記載のスパンボンド不織布。
【請求項6】
請求項1~4のいずれかに記載のスパンボンド不織布が少なくとも口元に配されてなる、マスク。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スパンボンド不織布およびマスクに関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、不織布はさまざまな用途に使用されている。不織布の用途としては、例えば、産業資材、土木資材、建築資材、生活資材、農業資材、衛生資材および医療用資材等が挙げられる。
【0003】
中でも、感染症の世界的な流行からマスク向け用途が注目されている。不織布を用いたマスクは会話や咳による飛沫の飛散や吸い込みを防ぐ能力に優れるものの、特に夏場においてマスク着用者のマスク内空間が蒸れやすい課題がある。
【0004】
従来、このような課題に対し、吸熱剤が配された不織布をマスクに用いることで、冷感を付与したマスクの提案がされている(例えば、特許文献1を参照)。
【0005】
また、繊維の空気層を低減させることで、冷感を発現させる手法が提案されている(例えば、特許文献2を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6862078号公報
特開2021-175498号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、吸熱剤が付与された不織布の記載はあるが、冷感の発現には呼気と吸熱剤が化学反応をする必要があり、冷感の発現に時間がかかる課題がある。
【0008】
また、特許文献2に開示された方法では、繊維のウェブにエアスルー処理及び、圧密化処理を施すことで空気層を低減させた不織布の記載はあるが、冷感の発現は接触後の瞬間的な熱の移動によるものであるため、冷感を持続させることは難しく、かつ、衛生材料の用途のひとつであるマスクとして使用するのに必要不可欠な通気性が圧密化処理によって低下してしまうという課題がある。
【0009】
したがって、従来の冷感が付与された不織布は、着用直後に冷感を発現する接触冷感、着用後、一定時間冷感を発現する持続冷感、実使用における十分な通気性を両立することは難しいものである。
【0010】
そこで、本発明の目的は、前記の課題に鑑み、接触冷感と持続冷感を付与することができ、かつ、実使用において十分な通気性を有するスパンボンド不織布およびマスクを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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