TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024092250
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022208044
出願日2022-12-26
発明の名称パン類の製造方法
出願人株式会社 山本忠信商店
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A21D 8/02 20060101AFI20240701BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約【課題】製パン性の高い生地が得られ、また、ソフトで老化が遅く、良好な甘味、旨味が付与され、かつ大麦由来の機能性成分を含むパン類の製造方法を提供する。
【解決手段】パン類の製造方法は、(a)小麦粉と、大麦粉と、該大麦粉100質量部に対して200~600質量部の水と、の混合物を65~120℃の温度で5分間~5時間加熱して添加用生地を調製する工程と、(b)前記添加用生地を用いて最終生地を調製する工程と、を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(a)小麦粉と、大麦粉と、該大麦粉100質量部に対して200~600質量部の水と、の混合物を65~120℃の温度で5分間~5時間加熱して添加用生地を調製する工程と、
(b)前記添加用生地を用いて最終生地を調製する工程と、
を含むパン類の製造方法。
続きを表示(約 560 文字)【請求項2】
前記工程(b)において、前記添加用生地は、前記最終生地中の小麦粉及び大麦粉の合計100質量部に対して、前記添加用生地中の大麦粉2~40質量部の量で配合される、
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記工程(b)において、前記添加用生地は、前記最終生地中の小麦粉及び大麦粉の合計100質量部に対して、前記添加用生地中の大麦粉3~15質量部の量で配合される、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記工程(a)において、調製された前記添加用生地は、低温中で保存される、
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項5】
前記工程(a)において、調製された前記添加用生地は、-3~20℃で1~72時間保存される、
ことを特徴とする請求項4に記載の製造方法。
【請求項6】
前記工程(a)において、前記大麦粉は、もち性の大麦由来の大麦粉である、
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
【請求項7】
前記工程(a)において、前記小麦粉は、低アミロース小麦品種由来の小麦粉である、
ことを特徴とする請求項1に記載の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、パン類の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
現在、製パン業界では、湯種製パン法が広く普及している。湯種製パン法は、小麦粉と熱湯とを混捏して作製する湯種又は温水に小麦粉を添加し加温しながら混捏する湯捏種を作製し、必要に応じて混捏後の湯種や湯捏種(以下湯種)のあら熱を除去した後、湯種に小麦粉、イースト、食塩、糖類等及び水からなる原料を添加、混捏してパン類生地を作製して発酵後、焼成することでパンを製造する方法である。湯種製パン法によって得られるパンの主な特徴は、柔らかく、もちもちとした食感を有し、保存中のパンの老化が遅く、独特の風味を示すことである。
【0003】
従来、湯種製パン法に関する方法としては、例えば、特許文献1~5に記載された技術が知られている。
【0004】
特許文献1には、全量100質量部の小麦粉のうち10~30質量部に1.0~2.5倍の水を添加し加熱糊化させた後、残部の小麦粉を添加・混合することを特徴とするパンの製造法が記載されている。
【0005】
特許文献2には、小麦粉に対して熱水を加えて混捏して中間生地を調製する工程と、この中間生地を-5℃以上15℃以下の範囲で2時間以上保存する工程と、保存後の中間生地に小麦粉を加えて混捏する工程、とを備えるパン類の製造方法が記載されている。
【0006】
特許文献3には、少なくとも全小麦粉量のうち一部の小麦粉と40~65℃の温水とを該温水の温度以上の捏上温度になるまで、又は55~70℃の捏上温度になるまで、加温しながら混捏して湯捏種を作製する湯捏種作製工程と、この湯捏種を用いてパン類生地を作製するパン類生地作製工程とを備え、このパン類生地からパン類を製造する方法が記載されている。
【0007】
特許文献4には、少なくとも全小麦粉量のうち一部の小麦粉と40~65℃の温水とを該温水の温度以上の捏上温度になるまで、又は55~70℃の捏上温度になるまで、加温しながら混捏して湯捏種を作製する湯捏種作製工程と、この湯捏種を用いてパン類生地を作製するパン類生地作製工程とを備え、このパン類生地からパン類を製造する方法が記載されている。
【0008】
特許文献5には、少なくとも小麦粉と水とを加えて攪拌する過程で上記原料に水蒸気を吹き込むことを特徴とする湯捏種の製造方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開昭59-156236号公報
特開2000-262205号公報
特開2003-9758号公報
特開2004-105195号公報
特開2004-123号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
上記の湯種製パン法によって高品質のパン類を製造できるものの、昨今の我が国でのパンの消費拡大や消費者の健康志向の高まりに鑑みると、さらに高品質のパン類を安定的に製造でき、かつ、消費者の健康面に配慮したパン類を製造できる湯種製パン法の開発が待たれている状況にあった。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ヤマハ株式会社
菓子
1か月前
理研ビタミン株式会社
気泡安定剤
2か月前
不二製油株式会社
層状穀粉食品の製造方法
1か月前
株式会社ミヤビック
麺線整形丸め装置
3か月前
理研ビタミン株式会社
ケーキ生地用気泡安定剤
1か月前
ホシザキ株式会社
湿度調節庫
1か月前
不二製油株式会社
高加水バターケーキの製造方法
1か月前
株式会社 不二商会
バウムクーヘン焼成機
2か月前
不二製油株式会社
グルテンフリーパンの製造方法
1か月前
個人
食用カンナ粉を含有する穀粉加工食品用生地
6か月前
松谷化学工業株式会社
膨らみのよい揚げドーナツ
5日前
個人
成形パイ生地及びその製造方法
5か月前
松谷化学工業株式会社
具材入りケーキ類の製造方法
5か月前
ホシザキ株式会社
スリップピール
3か月前
日清製粉株式会社
パン類の製造方法
3か月前
信越化学工業株式会社
スポンジケーキの製造方法
5か月前
日油株式会社
穀粉生地用プレミックス
4か月前
大阪瓦斯株式会社
パン類及びその製造方法
2か月前
日清オイリオグループ株式会社
焼き菓子用水中油型乳化物
1か月前
株式会社ADEKA
油菓子用添加剤
4か月前
株式会社ウエノフードテクノ
焼き菓子用品質改良剤
1か月前
三菱商事ライフサイエンス株式会社
冷凍生地パンの加速試験方法
29日前
株式会社ミヤビック
麺線整形二つ折り装置及び二つ折り方法
2か月前
不二製油株式会社
クランチー性を有するスナック様食品の製造方法
3か月前
Next Innovation合同会社
被載置物の姿勢制御装置
29日前
Next Innovation合同会社
被載置物の姿勢制御装置
29日前
Next Innovation合同会社
被載置物の姿勢制御装置
29日前
株式会社豊製作所
麺皮片の製造装置
2か月前
株式会社大和製作所
麺製造装置
1か月前
株式会社ADEKA
焼菓子の製造方法
3か月前
松谷化学工業株式会社
アメリカンドッグ用ミックス粉及びバッター生地
2か月前
府金製粉株式会社
パンの製造方法
1か月前
日油株式会社
穀粉生地用プレミックス
4か月前
株式会社 山本忠信商店
パン類の製造方法
4か月前
株式会社コバード
食品成形装置及び方法
5か月前
昭和産業株式会社
湯種の製造方法、及び湯種を用いる食品の製造方法
4か月前
続きを見る