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公開番号
2024097112
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-18
出願番号
2023000334
出願日
2023-01-05
発明の名称
スリップピール
出願人
ホシザキ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A21B
3/07 20060101AFI20240710BHJP(ベイキング;生地製造または加工の機械あるいは設備;ベイキングの生地)
要約
【課題】スリップピールの回動ベルトを構成する帯状のシートの長手方向の両端部を連結する連結プレートがサイドフレームの上端部に摺動しないようにする。
【解決手段】スリップピール20は、左右のサイドフレーム21の前後に回転可能に設けられた前後のローラ22と、帯状のシートを前後のローラ22の間に回動可能な状態で環状に掛け渡した回動ベルト23と、左右のサイドフレーム21の外側に突出する係合突出部31a,32aを有し、帯状のシートの両端部23a,23bを連結する連結プレート30とを備え、回動ベルト23を構成するシートの一部を連結プレート30の下側に配置させ、サイドフレーム21の内側にはサイドフレーム21の上端から連結プレート30の下側に配置させた帯状のシートの厚みの長さdを減じた高さより高い位置pに下側に帯状のシートを配置させた連結プレート30を摺動させて前後に案内する摺動案内部24を設けた。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
焼成炉の前面開口部から挿入するようにして被焼成物を前記焼成炉内に搬入するためのスリップピールであって、
左右に離間した位置にて前後に延びる左右一対のサイドフレームと、
前記左右一対のサイドフレームの前部及び後部に回転可能に設けられた前後一対のローラと、
前記左右一対のサイドフレームの内側にて帯状のシートを前記前後一対のローラの間に回動可能な状態で環状に掛け渡して上側に前記被焼成物を載置可能とした回動ベルトと、
前記左右一対のサイドフレームの外側に突出して前記焼成炉の前面開口部に設けたストッパに係合可能な係合突出部を有し、前記帯状のシートの長手方向の両端部を連結して回動ベルトを環状に形成する連結プレートとを備え、
前記回動ベルトを構成する帯状のシートの一部を前記連結プレートの下側に配置させるとともに、
前記左右一対のサイドフレームの内側には前記サイドフレームの上端から前記連結プレートの下側に配置させた前記帯状のシートの厚みの長さを減じた高さより高い位置に下側に帯状のシートを配置させた前記連結プレートを摺動させて前後に案内する摺動案内部を設けたことを特徴とするスリップピール。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のスリップピールにおいて、
前記連結プレートは、前記回動ベルトを構成する帯状のシートの長手方向の両端部を上下で挟むことにより連結して前記回動ベルトを環状に形成させる上側及び下側プレートとを備え、
前記回動ベルトを構成するシートの長手方向の一方の端部を前記下側プレートに上下に巻き付けた状態で、前記回動ベルトを構成するシートの長手方向の両端部を前記上側及び下側プレートにより上下に挟むようにして前記下側プレートの下側に前記回動ベルトを構成する帯状のシートの一部を配置させたことを特徴とするスリップピール。
【請求項3】
請求項1または2に記載のスリップピールにおいて、
前記摺動案内部を前記サイドフレームの上端よりも低い位置に配置したことを特徴とするスリップピール。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、デッキオーブン等のオーブン調理装置の焼成炉内にパン生地等の被焼成物を搬入するためのスリップピールに関する。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パン生地を焼成するベーカリーオーブン(デッキオーブン等のオーブン調理装置)が開示されている。このベーカリーオーブンは、オーブン架台上に3段のオーブン庫(焼成炉)を有するオーブン本体を備え、各オーブン庫には正面側からスリップピールを挿入及び引き出すことによりパン生地が搬入可能となっている。この種のスリップピールは、左右に離間した位置にて前後に延びる左右一対のサイドフレームと、左右一対のサイドフレームの前部及び後部に回転可能に設けられた前後一対のローラと、帯状のシートを前後一対のローラの間に回動可能な状態で環状に掛け渡して上側にパン生地を載置可能とした回動ベルトと、帯状のシートの長手方向の両端部を上下で挟むことによってシートを環状に形成する上側及び下側プレートよりなる連結プレートと、左右一対のサイドフレームの後端部に設けたハンドルを備えている。
【0003】
上側プレートの上部には回動ベルトを回動させる摘まみノブが設けられており、摘まみノブを摘まんで上側及び下側プレートを前側に移動させることにより、回動ベルトには上側及び下側プレートの後側にパン生地を載せる領域が形成される。上側及び下側プレートの左右両側部には左右一対のサイドフレームの外側に突き出てオーブン庫の前面開口部に設けたストッパに係合可能な係合突出部が形成されており、スリップピールをオーブン庫内に挿入したときに係合突出部をストッパに係合させ、スリップピールをオーブン庫内から前側に引き出すと、上側及び下側プレートがサイドフレームに対して後側に移動し、回動ベルトの上側部分が上側及び下側プレートとともにサイドフレームに対して後側に送り出される。
【0004】
パン生地をスリップピールによりオーブン庫内に搬入するときには、上側及び下側プレートをサイドフレームの前部に移動させ、回動ベルトにおける上側及び下側プレートの後側の領域にパン生地を載せ、スリップピールをオーブン庫内に挿入し、上側及び下側プレートの左右両側部の係合突出部をオーブン庫の前面開口部のストッパに係合させた状態でスリップピールを前側に引き出すと、上側及び下側プレートがサイドフレームに対して後側に移動し、回動ベルトの上側に載せたパン生地がオーブン庫内の炉床板の上側に載せられるようになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-226114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した特許文献1のベーカリーオーブンに用いられるスリップピールは、パン生地を回動ベルトの上側に載せるために上側及び下側プレートをサイドフレームに対して前側に移動させるとき、回動ベルトの上側に載せたパン生地を焼成炉内の炉床板の上側に載せるために上側及び下側プレートをサイドフレームに対して後側に移動させるときに、下側プレート(連結プレート)の下面がサイドフレームの上端部に対して摺動する。下側プレート及びサイドフレームは一般的にステンレスやアルミニウム等の金属部材が用いられており、下側プレートがサイドフレームの上端部に対して繰り返し摺動したときには金属の摩耗粉が発生し、パン生地等の被焼成物に金属の摩耗粉が付着するおそれがある。また、下側プレートがサイドフレームの上端部に繰り返し摺動したときには摺動面から金属同士が擦れ合う音が発生し、ユーザが金属同士が擦れ合う音を不快と感じるおそれがある。さらに、下側プレートがサイドフレームの上端部と繰り返し摺動したときには摺動面の端部が鋭利になり、ユーザが鋭利となった端部に触れるおそれがある。本発明は、スリップピールの回動ベルトを構成する帯状のシートの長手方向の両端部を連結する連結プレートがサイドフレームの上端部に摺動しないようにし、連結プレートがサイドフレームの上端部に摺動したときの不具合を発生させないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決するために、焼成炉の前面開口部から挿入するようにして被焼成物を焼成炉内に搬入するためのスリップピールであって、左右に離間した位置にて前後に延びる左右一対のサイドフレームと、左右一対のサイドフレームの前部及び後部に回転可能に設けられた前後一対のローラと、左右一対のサイドフレームの内側にて帯状のシートを前後一対のローラの間に回動可能な状態で環状に掛け渡して上側に被焼成物を載置可能とした回動ベルトと、左右一対のサイドフレームの外側に突出して焼成炉の前面開口部に設けたストッパに係合可能な係合突出部を有し、帯状のシートの長手方向の両端部を連結して回動ベルトを環状に形成する連結プレートとを備え、回動ベルトを構成する帯状のシートの一部を連結プレートの下側に配置させるとともに、左右一対のサイドフレームの内側にはサイドフレームの上端から連結プレートの下側に配置させた帯状のシートの厚みの長さを減じた高さより高い位置に下側に帯状のシートを配置させた連結プレートを摺動させて前後に案内する摺動案内部を設けたことを特徴とするスリップピールを提供するものである。
【0008】
上記のように構成したスリップピールにおいては、回動ベルトを構成する帯状のシートの一部を連結プレートの下側に配置させるとともに、左右一対のサイドフレームの内側にはサイドフレームの上端から連結プレートの下側に配置させた帯状のシートの厚みの長さを減じた高さより高い位置に下側に帯状のシートを配置させた連結プレートを摺動させて前後に案内する摺動案内部を設けるようにしている。被焼成物を焼成炉内に搬入するために、回動ベルトを前後一対のローラの間で回動させたときに、連結プレートがサイドフレームの上側を前後に移動する。摺動案内部はサイドフレームの上端から連結プレートの下側に配置させた帯状のシートの厚みの長さを減じた高さより高い位置に配置されており、連結プレートは下側に回動ベルトを構成する帯状のシートの一部が配置された状態で摺動案内部を摺動して案内される。このとき、連結プレートの下面がサイドフレームの上端部に離間するようになるので、連結プレートがサイドフレームの上端部に接触することなく上側を前後に移動するようになる。これにより、連結プレートがサイドフレームの上端部に摺動したときの不具合を発生させないようにすることができる。
【0009】
上記のように構成したスリップピールにおいては、連結プレートは、回動ベルトを構成する帯状のシートの長手方向の両端部を上下で挟むことにより連結して回動ベルトを環状に形成させる上側及び下側プレートとを備え、回動ベルトを構成するシートの長手方向の一方の端部を下側プレートに上下に巻き付けた状態で、回動ベルトを構成するシートの長手方向の両端部を上側及び下側プレートにより上下に挟むようにして下側プレートの下側に回動ベルトを構成する帯状のシートの一部を配置させるようにするのが好ましい。このようにしたときには、回動ベルトを構成する帯状のシートの長手方向の一方の端部を下側プレートに上下に巻き付けた状態で、回動ベルトを構成する帯状のシートの長手方向の両端部を上側及び下側プレートにより上下に挟むようにすることで、回動ベルトを構成する帯状のシートを下側プレートの下側に配置させながら、回動ベルトを構成する帯状のシートの長手方向の両端部を連結させることができ、回動ベルトを構成する帯状のシートの長手方向の両端部を連結する作業性を良好とすることができる。
【0010】
上記のように構成したスリップピールにおいては、摺動案内部をサイドフレームの上端よりも低い位置に配置するのが好ましい。このようにしたときには、回動ベルトを前後のローラとの間で回動させたときに、回動ベルトを構成する帯状のシートがサイドフレームの上端を越えないようになり、回動ベルトが前後のローラとの間で左右にずれにくくなる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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