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公開番号2024172221
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023089788
出願日2023-05-31
発明の名称洗浄機
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A47L 15/42 20060101AFI20241205BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】洗浄室内に噴射された水が、セパレータの貫通孔を通り、オーバーフローパイプにおける外周面を伝って連通孔に流れ込むことを抑制できる洗浄機を提供する。
【解決手段】食器洗浄機1は、セパレータ30とオーバーフローパイプ40とを備える。セパレータは、平面部31と、平面部を貫通する貫通孔33と、貫通孔を形成する周縁33Aが平面部から筒状に立ち上がる立ち上げ部35とを有する。オーバーフローパイプ40は、筒状本体部41と連通孔41Cと把手部43と円盤状突起45とを有する。オーバーフローパイプは、把手部が立ち上げ部よりも上方に位置するように、かつ、円盤状突起における外周面45Aと立ち上げ部における内周面35Aとが隙間をあけて互いに対向するように、かつ、連通孔が平面部よりも下方に位置するような状態で、排出孔15Bに差し込まれている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
被洗浄物を収容する洗浄室と、
前記洗浄室の下方に配置され、前記洗浄室内に噴射される水を貯留する洗浄水タンクと、
前記洗浄室と前記洗浄水タンクとを仕切るように配置され、前記被洗浄物に噴射された水によって前記被洗浄物から流れ落ちる固形物をフィルタに案内するセパレータと、
前記洗浄水タンクに貯留された水を排出する排出孔に抜き差し可能に設けられ、前記洗浄水タンクにおける規定水位を超えた水を機外に排出するオーバーフローパイプと、を備え、
前記セパレータは、
平面部と、
前記平面部を貫通する貫通孔と、
前記貫通孔を形成する周縁が前記平面部から筒状に立ち上がる立ち上げ部と、を有し、
前記オーバーフローパイプは、
前記貫通孔を貫通するように鉛直方向に延在する筒状本体部と、
前記筒状本体部における外周面と内周面との間を貫通する連通孔と、
前記オーバーフローパイプを前記排出孔に抜き差しするときに把持される把手部と、
前記把手部よりも鉛直方向下方に形成され、前記筒状本体部の外周面から径方向に突出する円盤状突起と、を有しており、
前記オーバーフローパイプは、前記把手部が前記立ち上げ部よりも上方に位置するように、かつ、前記円盤状突起における外周面と前記立ち上げ部における内周面とが隙間をあけて互いに対向するように、かつ、前記連通孔が前記平面部よりも下方に位置するような状態で、前記排出孔に差し込まれている、洗浄機。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記立ち上げ部は、前記平面部から曲線部を介して立ち上がっている、請求項1記載の洗浄機。
【請求項3】
前記円盤状突起における上面の少なくとも一部は、前記円盤状突起における外周面に向かって下方に傾斜するように形成されている、請求項1又は2記載の洗浄機。
【請求項4】
前記円盤状突起における外周面の下端部は、前記立ち上げ部における内周面の下端部よりも上方に位置している、請求項1又は2記載の洗浄機。
【請求項5】
前記円盤状突起における外周面の上端部は、前記立ち上げ部における内周面の上端部よりも下方に位置している、請求項1又は2記載の洗浄機。
【請求項6】
前記円盤状突起における外周面の上端部と前記立ち上げ部における内周面との水平方向における隙間距離は、前記円盤状突起における外周面の下端部と前記立ち上げ部における内周面との水平方向における隙間距離よりも小さく、かつ、前記立ち上げ部における内周面の内径は、鉛直方向上方から下方に向かうに連れて徐々に広がっている、請求項1又は2記載の洗浄機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食器等の被洗浄物の洗浄を行う洗浄機に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
食器等の被洗浄物の洗浄を行う洗浄機が広く知られている。このような洗浄機では、洗浄室内に被洗浄物を収容した後に開閉扉等で洗浄室を密閉し、洗剤が混ぜられた洗浄水を食器に噴射して洗浄を行う(洗浄工程)。洗浄工程では、洗浄室下部に設けられた洗浄水タンクに規定水位にまで貯留された洗浄水が循環使用される。洗浄水で洗浄された後、被洗浄物は、洗浄水タンクとは別の濯ぎ水タンクに貯留された清潔な濯ぎ水が噴射される(濯ぎ工程)。食器を濯いだ濯ぎ水は、洗浄水タンク内に流れ込み、次回の洗浄工程で利用される。洗浄水タンクには、例えば特許文献1に開示されているような、規定水位を超えた水を機外に排出するオーバーフローパイプが設けられている。オーバーフローパイプには、その周面に連通孔が形成されている。洗浄水タンクにおいて規定水位を超えた水は、この連通孔に流れ込み、オーバーフローパイプを介して機外に排出される。
【0003】
このようなオーバーフローパイプは、洗浄水タンクの底面部に形成された排水孔に対して抜き差し可能に構成されており、この排水孔からオーバーフローパイプを抜き出すことで、洗浄水タンクに貯留された水を全排水することが可能となっている。オーバーフローパイプの上端部には、オーバーフローパイプの外周面から径方向に突出する円盤状の把持部が形成されている。作業者は、把持部を把持して、オーバーフローパイプの排水孔への抜き差し作業を実施する。
【0004】
また、このような洗浄機では、洗浄室と洗浄水タンクとを仕切るように配置され、洗浄室内に噴射された水によって被洗浄物から流れ落ちた残菜等の固形物をフィルタに案内するセパレータが配置されている。セパレータにはオーバーフローパイプを貫通可能な貫通孔が設けられており、オーバーフローパイプは、円盤状の把持部がセパレータの上方に位置する状態、かつ筒状本体部が貫通孔に挿入された状態で、その先端が排水孔に差し込まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4584013号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記従来の洗浄機では、オーバーフローパイプがセパレータの貫通孔に貫通されているので、洗浄室内に噴射された水の一部は、オーバーフローパイプの外周面と貫通孔の内周面との間を通り、オーバーフローパイプの外周面を伝って、当該外周面に形成された連通孔に流れ込むことがある。このように、規定水位を超えた水だけでなく、意図しない水がオーバーフローパイプから機外に排出されると、洗浄水タンクに貯留される水が減少する。洗浄水タンクに貯留される水が減少すると、例えば、洗浄水タンクに貯留された水を洗浄室に供給する洗浄ポンプがエア噛みを起こして、エア噛み音が大きくなったり、洗浄室への洗浄水の供給が停止したりする等の不具合が発生する。
【0007】
そこで、本発明の目的は、洗浄室内に噴射された水が、セパレータの貫通孔を通り、オーバーフローパイプにおける外周面を伝って連通孔に流れ込むことを抑制できる洗浄機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)本発明の一側面に係る洗浄機は、被洗浄物を収容する洗浄室と、洗浄室の下方に配置され、洗浄室内に噴射される水を貯留する洗浄水タンクと、洗浄室と洗浄水タンクとを仕切るように配置され、被洗浄物に噴射された水によって被洗浄物から流れ落ちる固形物をフィルタに案内するセパレータと、洗浄水タンクに貯留された水を排出する排出孔に抜き差し可能に設けられ、洗浄水タンクにおける規定水位を超えた水を機外に排出するオーバーフローパイプと、を備え、セパレータは、平面部と、平面部を貫通する貫通孔と、貫通孔を形成する周縁が平面部から筒状に立ち上がる立ち上げ部と、を有し、オーバーフローパイプは、貫通孔を貫通するように鉛直方向に延在する筒状本体部と、筒状本体部における外周面と内周面との間を貫通する連通孔と、オーバーフローパイプを排出孔に抜き差しするときに把持される把手部と、把手部よりも鉛直方向下方に形成され、筒状本体部の外周面から径方向に突出する円盤状突起と、を有しており、オーバーフローパイプは、把手部が立ち上げ部よりも上方に位置するように、かつ、円盤状突起における外周面と立ち上げ部における内周面とが隙間をあけて互いに対向するように、かつ、連通孔が平面部よりも下方に位置するような状態で、排出孔に差し込まれている。
【0009】
この構成の洗浄機では、筒状本体部から径方向に突出する円盤状突起が形成され、円盤状突起における外周面と立ち上げ部における内周面との間の隙間から水が流れ出る。この隙間は、筒状本体部の外周面から水平方向に離れた位置に形成されているので、隙間から流れ出た水が筒状本体部における外周面を伝うことが抑制される。また、円盤状突起の上面を伝って上記隙間に流れ込む水は、径方向外側に向かう流れを有しているので、上記隙間の下端から径方向外側に向かって流れ出ようとする。これにより、洗浄室内に噴射された水が、セパレータの貫通孔を通り、オーバーフローパイプにおける外周面を伝って連通孔に流れ込むことを抑制できる。
【0010】
(2)上記(1)に記載の洗浄機では、立ち上げ部は、平面部から曲線部を介して筒状に立ち上がっていてもよい。この構成では、円盤状突起における外周面と立ち上げ部における内周面との間の隙間から流れ出た水は、曲線部によって平面部の下面方向に案内され、平面部の下面をしばらく伝った後、洗浄水タンク内に落下するようになる。これにより、上記隙間から流れ出た水が筒状本体部における外周面を伝うことがより確実に抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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