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公開番号2024038328
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-19
出願番号2024002331
出願日2024-01-11
発明の名称
出願人個人
代理人
主分類A47G 9/10 20060101AFI20240312BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】現在、枕は、機能や形状が細分化され、使用目的に特化している高機能な製品群であふれている。清潔で扱いやすく安価であり、消耗し劣化する日常的な道具として使用出来るシンプル構造の枕を提供する。
【解決手段】本発明の枕1は、公知の中材2を採用し、長尺の第一収納部と、第二収納部3Bと、第三収納部3Cと、の三体を束ね部分的に結合させて立体構造を構成し、非結合部分である隙間部5が拡がるように構成するものである。つまり、三体の収納部3の間に形成される複数の空間に、首や頭、腕やベルトなどを入れる使用形態が新規の便利性を発現し、各収納部3の中材2の選択、異なる太さや長さ、結合部4の位置や数などを組み合わせことで、幅広い分野で応用できる枕やクッションの基本的な構造を提供するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
中材(2)を収納する収納部(3)からなる枕(1)であって、
前記収納部(3)は、前記中材(2)を出し入れが可能な手段を備えており、
前記収納部(3)は、長尺の略円筒形状の袋体に形成されており、
前記枕(1)は、前記収納部(3)である第一収納部(3A)と、第二収納部(3B)と、第三収納部(3C)と、から形成されており、
前記第一収納部(3A)と、前記第二収納部(3B)と、前記第三収納部(3C)とは、それぞれが結合する部分である結合部(4)を少なくとも2カ所設けており、
前記結合部(4)は、前記第一収納部(3A)と、前記第二収納部(3B)と、前記第三収納部(3C)と、のそれぞれが互いに当接する任意の部分に形成されており、
前記枕(1)は、前記第一収納部(3A)と、前記第二収納部(3B)と、前記第三収納部(3C)と、の三体を束ねて重なるように結合させることで立体構造を構成しており、
前記枕(1)は、前記第一収納部(3A)と、前記第二収納部(3B)と、前記第三収納部(3C)と、が結合していない部分が複数の隙間部(6)を形成しており、
前記枕(1)は、前記隙間部(5)を拡げることで複数の空間部分を構成する
ことを特徴とする前記枕(1)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、枕やクッションの構造に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
現在、身体に使用される枕やクッションは、身体の各部分に対応する様々な形状や機能を備え、各生活場面において幅広く活用されている。
一方 人体の特徴は、大きく重い頭部を支える骨格の構造へと進化し、立位姿勢が最も安定している姿勢を示している。
しかし、休息の姿勢としては、椅子に座りソファーにもたれる姿勢が一般化している。
一方、座位姿勢は、重い頭部を支える首部のS字構造が不安定な状態になる姿勢であり、身体各部分に多大な負担を与えるので、首や腰などの身体各部分に各種の疾患を招いている。
他方、横臥姿勢は、古来より身体を休息させる姿勢として道具を伴わない姿勢である。しかし、睡眠時の横臥姿勢は、身体の再調整をする長い時間にわたり身体を支持し保す
るためにクッションや寝具が使用されている。
【0003】
次に、首部は、二足歩行に特化する構造に進化した骨筋系の上に載った大きく重い頭部を支えていて、立位姿勢時には身体が常に動揺し身体のバランスを無意識に保っている。
つまり、身体の構造は、椅子に腰掛ける姿勢に対応する骨筋構造を獲得してはいない。
また、現実的な生活場面においては、座位姿勢での休息や仮睡眠に各種の頸用枕や昼寝用クッションなどが使用されている。
一方、移動時における座位姿勢時には、首枕を使用し、重い頭部を支える首部の振り子的な動作を阻害し、首部を固定してしまう構造が身体の各部分に多様な負担を強いている。
【0004】
次に、上肢部は、手指や腕などを使用することに適合する構造に進化し、両肩からぶら下がった構造であり、横臥姿勢時において使用していない場合にはじゃまな部分であるが、寝返りの際には必要とされ、安定させるために抱き枕に両手を巻き付けことで安定させていている。
また、長時間の立位姿勢での生活は、下肢部の疲労に対応する公知の各種の足枕を使用して回復を図っている。
しかし、下肢部の疲労の解消は、各人各様の求める高さや寝返りに対応する各種多様な構造で対応しているが、使用目的に特化した足枕であり、汎用的に使用出来る足の枕は見当たらない。
【0005】
次に、クッション類や縫いぐるみなどは、身体を楽な姿勢に保持する目的の基に数多くの形状や大きさなど様々な商品が提供され幅広く使用されている。
しかし、これらのクッション類や縫いぐるみなどは、一つの塊である形状が用途を制限している。
【0006】
そもそも、横臥姿勢時においては、頭部が大きく、首部が肩部や腰部などの各部位との高さの違いや複雑なS次構造を保持する必要から若干の高さが求められ、対策として古来より頭部を若干高くする枕的なものが使用されてきた。
現在、各種寝具が使用され、室内環境も改善され、睡眠環境の改善は著しい。
しかし、今日、睡眠障害が問題視され、睡眠に対する各方面からの取り組みが成されている。
そこで、枕の重要性が指摘されているが、多種多様の枕の氾濫が示すように未だに解決には至らず、各種の改良が日々繰り返されている。
【0007】
特許文献1では、後頭下筋群を弛緩させる枕であり、脊柱起立筋を弛緩させる枕及び寝具が提案されている。
この提案は、幅方向に長尺な棒状の枕材を三本以上連結させ、枕材の中央部分にスリットを形成し、多数の枕材が弾性を有する連結部材で連結させ束ねることで枕を構成するものである。
つまり、枕に頭部を乗せると枕材がつぶれることで変形し、枕材の中央部分の複数のスリットが頭部の荷重を分散させ、頭頂部に向かって延びるように変形し、頸椎が伸長することで後頭下筋群を適度の弛緩させることが出来るようにしているものである。
しかしながら、この提案は、長尺な棒状の枕材を三本以上連結させ束ねることで枕を構成するものであり、多種類の部材を組み合わせる複雑な構造であり、消費者の支持が懸念されるものである。
【0008】
特許文献2では、仮眠の際に首部を対象とするU字形状の枕の難点である、首の左右が蒸れてしまう問題を抑制しようとすると、左右の部分が変形する問題を解決する提案がされている。
この提案は、一対の側面に貫通口を設け、貫通口の部分の支持力を向上させる部材を設けた際の側部の変形を抑制することを目的とする提案である。
しかしながら、この提案は、仮眠の際に首部を対象とするU字形状の枕の構造に変化はなく構造をより複雑にし、構成部材を増やすものであり、製造コスト及び衛生上や取扱いの煩雑化を招いてしまうことが危惧されるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特許第7357855号公報
特開第2019-63170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
今日まで、人体に使用される枕は、頭部、首部、腰部、足部などに対してそれぞれ個別に対応し、それぞれに求められる形状と性能を基に数多くの製品が提供されている。
しかし、各種枕は、余りにも細分化され機能別に特化しており、変化する寝姿勢に対応して変形する構造の枕は現存するが、部分的に内容物が移動する仕様であり面状の構造自体を変形はなく、基本的な視点からの改良は見かけない。
また、使用者は、場当たり的でイメージが先行する限定された選択の世界に迷い混乱しているのである。
されに、各種枕は、人体の各部分に特化したそれぞれの構造を持ち、それぞれ固有の製品群で対応しており、経済性と共に清潔性などの問題を抱えている。
つまり、枕は、基本的な思想の基に集約された一つの構造を持ち得てはいないのである。
また、クッション類や縫いぐるみなどは、多様な形状やサイズで構成されているが、一つの塊である形状が用途を単純化させ、機能的な構造を持ち得てはいないのである。
(【0011】以降は省略されています)

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