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公開番号2024031724
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022148587
出願日2022-08-25
発明の名称食器皿セット
出願人個人
代理人
主分類A47G 19/02 20060101AFI20240229BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】幼児、知的障害者、老人性痴呆症等の判断能力や意思疎通が困難な者であっても、食欲を増幅させ、あるいは減退させると視覚情報を通じて感覚で捉えさせることができる食器皿セット(2枚組)を提供する。
【解決手段】食器皿1は、暖色系の色(赤色ないしオレンジ色)で皿の縁を塗り、皿の底面に大きな丸型(縁を塗った暖色系の色と同色で塗りつぶしたもの)6個ないし8個を円形に配したものであり、食器皿を利用する者をして食欲を増進させると視覚情報を通じて感覚で捉えさせることができる。食器皿2は、青色で縁及び内側を塗りつぶした皿の底面に小さな黒色の丸型6個ないし8個を円形に配したものであり、食器皿を利用する者をして食欲を減退させると視覚情報を通じて感覚で捉えさせることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
暖色系の色で縁を塗り、底面に6個ないし8個の丸型を円形に配したことを特徴とする皿。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
縁及び内側を青色で塗り、底面に6個ないし8個の丸型を円形に配したことを特徴とする皿。
【請求項3】
底面(表面)に円形に配した6個ないし8個の丸型を暖色系の色で塗りつぶし、底面(裏面)に暖色系の色で「+」と記載した請求項1に記載の皿。
【請求項4】
底面(表面)に円形に配した6個ないし8個の丸型を黒色で塗りつぶし、底面(裏面)に青色で「-」と記載した請求項2に記載の皿。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食欲が増幅し、あるいは減退すると視覚情報を通じて感覚で捉えさせるデザインを付した食器皿セット(2枚組)に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、食器のデザインは、食事をする際に目で見て楽しむなどの美感を重視して作成されており、幼児、知的障害者、老人性痴呆症等の判断能力や意思疎通が困難な者に対し、食べるように促したり、食べ過ぎを防止したりする機能は想定されていない。ペット用食器においては、溝状部に嗜好用餌を収容し嗜好用餌の上方に主食用餌を収容することによって主食用餌の間から嗜好用餌の匂いをペット用食器内に拡散させてペットの食欲を増幅させ、適正な分量の主食用餌を食べさせる工夫をしたものもある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-171397
【0004】
視覚情報による「おいしさ」の研究(日本調理科学会誌Vol.43、No2、57~63(2010)平成21年度日本調理科学会賞受賞記念論文)
【0005】
食欲が増幅する色と減退する色(日本メディカル心理セラピー協会公式サイト)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の食器皿は、あくまでもペット用であって人間用ではない。また、嗅覚に優れるペットであれば嗜好用餌の匂いに釣られて主食用餌に対する食欲が増幅するということもあり得るが、非特許文献1によれば、人間は視覚から入ってくる情報によって「食べたい・食べたくない」を感覚で捉え、「食べるか・食べないか」の食行動を決定するため、人間の食欲に大きな影響を与える情報は視覚情報である。そのため、幼児、知的障害者、老人性痴呆症等の判断能力や意思疎通が困難な者の食欲を増幅させ、あるいは減退させるためには、視覚情報によって「食べたい・食べたくない」を感覚で捉えさせることが有効といえる。本発明が解決しようとする課題は、視覚情報によって「食べたい・食べたくない」を感覚で捉えさせるデザインの食器皿セット(食欲を増幅させると視覚情報を通じて感覚で捉えさせる食器皿1、食欲を減退させると視覚情報を通じて感覚で捉えさせる食器皿2のセット)を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は前記課題を解決するためになされたものである。食器皿1は、▲1▼食欲を増幅させると視覚情報を通じて感覚で捉えさせる色として一般に知られている暖色系の色(赤やオレンジなど。非特許文献2)で皿の縁を塗り、▲2▼エビングハウス錯視を利用して、盛り付けられた食品を実物よりも小さく見せかけるために底面に大きな丸型(縁を塗った暖色系の色と同色で塗りつぶしたもの)6個ないし8個を円形に配し、▲1▼▲2▼の相乗効果によって食欲を増幅させ、自然と食が進むと視覚情報を通じて感覚で捉えさせるデザインの食器皿とした。また、食器皿2は、▲1▼食欲を減退させると視覚情報を通じて感覚で捉えさせる色として一般に知られている青色(非特許文献2)で縁及び内側を塗りつぶした皿に、▲2▼エビングハウス錯視を利用して、盛り付けられた食品を実物よりも大きく見せかけるために底面に小さな丸型(黒色で塗りつぶしたもの)6個ないし8個を円形に配し、▲1▼▲2▼の相乗効果によって食欲を減退させ、自然と食が止まると視覚情報を通じて感覚で捉えさせるデザインの食器皿とした。さらに、幼児、知的障害者、老人性痴呆症等の判断能力や意思疎通が困難な者であっても各食器皿を容易に区別して利用できるようにするため、底面(裏側)には「+」(食欲を増幅させると視覚情報を通じて感覚で捉えさせる食器皿1)と「-」(食欲を減退させると視覚情報を通じて感覚で捉えさせる食器皿2)のマークを付した(これらのマークの色は、各食器皿の縁を塗った暖色系の色ないし縁及び表面を塗りつぶした青色と同色とした)。なお、これらの食器皿1及び2は、同じ形状をした食器皿2個セットとして利用することで、使用者をして視覚情報を通じて食欲を増幅させ、あるいは減退させる効果を感覚で捉えさせることができる。
【発明の効果】
【0008】
本発明の食器皿セットによれば、幼児、知的障害者、老人性痴呆症等の判断能力や意思疎通が困難な者であっても、視覚情報を通じて食欲を増幅させ、あるいは減退させると感覚で捉えさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施例の食器皿セットを示すカラー写真(上方からの俯瞰図)。
本発明の一実施例の食器皿セットを示すカラー写真(下方からの俯瞰図)。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図1、図2は、本発明の一実施例の食器皿セットを示すカラー写真である。図1は上方から、図2は下方からの俯瞰図である。
【符号の説明】
(【0011】以降は省略されています)

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