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公開番号
2024037629
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-03-19
出願番号
2022142592
出願日
2022-09-07
発明の名称
スプーン
出願人
個人
代理人
主分類
A47G
21/04 20060101AFI20240312BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】
ヨーグルトやジャムなどのペースト状で容器内にはりついてしまう内容物を、湾曲した容器や狭い角などの複雑な部分にも残すことなく掬い、さらには平らな面の物をかきだして取り出すことのできるスプーンを提供する。
【解決手段】
先端部に向かって鋭角なつぼ部を形成する剛性を備えた芯部材を有し、
前記つぼ部の左右両側に柔軟なヘラ部を有することを特徴とするスプーン。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
先端部に向かって鋭角なつぼ部を形成する剛性を備えた芯部材を有し、
前記つぼ部の左右両側に柔軟なヘラ部を有することを特徴とするスプーン。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記へラ部は左右対称に形成されており、その先端辺は、互いに連続するほぼ直線的な辺、または、互いに連続し、先端側に凸状にゆるく湾曲した辺を形成していることを特徴とする請求項1記載のスプーン。
【請求項3】
前記芯部材は、一端に前記つぼ部を形成し、他端に柄を形成していることを特徴とする請求項1又は2記載のスプーン。
【請求項4】
前記芯部材のつぼ部には、その周囲を被覆する樹脂製被覆層が形成され、前記へラ部は前記樹脂製被覆層と同一の樹脂材料で一体的に連設されていることを特徴とする請求項1又は2記載のスプーン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、瓶詰のジャムやヨーグルト、マーガリン等のペースト状食品をすくうのに適したスプーンに関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
この種のスプーンとしては、主にシリコンゴムなどのゴム素材で形成され、その柄とつぼ部の剛性を補強するために、芯材を内包しているものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-65438号公報
特開2009-207856号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
瓶容器のジャムやカップ容器のヨーグルト、または皿に入れたペースト状の食品などを食べる時に、通常の金属や樹脂などのスプーンでは容器内の湾曲面、平面、角などと、スプーンの先やツボ部分と形状が違うため、スプーンとの接する面が少なく、容器内に残ってしまうことがあっ た。
特許文献1は、スプーンすくい部の先端部は芯材部の周縁にシリコンゴムで連設かつ被膜させて形成されシリコンゴム部分が容器内に湾曲弾性変形されて密着されるが、芯部材自体の先端が略
四
角形のため、きつめの内湾曲面や内角面には密着することができなかった。
特許文献2は、すくい取る部分の表面と周縁のみをシリコンにすることによって、元のスプーンよりは皿との接着面が増えているが、きつい角に密着してすくいとることはできなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記欠点を解決するために本発明のスプーンは、先端部に向かって鋭角なつぼ部を形成する剛性を備えた芯部材を有し、前記つぼ部の左右両側に柔軟なヘラ部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明のスプーンは、内面が湾曲した容器や内面が角柱形の容器の複雑な形状の内面に合わせてヘラ部の先端辺を密着させることができ、へばりついている粘液状の内容物をかき出したり、すくい上げ取り出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施例の平面側斜視図
第1実施例の平面図
第1実施例の右側面図
第1実施例のA-A′線の断面図
第1実施例の正面図
第1実施例のB-B′線の断面図
第1実施例のC-C′線の断面図
第1実施例の第1使用状態の平面図
第1実施例の第1使用状態の正面側斜視図
第1実施例の第2使用状態の平面図
第1実施例の第2使用状態の正面図
第1実施例の第3使用状態の正面側斜視図
第1実施例の第4使用状態の平面図
第1実施例の第4使用状態の側面図
第2実施例の平面側の斜視図
第3実施例の底面側の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明のスプーンを、図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施例を説明する。図1に示すように、スプーン(1)は柄(2)と、その他端にすくったものが保持される窪みを備えたつぼ部(3)が連設され、前記つぼ部(3)の先端部(4)は、柄(2)の延長上付近を頂点とし鋭角に形成され、かつ前記つぼ部(3)は剛性を備えた芯部材(5)であり、そのつぼ部(3)の左右両側には柔軟な素材で相対的に他の部分よりも幅広なヘラ部(6)、本実施例では左右両側に突出あるいは膨出したヘラ部(6)が設けられている。すなわち、へラ部(6)は、例えば後述するようにシリコンゴムでできており、図7に示すように芯部材(5)の縁から、柔軟なヘラ部(6)の外側の縁までの幅が、他の部分、例えば、図6のつぼ部(3)、すなわち芯部材(5)の一番幅広な個所におけるシリコンゴム部分の幅に比較して幅広になっている。また、図2にも示すように前記つぼ部(3)とヘラ部(6)とによって、全体がほぼ四角形であり、先端辺(7)を有するすくい部(8)が形成される。
【0009】
図2に示すように、前記すくい部(8)の先端辺(7)は、つぼ部(3)の先端部(4)より、2~5mmほど外側に設けると、先端辺(7)は先端部(4)近傍からほどよく折れ曲がりやすくなる。また、先端辺は(7)は薄く成形し、ほぼ直線状に、または先端側に凸状にゆるく湾曲した辺を形成してもよい。つぼ部(3)は、先端部(4)を頂点とした鋭角をなしながら、柄(2)側に向かうに従って広がっていく。この時、先端部(4)の角度は70度~30度の範囲内が好ましく、すくい部(8)の横幅が口に入れられる幅までに設定することが好ましい。また、先端辺(7)の横幅も同様にするとよい。
【0010】
図3、4に示すように、柄(2)とつぼ部(3)は連設されている。
(【0011】以降は省略されています)
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