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公開番号
2024117731
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-08-29
出願番号
2024013576
出願日
2024-01-31
発明の名称
清掃具
出願人
株式会社コーワ
代理人
主分類
A47L
13/24 20060101AFI20240822BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】 製造コストの低減を図ることができると共に、被清掃面に付着した塵埃を強く掻き取ることができ、清掃面全体で被清掃面の清掃を行うことができる清掃具を提供する。
【解決手段】 平面視が略長方形状の清掃ヘッド1と、清掃ヘッド1の上面に固定される操作用ハンドル2とを有し、不織布により形成された清掃シートが清掃ヘッド1の底面1b側を覆うように装着される清掃具10において、清掃ヘッド1の底面1bは、4個以上の角部3a、3b、3c、3dを備えた多角形の凸部3、13、23、33を複数個と、複数個の凸部3、13、23、33の各々の周囲に形成された溝部4、14、24、34とを有するものであって、凸部3、13、23、33の2個以上の角部3a、3bは、清掃ヘッド1の長手方向に対して直交する方向に形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
平面視が略長方形状の清掃ヘッドと、該清掃ヘッドの上面に固定される操作用ハンドルと、を有し、不織布により形成された清掃シートが、前記清掃ヘッドの底面側を覆うように装着される清掃具において、
前記清掃ヘッドの底面は、4個以上の角部を備えた多角形の凸部を複数個と、
前記複数個の凸部の各々の周囲に形成された溝部と、を有するものであって、
前記凸部の2個以上の角部は、前記清掃ヘッドの長手方向に対して直交する方向に形成されていることを特徴とする清掃具
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
清掃具の使用時に、溝部の底面は、短手方向の中央部側が、両端部側よりも被清掃面に近接している請求項1に記載の清掃具
【請求項3】
複数個の凸部は、清掃ヘッドの底面の短手方向の中央部側が、両端部側よりも多く形成されている請求項1又は2に記載の清掃具
【請求項4】
溝部の幅は、清掃ヘッドの底面の短手方向の中央部側が、両端部側よりも狭く形成されている請求項1又は2に記載の清掃具
【請求項5】
複数の凸部の清掃ヘッドの長手方向に対して直交する方向に形成されている角部は、優角で形成された角部を含んでいる請求項1又は2に記載の清掃具
【請求項6】
複数の凸部は、各々の劣角で形成された角部が、異なる角度で形成されている請求項1又は2に記載の清掃具
【請求項7】
複数の凸部は、優角で形成された角部と溝部を挟んで対向する位置に劣角で形成された角部が配置されている請求項5に記載の清掃具
【請求項8】
隣り合う凸部の周囲に形成された溝部は、互いに連通している請求項1又は2に記載の清掃具
【請求項9】
互いに連通する溝部は、清掃ヘッドの底面の短手方向の一方の端部と他方の端部を結ぶ直線状には形成されていない請求項8に記載の清掃具
【請求項10】
互いに連通する溝部は、大きさが2種類の格子状に形成された溝部を含んでいる請求項8に記載の清掃具
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃ヘッドと操作用ハンドルとを備えた清掃具に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から清掃ヘッドと、該清掃ヘッドの下面を覆って取り付けられたベース体とからなる清掃具本体と、前記清掃ヘッドの下面と反対側の面に取り付けられたハンドル部とを備え、前記ベース体の下面による清掃面を覆って清掃シートが装着されて、該清掃シートにより被清掃面を払拭する清掃具の発明が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載の清掃具は、ベース体の下面が、清掃具本体によって清掃を行う所定の方向と、平面視して垂直な方向での断面が山部と谷部とが交互に連続配置された波形断面形状となっている波形凹凸面部を備えており、該波形凹凸面部の前記谷部は、前記ベース体の前記所定の方向と対向する辺部に端部が開口していると共に、前記所定の方向に対して斜めに延設している斜め谷部を有しており、前記波形凹凸面部は、前記ベース体の全面に波紋状に広がる凹凸面の一部として設けられており、前記波紋状に広がる凹凸面は、前記ベース体の全面に円形状又はひし形状に広がる凹凸面とするものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5307840号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記特許文献1に記載の清掃具は、波形凹凸面部だけでは被清掃面に付着した塵埃を掻き取る力が弱いことから、波形凹凸面部の山部の頂部から突出する突リブを間隔をおいて複数設ける構成としており、前記突リブの耐久性を考慮した場合には製造コストが嵩むという課題を有するものであった。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、耐久性を向上させて製造コストの低減を図ることができると共に、被清掃面に付着した塵埃を強く掻き取ることができ、清掃面全体で被清掃面の清掃を行うことができる清掃具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、請求項1の発明は、平面視が略長方形状の清掃ヘッドと、該清掃ヘッドの上面に固定される操作用ハンドルと、を有し、不織布により形成された清掃シートが、前記清掃ヘッドの底面側を覆うように装着される清掃具において、前記清掃ヘッドの底面は、4個以上の角部を備えた多角形の凸部を複数個と、前記複数個の凸部の各々の周囲に形成された溝部と、を有するものであって、前記凸部の2個以上の角部は、前記清掃ヘッドの長手方向に対して直交する方向に形成されていることを特徴としている。
【0008】
請求項1の発明では、清掃ヘッドの底面が4個以上の角部を備えた多角形の凸部を複数個と、この複数個の凸部の各々の周囲に形成された溝部とを有しているので、耐久性を向上させて製造コストの低減を図ることができると共に、清掃シート全体を強く保持した状態で被清掃面に付着した塵埃を掻き取ることができる。また、凸部の2個以上の角部が清掃ヘッドの長手方向に対して直交する方向に形成されているので、清掃ヘッドを被清掃面上で前後方向に移動させた場合に、被清掃面に付着した塵埃を強く掻き取ることができ、清掃面全体で被清掃面の清掃を行うことができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、清掃具の使用時に、溝部の底面は、短手方向の中央部側が、両端部側よりも被清掃面に近接していることを特徴としている。これにより、両端部側の溝部で比較的大きな塵埃を保持することができると共に、中央部側の溝部では小さな塵埃を保持することができるので、様々な大きさの塵埃を段階的に保持することができ、清掃効果を向上させることができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、複数個の凸部は、清掃ヘッドの底面の短手方向の中央部側が、両端部側よりも多く形成されていることを特徴としている。これにより、中央部側に角部を多く配置することができ、清掃効果を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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