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公開番号2024117700
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2023178664
出願日2023-10-17
発明の名称清掃具
出願人株式会社コーワ
代理人
主分類A47L 13/24 20060101AFI20240822BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】 清掃体への着脱が容易であり、作業性を向上させることができると共に、清掃体の使用されない無駄な部分を少なくして有効活用することができる清掃具を提供する。
【解決手段】 清掃具10は、清掃ヘッド1の被清掃面と対向する面に、複数の毛材5からなるブラシ部材6a、6bが形成されていると共に、複数の毛材5の先端が差し込まれつつ固定される複数の繊維が絡み合う不織布シート7からなる清掃体8が、清掃ヘッド1の被清掃面と対向する面に装着されており、ブラシ部材6a、6bは、清掃ヘッド1の被清掃面と対向する面に複数のブラシ列6a、6bが略平行に配置されていると共に、複数の毛材5の先端部はブラシ列6a、6bの長手方向に直交する方向に、ブラシ列6a、6bの短手方向の略中央から放射状に延出しており、複数の毛材5の先端表面は湾曲面にて形成されている。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項1】
平面視が略長方形状の清掃ヘッドと、該清掃ヘッドに固定される操作用ハンドルと、を有する清掃具において、
前記清掃ヘッドは、被清掃面と対向する面に、複数の毛材からなるブラシ部材が形成されていると共に、
前記複数の毛材の先端が差し込まれつつ固定される複数の繊維が絡み合う不織布シートからなる清掃体が、前記清掃ヘッドの前記被清掃面と対向する面に装着されており、前記清掃体を前記被清掃面に当接させて使用するものであって、
前記ブラシ部材は、前記清掃ヘッドの被清掃面と対向する面に複数のブラシ列が略平行に配置されていると共に、前記複数の毛材の先端部は前記ブラシ列の長手方向に直交する方向に、前記ブラシ列の短手方向の略中央から放射状に延出しており、前記複数の毛材の先端表面は湾曲面であることを特徴とする清掃具
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
複数の毛材は捲縮加工が施されていると共に、該複数の毛材の各々の先端部はランダムな方向に延出しているものであって、ブラシ列の短手方向側から清掃体を固定可能であることを特徴とする請求項1に記載の清掃具
【請求項3】
複数の毛材は先端部の一部は、清掃ヘッドと当接する位置まで延出していることを特徴とする請求項1又2に記載の清掃具

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃ヘッドと操作用ハンドルとを備えた清掃具に関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来から柄棒の先端に連結された拭布取付部材に、紙や布帛等からなる拭布を交換可能に取り付けたモップの発明が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載のモップは、払掃用の拭布と、該拭布を交換可能に装着するための扁平で細長い拭布取付部材と、該拭布取付部材に連結された操作用の柄棒とからなっていて、 上記拭布取付部材は、合成ゴムや合成樹脂のような柔軟性を持った弾性部材によって長方形をなす薄肉の平板状に形成され、四隅に近い位置に、巻き付けた拭布の端部を係止させるための係止手段が係止され、上面の中央部に、連結手段を介して上記柄棒が連結される構成としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第3457402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上記特許文献1に記載のモップの拭布は、四隅に近い位置に形成された係止手段に係止させる手間を必要とするものであると共に、係止手段が切り込み孔で形成されている場合には、拭布がちぎれて係止手段に残存する場合があるため、取り除く作業を必要としていた。また、拭布を拭布取付部材の下面から上面に形成されている係止手段まで巻き付ける構成としていることから、上面部分の拭布は、床面の清掃に寄与することが無く無駄になるという課題を有するものであった。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、清掃体への着脱が容易であり、作業性を向上させることができると共に、清掃体の使用されない無駄な部分を少なくして製造コストを削減することができる清掃具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記従来の課題を解決するために、請求項1の発明は、平面視が略長方形状の清掃ヘッドと、該清掃ヘッドに固定される操作用ハンドルと、を有する清掃具において、前記清掃ヘッドは、被清掃面と対向する面に、複数の毛材からなるブラシ部材が形成されていると共に、前記複数の毛材の先端が差し込まれつつ固定される複数の繊維が絡み合う不織布シートからなる清掃体が、前記清掃ヘッドの前記被清掃面と対向する面に装着されており、前記清掃体を前記被清掃面に当接させて使用するものであって、前記ブラシ部材は、前記清掃ヘッドの被清掃面と対向する面に複数のブラシ列が略平行に配置されていると共に、前記複数の毛材の先端部は前記ブラシ列の長手方向に直交する方向に、前記ブラシ列の短手方向の略中央から放射状に延出しており、前記複数の毛材の先端表面は湾曲面であることを特徴としている。
【0008】
請求項1の発明では、不織布シートからなる清掃体が、清掃ヘッドの被清掃面と対向する面に装着されると共に、清掃体を被清掃面に当接させて使用する構成としたことによって、清掃体を操作用ハンドル側の面に巻き付ける必要が無くなり、清掃体の無駄な部分を少なくし、コストを削減することができる。また、清掃ヘッドは、被清掃面と対向する面に複数の毛材からなるブラシ部材が形成されており、不織布シートに複数の毛材の先端が差し込まれつつ固定されるので、強く固定でき、清掃体への着脱を容易にすることができる。また、複数のブラシ列を用いることで、ブラシ列毎に不織布シートの固定強度を調節することができる。また、複数の毛材の先端部は、ブラシ列の長手方向に直交する方向に、ブラシ列の短手方向の略中央から放射状に延出させており、複数の毛材の先端表面を湾曲面としたことによって、不織布シートがブラシ列の側面側に入り込んだ場合でも、ブラシ列の側面側に複数の毛材の先端を延出させることができるので、不織布シートとの接触面積が増えると共に、不織布シートに対して毛材をより剥がれ難い差し込み角度で挿入することができる。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、複数の毛材は捲縮加工が施されていると共に、該複数の毛材の各々の先端部はランダムな方向に延出しているものであって、ブラシ列の短手方向側から清掃体を固定可能であることを特徴としている。これにより、毛材の各々の先端部が不織布シートの繊維にランダムな方向で絡み合うことで、不織布シートに対して毛材を一層剥がれ難くすることができると共に、不織布シートとの接触面積を拡大させることができる。また、毛材に捲縮加工が施されていることにより、隣り合う毛材同士がより支え合い、清掃体を強固に固定することができると共に、毛材が柔軟に可動可能なため、清掃体との着脱を一層容易にすることができる。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、複数の毛材は先端部の一部は、清掃ヘッドと当接する位置まで延出していることを特徴としている。これにより、清掃ヘッドと不織布シートとの隙間が少なくなるため、不織布シートの剥がれやズレを抑制することができると共に、使用時に清掃ヘッドを被清掃面に押圧する力を清掃体に適切に伝えることができ、清掃能力を向上させることができる。また、一層不織布シートとの接触面積を拡大させることができ、清掃体を強固に固定することができると共に、清掃体への着脱を一層容易にすることができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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