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公開番号2024117762
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-29
出願番号2024022349
出願日2024-02-16
発明の名称清掃具
出願人株式会社コーワ
代理人
主分類A47L 9/06 20060101AFI20240822BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】 製造コストの低減を図ることができると共に、被清掃面に付着した塵埃を強く掻き取ることができ、清掃面全体で被清掃面の清掃を行うことができる清掃具を提供する。
【解決手段】 清掃具10は、平面視が略長方形状の軟質部材からなる清掃プレート3を備えた清掃ヘッドと1、清掃ヘッド1の上面に固定される操作用ハンドル2とを有しており、不織布により形成された清掃シートが、清掃プレート3の底面側を覆うように装着される構成としている。また、清掃ヘッド1は、電気掃除機本体側と連通する吸引口5と、清掃シート4を被清掃面側に押さえつける軟質部材からなる押圧ブレード6とを有している。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
平面視が略長方形状の軟質部材からなる清掃プレートを備えた清掃ヘッドと、該清掃ヘッドの上面に固定される操作用ハンドルと、を有し、不織布により形成された清掃シートが、前記清掃プレートの底面側を覆うように装着される清掃具において、
前記清掃ヘッドは、電気掃除機本体側と連通する吸引口と、前記清掃シートを被清掃面側に押さえつける軟質部材からなる押圧ブレードと、を有することを特徴とする清掃具
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
平面視が略長方形状の軟質部材からなる清掃プレートを備えた清掃ヘッドと、該清掃ヘッドの上面に固定される操作用ハンドルと、を有し、不織布により形成された清掃シートが、前記清掃プレートの底面側を覆うように装着される清掃具において、
前記清掃ヘッドは、前記清掃シートを被清掃面側に押さえつける軟質部材からなる押圧ブレードを2個有し、該2個の押圧ブレードは、間隔を空けて配置されていることを特徴とする清掃具
【請求項3】
清掃シートを固定する固定部材が押圧ブレードの近傍に配置されている請求項1に記載の清掃具
【請求項4】
清掃シートを固定する固定部材が押圧ブレードの近傍に配置されている請求項2に記載の清掃具
【請求項5】
清掃シートを固定する固定部材を有すると共に、押圧ブレードが前記固定部材よりも清掃ヘッドの端部側に配置されている請求項1に記載の清掃具
【請求項6】
清掃シートを固定する固定部材を有すると共に、押圧ブレードが前記固定部材よりも清掃ヘッドの端部側に配置されている請求項2に記載の清掃具
【請求項7】
固定部材は、清掃ヘッドの短手方向の両端部近傍又は清掃プレートの短手方向の両端部近傍に配置されている請求項3~6のいずれか1項に記載の清掃具
【請求項8】
使用時の清掃具の前進方向側から後退方向側に向かって、吸引口、押圧ブレード、固定部材、清掃プレートの順番で配置されている請求項3に記載の清掃具
【請求項9】
清掃ヘッドを平面視した際に、清掃プレート又は固定部材の端部側の側面に対して、押圧ブレードの端部側近傍の側面が凹となる位置決め凹部及び/又は位置決め凸部が形成されている請求項8に記載の清掃具
【請求項10】
押圧ブレードの先端部は、使用時の清掃具の後退方向側の面が、傾斜面又は湾曲面の先細形状となっている請求項8又は9に記載の清掃具
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃ヘッドと操作用ハンドルとを備えた清掃具に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から清掃ヘッドと、該清掃ヘッドの下面を覆って取り付けられたベース体とからなる清掃具本体と、前記清掃ヘッドの下面と反対側の面に取り付けられたハンドル部とを備え、前記ベース体の下面による清掃面を覆って清掃シートが装着されて、該清掃シートにより被清掃面を払拭する清掃具の発明が知られている(特許文献1)。
【0003】
特許文献1に記載の清掃具は、ベース体の下面が、清掃具本体によって清掃を行う所定の方向と、平面視して垂直な方向での断面が山部と谷部とが交互に連続配置された波形断面形状となっている波形凹凸面部を備えており、該波形凹凸面部の前記谷部は、前記ベース体の前記所定の方向と対向する辺部に端部が開口していると共に、前記所定の方向に対して斜めに延設している斜め谷部を有しており、前記波形凹凸面部は、前記ベース体の全面に波紋状に広がる凹凸面の一部として設けられており、前記波紋状に広がる凹凸面は、前記ベース体の全面に円形状又はひし形状に広がる凹凸面とするものであった。
【0004】
また、吸入ノズルと、吸入ノズルに接続される筐体と、前記筐体に取り付けられた吸入ファンモーターアセンブリと、前記筐体に取り付けられ、前記吸入ノズルと前記吸入ファンモーターアセンブリとにつながるごみ収集容器と、前記筐体に設けられたサポートプレートと、を備え、前記サポートプレートは、被清掃面からほこり及びごみ屑を収集するための取替え可能な清掃シートを選択的に保持し、前記吸入ノズルは、前記サポートプレートに関して回動可能である電気掃除機の発明が知られている(特許文献2)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5307840号公報
特許第4262682号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら上記特許文献1に記載の清掃具は、波形凹凸面部だけでは被清掃面に付着した塵埃を掻き取る力が弱いことから、波形凹凸面部の山部の頂部から突出する突リブを間隔をおいて複数設ける構成としており、前記突リブの耐久性を考慮した場合には製造コストが嵩むという課題を有するものであった。
【0007】
また、上記特許文献2に記載の電気掃除機は、比較的大きな塵埃を吸引ノズルで吸い取り、小さな塵埃をサポートプレートで掻き取ることができるという効果を有するものであったが、吸引ノズルとその後方に位置するサポートプレートとの間に隙間が生じることから、吸引ノズルの吸引力が低下するという課題を有するものであった。
【0008】
本発明は、前記従来の課題を解決するものであり、耐久性を向上させて製造コストの低減を図ることができると共に、吸引ノズルの吸引力を低下させることなく被清掃面に付着した塵埃を強く掻き取ることができ、且つ清掃シートがズレにくく、清掃面全体で被清掃面の清掃を行うことができる清掃具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記従来の課題を解決するために、請求項1の発明は、平面視が略長方形状の軟質部材からなる清掃プレートを備えた清掃ヘッドと、該清掃ヘッドの上面に固定される操作用ハンドルと、を有し、不織布により形成された清掃シートが、前記清掃プレートの底面側を覆うように装着される清掃具において、前記清掃ヘッドは、電気掃除機本体側と連通する吸引口と、前記清掃シートを被清掃面側に押さえつける軟質部材からなる押圧ブレードと、を有することを特徴としている。
【0010】
請求項1の発明では、清掃ヘッドが清掃プレートと、吸引口と、押圧ブレードとを有しているので、比較的大きな塵埃を吸引口で吸引することができ、小さな塵埃を、清掃シートを介した清掃プレートで掻き取ることができ、清掃シートを介した押圧ブレードで被清掃面に付着した塵埃を強く掻き取ることができ、耐久性を向上させて製造コストの低減を図ることができると共に、清掃シートがズレにくく、清掃面全体で被清掃面の清掃を行うことができる。また、押圧ブレードを吸引口側と清掃プレート側との間に位置させれば、吸引口からの負圧が清掃プレート側に逃げるのを防ぐことができ、吸引力を維持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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