TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025002475
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102678
出願日2023-06-22
発明の名称液体凍結装置
出願人ホシザキ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F25D 13/00 20060101AFI20241226BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】液体凍結装置において、操作部と表示部の少なくとも一方が配置されたパネル部が扉の開放時に隠れないようにする。
【解決手段】液体凍結装置10は、ハウジング11内にて上面に開口部20aを有して貯えた不凍液により被凍結物を凍結させる凍結槽20と、凍結槽20の上面の開口部20aを開閉自在に塞ぐ扉26と、凍結槽20の上面の開口部20aの後側にてハウジング11の後側上面部に操作部16aと表示部16bの少なくとも一方が配置されたパネル部16とを備え、扉26はハウジング11の後部にて水平軸線回りに回動可能に支持され、扉26の後部の左右両側部には扉26が閉じられた状態で後方に延出するアーム部27を設け、アーム部27の先端部をハウジング11の後部に回動可能に支持させた。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ハウジング内にて上面に開口部を有し、内部に貯えた不凍液により被凍結物を凍結させる凍結槽と、
前記凍結槽の上面の開口部を開閉自在に塞ぐ扉と、
前記凍結槽の上面の開口部の後側にて前記ハウジングの後側上面部に操作部と表示部の少なくとも一方が配置されたパネル部とを備え、
前記扉は前記ハウジングの後部にて水平軸線回りに回動可能に支持された液体凍結装置であって、
前記扉の後部の左右両側部には前記扉が閉じられた状態で後方に延出するアーム部を設け、前記アーム部の先端部を前記ハウジングの後部に回動可能に支持させたことを特徴とする液体凍結装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
請求項1に記載の液体凍結装置において、
前記ハウジングは後側上面部に前記開口部よりも上側に立ち上がる箱形ケーシング部を備え、前記箱形ケーシング部の前面から上面の間の少なくとも一部に前記パネル部を配置したものであり、
前記アーム部を前記箱形ケーシング部の側部に支持させたことを特徴とする液体凍結装置。
【請求項3】
請求項2に記載の液体凍結装置において、
前記箱形ケーシング部は前側上部に斜め前方に傾斜する傾斜面を有し、前記傾斜面に前記パネル部を配置したことを特徴とする液体凍結装置。
【請求項4】
請求項2に記載の液体凍結装置において、
前記箱形ケーシング部内には内部を下部領域と上部領域とに仕切る仕切部材を設け、
前記箱形ケーシング部内の下部領域に前記凍結槽内の不凍液を撹拌する撹拌羽根を回転させる撹拌モータを配置し、前記箱形ケーシング部内の上部領域に前記液体凍結装置の作動を制御する基板を配置したことを特徴とする液体凍結装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、食材や調理物等の被凍結物を冷却した不凍液によって凍結させる液体凍結装置に関する。
続きを表示(約 3,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、食材や調理物等の被凍結物を冷却した不凍液によって凍結させる食品冷凍装置が開示されている。この食品冷凍装置は、不凍液を貯える冷凍槽と、冷凍槽の上面開口部を開閉する蓋と、冷凍槽内の不凍液を冷却する冷凍装置と、冷凍槽内の不凍液を撹拌する撹拌手段とを備えている。この食品冷凍装置においては、冷凍槽内の不凍液は、冷凍装置を構成する冷媒管を循環する冷媒により冷却されるとともに、撹拌手段により温度が均一となるように撹拌されている。冷凍槽内に食材等の被凍結物を浸漬すると、被凍結物は不凍液と熱交換されて凍結される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-298973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1で用いられている食品冷凍装置(液体凍結装置)は、冷凍槽(凍結槽)の左側部に冷凍装置の冷媒管と撹拌手段が配置され、冷凍槽の後部に蓋(扉)がヒンジ機構によって左右方向を軸線回りに回動可能に支持されている。この種の食品冷凍装置は、種々の厨房機器と同じ厨房に設置されることが多く、他の厨房機器の設置関係によって設置スペースが限られることが多い。このため、冷凍槽の後部に冷凍装置の冷媒管と撹拌手段を配置することで冷凍槽の左右方向の幅を狭くすることができ、他の厨房機器を設置した厨房の限られた設置スペースにも設置可能とすることができる。また、この種の食品冷凍装置においては、冷凍槽内の不凍液の各種操作や温度等の情報の確認をするための操作パネル(パネル部)をユーザの使いやすい位置に配設するのが好ましく、冷凍槽の開口部の後側に操作パネルを配設すれば、ユーザが操作パネルの各種操作の操作性や温度等の情報の視認性を高めることができる。しかし、冷凍槽の開口部の後部には蓋が左右方向とした水平軸線回りに回動可能に支持されており、蓋を水平軸線回りに回動させて開放したときには操作パネルが隠れることになり、操作パネルの各種操作や温度等の情報を確認することができなくなる。本発明は、液体凍結装置において、操作部と表示部の少なくとも一方が配置されたパネル部が扉の開放時に隠れないようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記課題を解決するために、ハウジング内にて上面に開口部を有し、内部に貯えた不凍液により被凍結物を凍結させる凍結槽と、凍結槽の上面の開口部を開閉自在に塞ぐ扉と、凍結槽の上面の開口部の後側にてハウジングの後側上面部に操作部と表示部の少なくとも一方が配置されたパネル部とを備え、扉はハウジングの後部にて水平軸線回りに回動可能に支持された液体凍結装置であって、扉の後部の左右両側部には扉が閉じられた状態で後方に延出するアーム部を設け、アーム部の先端部をハウジングの後部に回動可能に支持させたことを特徴とする液体凍結装置を提供するものである。
【0006】
上記のように構成した液体凍結装置においては、扉の後部の左右両側部には扉が閉じられた状態で後方に延出するアーム部を設け、アーム部の先端部をハウジングの後部に回動可能に支持させている。扉の前部を持ち上げて凍結槽の開口部を開放したときに、アーム部によって扉の後端が凍結槽の開口部から後側に連続する仮想平面よりも持ち上がるようになる。これによって、ハウジングの後側上面部に設けたパネル部が開放した扉により隠れず、パネル部は扉の開放時に扉の後端より下側から操作及び視認可能とすることができる。
【0007】
上記のように構成した液体凍結装置においては、ハウジングは後側上面部に開口部よりも上側に立ち上がる箱形ケーシング部を備え、箱形ケーシング部の前面から上面の間の少なくとも一部にパネル部を配置したものであり、アーム部を箱形ケーシング部の側部に支持させるようにしてもよい。ハウジングは後側上面部に開口部よりも上側に立ち上がる箱形ケーシング部を備えるようにし、箱形ケーシング部の前面から上面の間の少なくとも一部にパネル部を配置するようにしたときには、パネル部の操作部の操作性と表示部の視認性を向上させることができる。アーム部は箱形ケーシング部の側部に支持されているので、パネル部が開放させた扉の後端より下側から現れるようになって隠れず、パネル部は扉の開放時に扉の後端より下側から操作及び視認可能となる。この場合に、箱形ケーシング部は前側上部に斜め前方に傾斜する傾斜面を有し、傾斜面にパネル部を配置してもよい。箱形ケーシング部の前側上部には斜め前方に傾斜する傾斜面にパネル部を配置することで、パネル部の操作部の操作性と表示部の視認性をさらに向上させることができる。
【0008】
上記のように構成した液体凍結装置においては、箱形ケーシング部内には内部を下部領域と上部領域とに仕切る仕切部材を設け、箱形ケーシング部内の下部領域に凍結槽内の不凍液を撹拌する撹拌羽根を回転させる撹拌モータを配置し、箱形ケーシング部内の上部領域に液体凍結装置の作動を制御する基板を配置するのが好ましい。箱形ケーシング部内には凍結槽内の不凍液の冷熱が伝わり、箱形ケーシング部内の基板が結露によって不具合が生じるおそれがある。箱形ケーシング部には仕切部材により形成される上部領域に液体凍結装置の作動を制御する基板を配置しているので、不凍液の冷熱が基板に伝わりにくくなる。また、箱形ケーシング部内の下部領域に撹拌モータが配置されているので、上部領域に配置される基板は撹拌モータを作動させているときの熱によって温められ、基板に結露が生じにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の液体凍結装置の斜視図である。
液体凍結装置の左右方向の中央部を前後方向に沿って切断した縦方向断面図である。
図1の扉を開放したときの斜視図である。
箱形ケーシング部のカバーを取り外した状態の液体凍結装置の斜視図である。
図2の上側前部の一部拡大断面図である。
液体凍結装置の上側部にて前後方向の中央部で左右方向に沿って切断した縦方向断面図である。
液体凍結装置の冷凍装置を中心とした概略図である。
図2の上側後部の一部拡大断面図である。
仕切板の後側位置での左右方向に沿って切断した縦方向断面斜視図(a)と、(a)の蒸発管を取り外した状態の縦方向断面斜視図(b)である。
図4にて撹拌装置を上側に取り外した状態の斜視図である。
網棚を前方に引き出した状態の収納籠の斜視図である。
網棚を収納籠内に収納した状態で可動枠部の下部を外側に回動させたときの収納籠の斜視図である。
収納籠の係止部を凍結槽の開口部のフックに係止させたときの図2に相当する縦方向断面図である。
収納籠の係止部を凍結槽の開口部のフックに係止させて網棚を前方に引き出したときの斜視図である。
制御装置のブロック図である。
凍結運転モードから保冷運転モードに切り替えたときのタイムチャートである。
凍結運転モードで省エネルギーモードから通常凍結モードに切り替えるときのタイムチャートである。
凍結運転モードで温度センサにより被凍結物投入温度を検出したときに省エネルギーモードから通常凍結モードに切り替えるときのタイムチャートである。
箱形ケーシング部を略矩形状としたときの斜視図である。
ハウジングの後側上面部に上側に立ち上がる箱形ケーシング部を設けないときの斜視図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に、本発明の液体凍結装置の一実施形態を添付図面を参照して説明する。本発明の液体凍結装置10は、リキッドフリーザーとも呼ばれるものであり、エタノール(57wt%)を用いた不凍液を用いて食材、調理物等の被凍結物を急速で凍結させるものである。食材、調理物等の被凍結物は、主として真空包装機等を用いて包装袋内に密閉されたものが用いられ、液体凍結装置10で凍結された後で冷凍庫内で冷凍保存される。図1及び図2に示したように、液体凍結装置10は、ハウジング11内の上部に凍結槽20と下部に機械室12とを備えている。図2及び図3に示したように、凍結槽20の後部には後述する撹拌装置50の撹拌モータ51を支持する支持板13が架設されており、ハウジング11の上面部には後部を除く部分に凍結槽20の上面の開口部20aが配置され、ハウジング11の後側上面部に配置される支持板13の上側には上方に立ち上がる箱形ケーシング部14が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

ホシザキ株式会社
貯蔵庫
16日前
ホシザキ株式会社
洗浄機
29日前
ホシザキ株式会社
洗浄機
29日前
ホシザキ株式会社
製氷機
1か月前
ホシザキ株式会社
冷却貯蔵庫
22日前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1日前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1日前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1日前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1日前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1日前
個人
排熱利用システム
2か月前
個人
冷却ユニット
7か月前
個人
自然冷媒冷凍空調装置
15日前
シャープ株式会社
冷却装置
7か月前
株式会社ナガオカ
冷却装置
1日前
アクア株式会社
冷蔵庫
4か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
2か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
3か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
7か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
3か月前
エスペック株式会社
冷凍装置
8か月前
大和冷機工業株式会社
冷蔵庫
4か月前
ワコン株式会社
真空保冷容器
8か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
2か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
6か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
2か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
6か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
8か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
2か月前
ホシザキ株式会社
製氷機
1か月前
ホシザキ株式会社
製氷機
1か月前
ホシザキ株式会社
製氷機
4か月前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
7か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
7か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
8か月前
続きを見る