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公開番号2024148469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023061641
出願日2023-04-05
発明の名称冷蔵庫
出願人アクア株式会社
代理人個人,個人
主分類F25D 23/02 20060101AFI20241010BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】センターピラーが取り付けられた観音開き式の扉を有する冷蔵庫であって、扉とセンターピラーとの間の気密性が確保されるとともに、少ないヒータ容量でセンターピラーの本体の前面部の結露を効率的に抑制する冷蔵庫を提供する。
【解決手段】観音開き式の扉と、扉の一方の扉の自由端に回転自在に取り付けられたセンターピラー10と、を備え、センターピラー10は、少なくとも前面部12Aが樹脂材料で形成され、本体12内の前面部12Aの近傍において、上下に延びた2つの板状の磁石20,22が、それぞれの扉に対向する位置に所定の間隔を開けて配置され、2つの磁石20,22の間の領域に、コード状ヒータ30が上下細長のリング状に配置され、一方の磁石20及び他方の磁石22に交互に近付くように蛇行して上下に延びている冷蔵庫を提供する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
観音開き式の扉と、
前記扉の一方の扉の自由端に回転自在に取り付けられたセンターピラーと、
を備え、
前記センターピラーは、少なくとも前面部が樹脂材料で形成され、上下方向に延びた本体を備え、
前記本体内の前記前面部の近傍において、
上下に延びた2つの板状の磁石が、それぞれの前記扉に対向する位置に所定の間隔を開けて配置され、
2つの前記磁石の間の領域に、コード状ヒータが上下細長のリング状に配置され、
前記コード状ヒータは、両端部から一方の磁石側を上下に延びる第1の部分と、他方の磁石側を上下に延びる第2の部分と、前記本体の上端及び下端の近傍で前記第1の部分及び前記第2の部分を繋げる折り返し部分とを有し、
前記第1の部分は、前記両端部が圧着端子でリード線と接続された接続部を有し、前記接続部が前記一方の磁石の面部と重なる位置に配置され、
前記接続部が前記一方の磁石の面部と重なる位置では、前記第2の部分が、前記一方の磁石及び前記他方の磁石の間の領域において、前記一方の磁石及び前記他方の磁石に交互に近付くように蛇行して上下に延びていることを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記本体の内部に断熱材が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記一方の磁石及び前記他方の磁石の間の領域において、前記コード状ヒータが前記断熱材及び前記前面部に挟まれて固定されていることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記接続部、前記接続部と隣接する前記第1の部分及び前記リード線の一部が配置された領域を除き、前記一方の磁石及び前記他方の磁石が、前記断熱材及び前記前面部に挟まれて固定されていることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記接続部が、前記一方の磁石及び前記断熱材で囲まれ固定されていることを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、観音開き式の扉を備えた冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
両側の扉の回転軸が外側に位置し、両側の扉を開くと収納領域が全面的に開放される観音開き式の扉を備えた冷蔵庫が普及している。観音開き式の扉を備えた冷蔵庫では、多くの場合、扉を閉じたときの密封製を確保するため、一方の扉の自由端に回転自在に取り付けられたセンターピラーを備える。センターピラーを備える冷蔵庫の中には、センターピラーの本体の中にヒータを備え、外気に触れるセンターピラーの本体の前面部に結露が生じるのを防ぐようにしたものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-257066号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の冷蔵庫は、金属製のセンターピラーの本体の前面部と、扉の内面に取り付けられた磁石を有するガスケットとが磁力で互いに引きつけられて、前面部と扉の内面との間の気密性が確保されている。センターピラー側に磁石が配置されていないので、本体の前面部の幅方向の任意の位置に配置することができる。
【0005】
センターピラーの本体の前面部を、金属材料より熱伝導率が低い樹脂材料で形成した場合、結露を防ぐためのヒータ容量を低減できる。また、樹脂材料を用いることにより、より自由なデザインのセンターピラーが実現できる。
【0006】
しかしながら、センターピラーの本体の前面部を樹脂材料で形成する場合、磁力で扉との気密性を得るには、センターピラーの本体の中に磁石を配置する必要がある。このため、磁石との干渉を考慮すると、ヒータを配置できる場所が制限されることになる。このため、センターピラーの本体の前面部を十分に加熱できず、外気と接する前面部の外面に結露が生じる虞がある。
【0007】
従って、本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、センターピラーが取り付けられた観音開き式の扉を有する冷蔵庫であって、扉とセンターピラーとの間の気密性が確保されるとともに、少ないヒータ容量でセンターピラーの本体の前面部の結露を効率的に抑制する冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第1の態様は、
観音開き式の扉と、
前記扉の一方の扉の自由端に回転自在に取り付けられたセンターピラーと、
を備え、
前記センターピラーは、少なくとも前面部が樹脂材料で形成され、上下方向に延びた本体を備え、
前記本体内の前記前面部の近傍において、
上下に延びた2つの板状の磁石が、それぞれの前記扉に対向する位置に所定の間隔を開けて配置され、
2つの前記磁石の間の領域に、コード状ヒータが上下細長のリング状に配置され、
前記コード状ヒータは、両端部から一方の磁石側を上下に延びる第1の部分と、他方の磁石側を上下に延びる第2の部分と、前記本体の上端及び下端の近傍で前記第1の部分及び前記第2の部分を繋げる折り返し部分とを有し、
前記第1の部分は、前記両端部が圧着端子でリード線と接続された接続部を有し、前記接続部が前記一方の磁石の面部と重なる位置に配置され、
前記接続部が前記一方の磁石の面部と重なる位置では、前記第2の部分が、前記一方の磁石及び前記他方の磁石の間の領域において、前記一方の磁石及び前記他方の磁石に交互に近付くように蛇行して上下に延びている冷蔵庫である。
【0009】
本態様によれば、センターピラーの本体の前面部が、金属に比べて熱伝導率の低い樹脂材料で形成されているので、ヒータ容量を低減でき、デザインの自由度も高まる。前面部が樹脂材料で形成されていても、上下に延びた2つの板状の磁石が、それぞれの扉に対向する位置に配置されているので、扉とセンターピラーとを確実に磁力で密封することができる。更に、2つの磁石の間の領域において、一方の磁石側及び他方の磁石側にコード状ヒータが上下に延びて配置されているので、前面部を十分に加熱して、外気と触れる外面の結露を防ぐことができる。
【0010】
特に、コード状ヒータの第1の部分の両端部の発熱に寄与しない接続部が、2つの磁石の間の領域から外れた一方の磁石の面部上に配置され、その領域では、コード状ヒータの第2の部分が、2つの磁石の間の領域において、2つの磁石に交互に近付くように蛇行して上下に延びている。これにより、前面部を加熱して、外気と触れる前面部の外面に結露が生じるのを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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