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公開番号
2024165356
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023081495
出願日
2023-05-17
発明の名称
冷却貯蔵庫
出願人
フクシマガリレイ株式会社
代理人
個人
主分類
F25D
21/14 20060101AFI20241121BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】排水を電気ヒータで加熱する蒸発処理装置を備える冷却貯蔵庫において、水位センサと水温センサの出力に依存しない電気ヒータの制御を可能とする。
【解決手段】蒸発処理装置10の電気ヒータ16への通電を制御する蒸発制御部が、冷凍機3の運転率に基づく制御を行う運転率制御モードを備える。運転率制御モードにおける蒸発制御部は、冷凍機3の運転率が所定の基準値以上の場合は、当該運転率が高いほど電気ヒータ16の発熱量を高く設定し、冷凍機3の運転率が基準値未満の場合は、当該運転率にかかわらず電気ヒータ16を非通電とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
庫内(2)を冷却する冷凍機(3)と、庫内(2)で生じた排水を蒸発させる蒸発処理装置(10)とを有し、
蒸発処理装置(10)が、排水を受け入れる蒸発皿(15)と、蒸発皿(15)内の排水を加熱する電気ヒータ(16)とを備える冷却貯蔵庫であって、
電気ヒータ(16)への通電を制御する蒸発制御部(23)が、冷凍機(3)の運転率に基づく制御を行う運転率制御モードを備えており、
運転率制御モードにおける蒸発制御部(23)は、冷凍機(3)の運転率が所定の基準値以上の場合は、当該運転率が高いほど電気ヒータ(16)の発熱量を高く設定し、冷凍機(3)の運転率が前記基準値未満の場合は、当該運転率にかかわらず電気ヒータ(16)を非通電とすることを特徴とする冷却貯蔵庫。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
蒸発皿(15)内の排水の水位を検出する水位センサ(17)と、該排水の水温を検出する水温センサ(18)と、水位センサ(17)および水温センサ(18)の故障を検出する故障検出部(24)とを備えており、
蒸発制御部(23)は、故障検出部(24)により水位センサ(17)と水温センサ(18)の両方が故障していると判定された場合に、運転率制御モードで電気ヒータ(16)を制御し、水位センサ(17)と水温センサ(18)の少なくとも一方が正常であれば、正常なセンサ(17・18)の出力に基づいて電気ヒータ(16)を制御する請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
【請求項3】
蒸発制御部(23)が、水位センサ(17)および水温センサ(18)の出力に基づいて電気ヒータ(16)を制御する通常制御モードと、水位センサ(17)のみの出力に基づいて電気ヒータ(16)を制御する水位制御モードとを備えており、
水位制御モードにおける電気ヒータ(16)の通電時の発熱量が、通常制御モードにおける電気ヒータ(16)の通電時の発熱量よりも低く設定されている請求項2に記載の冷却貯蔵庫。
【請求項4】
蒸発制御部(23)が、水温センサ(18)のみの出力に基づいて電気ヒータ(16)を制御する水温制御モードを備えており、
水温制御モードにおける蒸発制御部(23)は、水温センサ(18)で検出される水温が所定の下限温度以下になると電気ヒータ(16)への通電を開始し、前記水温が前記下限温度よりも高い上限温度以上になると電気ヒータ(16)への通電を停止し、冷凍機(3)の運転率が所定の低域値以下になると前記下限温度および前記上限温度を下方修正する請求項2または3に記載の冷却貯蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、除霜水や結露水などの排水の蒸発処理装置を備える冷蔵庫や冷蔵ショーケースなどの冷却貯蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
排水の蒸発処理装置を備える冷却貯蔵庫は、例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の蒸発処理装置は、貯蔵室の下方に形成された機械室内に収容されており、貯蔵室からの排水を受け入れる蒸発皿と、蒸発皿を加熱して排水の蒸発を促進する電気ヒータなどで構成される。電気ヒータへの通電は、蒸発皿内の排水の水位を検出する水位センサの出力と、同水温を検出する水温センサの出力とに基づいて制御されている。具体的には、水位センサで検出される水位が一定以上の場合に、水温センサで検出される水温が下限温度(例えば40℃)以下になると、制御部(マイクロコンピュータ)は電気ヒータへの通電を開始し、同水温が上限温度(例えば50℃)以上になると通電を停止する。排水の水位が一定未満の場合は、その水温にかかわらず電気ヒータへの通電は行わない。
【0003】
ヒータ式の蒸発処理装置を備える冷却貯蔵庫は、特許文献2と特許文献3にも開示されている。特許文献2の蒸発処理装置では、水位センサのみの出力に基づいて電気ヒータへの通電を制御しており、具体的には、水位センサで検出される水位が一定以上になると電気ヒータに通電する制御を行っている。また、特許文献3の蒸発処理装置では、水温センサのみの出力に基づいて電気ヒータへの通電を制御しており、具体的には、水温センサの検出値の上昇勾配が一定以上となった場合に、蒸発皿内に排水が無いと判断して電気ヒータを非通電とする制御を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-318233号公報
特開2005-74090号公報
特開2009-85473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の蒸発処理装置のように、蒸発皿に水位センサと水温センサを設け、両センサの出力に基づいて電気ヒータを制御すると、仮に水温センサが故障した場合でも、正常な水位センサの出力のみに基づいて、例えば特許文献2に記載の方法で電気ヒータを制御することができる。また、仮に水位センサが故障した場合でも、正常な水温センサの出力のみに基づいて、例えば特許文献3に記載の方法で電気ヒータを制御することができる。つまり、水位センサと水温センサの一方が故障しても、他方の出力に基づいて電気ヒータを制御して、蒸発処理装置ひいては冷却貯蔵庫の運転を継続することができ、以て冷却貯蔵庫の信頼性を高めることができる。しかし、水位センサと水温センサの両方が故障した場合に、冷却貯蔵庫の運転を継続するには、これらセンサの出力に依存しない別の方法で電気ヒータを制御する必要がある。
【0006】
本発明の目的は、排水を電気ヒータで加熱する蒸発処理装置を備える冷却貯蔵庫において、水位センサと水温センサの出力に依存しない電気ヒータの制御を可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、庫内2を冷却する冷凍機3と、庫内2で生じた排水を蒸発させる蒸発処理装置10とを有し、蒸発処理装置10が、排水を受け入れる蒸発皿15と、蒸発皿15内の排水を加熱する電気ヒータ16とを備える冷却貯蔵庫を対象とする。電気ヒータ16への通電を制御する蒸発制御部23が、冷凍機3の運転率に基づく制御を行う運転率制御モードを備えており、運転率制御モードにおける蒸発制御部23は、冷凍機3の運転率が所定の基準値以上の場合は、当該運転率が高いほど電気ヒータ16の発熱量を高く設定し、冷凍機3の運転率が前記基準値未満の場合は、当該運転率にかかわらず電気ヒータ16を非通電とすることを特徴とする。本発明において冷凍機3の運転率とは、例えば冷却貯蔵庫の稼働時間(除霜時間を除く)に占める冷凍機3の運転時間の割合のことである。
【0008】
蒸発皿15内の排水の水位を検出する水位センサ17と、該排水の水温を検出する水温センサ18と、水位センサ17および水温センサ18の故障を検出する故障検出部24とを備えており、蒸発制御部23は、故障検出部24により水位センサ17と水温センサ18の両方が故障していると判定された場合に、運転率制御モードで電気ヒータ16を制御し、水位センサ17と水温センサ18の少なくとも一方が正常であれば、正常なセンサ17・18の出力に基づいて電気ヒータ16を制御する。
【0009】
蒸発制御部23が、水位センサ17および水温センサ18の出力に基づいて電気ヒータ16を制御する通常制御モードと、水位センサ17のみの出力に基づいて電気ヒータ16を制御する水位制御モードとを備えており、水位制御モードにおける電気ヒータ16の通電時の発熱量が、通常制御モードにおける電気ヒータ16の通電時の発熱量よりも低く設定されている。
【0010】
蒸発制御部23が、水温センサ18のみの出力に基づいて電気ヒータ16を制御する水温制御モードを備えており、水温制御モードにおける蒸発制御部23は、水温センサ18で検出される水温が所定の下限温度以下になると電気ヒータ16への通電を開始し、前記水温が前記下限温度よりも高い上限温度以上になると電気ヒータ16への通電を停止し、冷凍機3の運転率が所定の低域値以下になると前記下限温度および前記上限温度を下方修正する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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