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公開番号
2025003262
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023179827
出願日
2023-10-18
発明の名称
冷蔵庫
出願人
アクア株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F25D
23/02 20060101AFI20241226BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】従来の冷蔵庫では、断熱扉の閉動作時の回転速度のばらつきにより、利用者の利便性が損なわれるという課題がある。
【解決手段】本発明の冷蔵庫10は、第1の断熱扉14及び第2の断熱扉15を自閉させる自閉機構41を有する。また、第3の断熱扉18及び第4の断熱扉19を自閉させる自閉機構37を有する。そして、自閉機構37,41は、断熱箱体11に配設されるキャッチャー部42と、第1の断熱扉14等に配設され、キャッチャー部42と着脱自在に連結するストライカ部44と、キャッチャー部42の回転速度を減速させるソフトクローズ部45と、を備える。この構造により、第1の断熱扉14等の閉動作時における回転速度が、自閉機構37,41を介して第1の速度から第2の速度へと変化することで、利用者の利便性が向上される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
貯蔵室が形成される断熱箱体と、
前記断熱箱体の前記貯蔵室の前面開口部を開閉自在に塞ぐ断熱扉と、
前記断熱扉を前記断熱箱体に対して自閉させる自閉機構と、を備え、
少なくとも前記断熱扉が、前記断熱箱体に対して開状態から全閉状態へと移行する間において、
前記断熱扉の回転速度が、前記自閉機構を介して第1の速度から第2の速度へと変化することを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記自閉機構は、
前記断熱箱体に対して回転可能に配設されるキャッチャー部と、
前記断熱扉に配設され、前記断熱扉の開閉動作に連動して前記キャッチャー部に連結し、あるいは前記キャッチャー部から離脱するストライカ部と、
前記キャッチャー部の回転を規制する抵抗力を前記キャッチャー部に段階的に加える回転規制部と、を有し、
前記キャッチャー部が前記回転規制部から受ける前記抵抗力に応じて、前記断熱扉の前記回転速度が、前記第1の速度から前記第2の速度に変化することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記キャッチャー部は、前記抵抗力の異なる複数の前記回転規制部によって規制されることで、前記断熱扉の前記回転速度が、前記第1の速度から前記第2の速度に変化することを特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記第1の速度は、前記開状態から前記断熱扉が前記全閉状態に対して所望の角度開いた状態まで前記断熱扉が回転する速度であり、
前記第2の速度は、前記所望の角度から前記全閉状態まで前記断熱扉が回転する速度であり、
前記断熱扉が両開き式扉の場合には、前記第1の速度よりも前記第2の速度の方が速いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記第1の速度は、前記開状態から前記断熱扉が前記全閉状態に対して所望の角度開いた状態まで前記断熱扉が回転する速度であり、
前記第2の速度は、前記所望の角度から前記全閉状態まで前記断熱扉が回転する速度であり、
前記断熱扉が片開き式扉の場合には、前記第1の速度が前記第2の速度よりも速いことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記自閉機構は、
前記断熱箱体に対して固定される筐体部と、
前記筐体部に対して回転可能に配設されるキャッチャー部と、
前記筐体部に形成されるガイド溝と、
その回転軸が前記ガイド溝に挿通され、前記キャッチャー部に回転可能に支持されるローラ部と、
前記ローラ部に反力を加え、前記キャッチャー部の回転速度を減速させる回転規制部と、を有し、
前記ローラ部が前記回転規制部から受ける前記反力に応じて、前記断熱扉の前記回転速度が、前記第1の速度から前記第2の速度に変化することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記回転規制部の前記ローラ部により押圧される面には、前記断熱箱体の横幅方向へと延在する平坦面と、前記平坦面と連続し、前記断熱箱体の奥行方向へと傾斜する傾斜面と、が形成され、
前記ローラ部が前記平坦面から前記傾斜面へ移行することで、前記第1の速度から前記第2の速度に変化することを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記自閉機構は、
前記断熱箱体に対して固定される筐体部と、
前記筐体部に対して回転可能に配設されるキャッチャー部と、
前記筐体部に形成されるガイド溝と、
前記キャッチャー部に対してスライド可能に配設されると共に、前記ガイド溝に挿通されるガイド軸を有する押圧部材と、
前記キャッチャー部の回転速度を減速させる回転規制部と、を有し、
前記断熱扉の閉動作時には、前記キャッチャー部は、前記ガイド溝にガイドされながら前記前面開口部側へと回転動作し、前記押圧部材は、前記回転規制部を前記断熱箱体の奥行方向へと押圧することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記回転規制部の前記押圧部材により押圧される面には、前記断熱箱体の横幅方向へと延在する平坦面と、前記平坦面と連続し、前記奥行方向へと傾斜する傾斜面と、が形成され、
前記押圧部材が前記平坦面から前記傾斜面へ移行することで、前記第1の速度から前記第2の速度に変化することを特徴とする請求項8に記載の冷蔵庫。
【請求項10】
前記傾斜面は、前記平坦面よりも前記奥行方向の奥側へと傾斜し、
前記断熱扉が両開き式扉の場合には、前記第1の速度よりも前記第2の速度の方が速いことを特徴とする請求項7または請求項9に記載の冷蔵庫。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫に関し、特に、断熱扉の閉動作時における回転速度が自閉機構を介して第1の速度から第2の速度へと変化させ利用者の利便性を向上させる冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、従来の冷蔵庫が開示されている。冷蔵庫は、貯蔵室として用いられる冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体の前面開口部を塞ぐ断熱扉と、を備える。そして、断熱扉の右側端部が、上部ヒンジ部を介して冷蔵庫本体に対して回転自在に軸支される。また、冷蔵庫本体の天井面には、上部ヒンジ部の近傍に断熱扉の自閉機構部が配設される。
【0003】
自閉機構部は、主に、上部ヒンジ部と同軸上に回転可能な第1機構と、第1機構に対して回転可能に取り付けられたL字形状の第2機構と、第1機構に配設される永久磁石と、第1機構の回転動作を規制するダンパ部と、第1機構の回転動作をアシストする第1バネ部と、断熱扉の全閉状態を検出する位置検出スイッチと、を備える。
【0004】
一方、断熱扉の庫内側には、断熱扉の閉動作の際に第2機構を押す接続部が形成される。接続部が、断熱扉の閉動作に連動して、自閉機構部のカバーの切欠き部を介してその内部に侵入する。そして、接続部が、第2機構を押すことで第1機構が回転し、第1機構が位置検出スイッチを押下する。冷蔵庫の制御部は、位置検出スイッチからの入力信号により、断熱扉の全閉状態を判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第3953082号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の片開き式扉の冷蔵庫では、両開き式の扉の冷蔵庫と比較すると、片開き式扉の冷蔵庫の方が、扉1枚当たりのサイズが大きくなると共に、庫内側のドアポケットへの収納物量も多くなり、断熱扉の重量が重くなる。更には、上記扉のサイズの違いにより、片開き式冷蔵庫の方が、回転軸(ヒンジ軸)から断熱扉の戸先までの距離が長く、遠心力が大きくなる。また、片開き式扉の冷蔵庫の方が、断熱扉の開状態から全閉状態までの回転距離が長くなる。
【0007】
上記構造上の相違により、片開き式冷蔵庫では、断熱扉の全閉時の断熱扉と断熱箱体との衝撃が大きくなり、仮に、冷蔵庫の利用者が、断熱扉と断熱箱体との間に指を挟んだ場合には、負傷リスクが高まるという課題がある。また、利用者により断熱扉を閉める際の力加減は様々であり、上記閉める力が強い場合には、更に、上記負傷リスクが高まる。
【0008】
一方、両開き式の扉の冷蔵庫では、片開き式冷蔵庫と比較すると、上記指挟みによる負傷のリスクは小さくなる。しかしながら、両開き式の扉の冷蔵庫では、左右2枚の断熱扉は、全閉時に断熱箱体の中央部にて閉まり、横幅方向に並列して配置されることで、利用者は、断熱扉の全閉状態を目視にて確認し難くなるという課題がある。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、断熱扉の閉動作時における回転速度が自閉機構を介して第1の速度から第2の速度へと変化させ利用者の利便性を向上させる冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の冷蔵庫の第1の態様では、貯蔵室が形成される断熱箱体と、前記断熱箱体の前記貯蔵室の前面開口部を開閉自在に塞ぐ断熱扉と、前記断熱扉を前記断熱箱体に対して自閉させる自閉機構と、を備え、少なくとも前記断熱扉が、前記断熱箱体に対して開状態から全閉状態へと移行する間において、前記断熱扉の回転速度が、前記自閉機構を介して第1の速度から第2の速度へと変化することを特徴とする。この構造により、断熱扉の閉動作時において、断熱扉は、自閉機構を介して段階的に抵抗力を受けることで、断熱扉の回転速度は第1の速度から第2の速度へと変化する。その結果、断熱扉を閉める際の力加減は、利用者によって様々であるが、断熱扉の回転速度が、自閉機構を介して調整され一定化されることで、例えば、断熱扉の収納部内にて収納物同士が衝突する音が低減される等、利用者の利便性が向上される。
(【0011】以降は省略されています)
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