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公開番号2024146895
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2024055205
出願日2024-03-29
発明の名称冷凍機
出願人ダイキン工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F25B 1/053 20060101AFI20241004BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】サージングの発生を抑制することが可能な冷凍機を提供すること。
【解決手段】冷凍機100は、冷凍サイクルを実行する冷凍機であって、冷媒を圧縮する圧縮機10と、圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器20と、凝縮された冷媒を膨張させる膨張弁30と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器40と、蒸発器と圧縮機とを接続する吸入配管L11と、圧縮機を駆動するモータ50と、凝縮器から吐出された冷媒を対象部品に供給する第1配管L21と、対象部品を冷却した冷媒を第1位置である吸入配管L11に供給する第2配管L23と、対象部品を冷却した冷媒を第1位置とは異なる位置であり当該冷凍機に含まれる第2位置に供給する第3配管L24と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
冷凍サイクルを実行する冷凍機であって、
冷媒を圧縮する圧縮機と、
圧縮された前記冷媒を凝縮する凝縮器と、
凝縮された前記冷媒を膨張させる膨張弁と、
膨張した前記冷媒を蒸発させる蒸発器と、
前記蒸発器と前記圧縮機とを接続する吸入配管と、
前記圧縮機を駆動するモータと、
前記凝縮器から吐出された前記冷媒を対象部品に供給する第1配管と、
前記対象部品を冷却した前記冷媒を第1位置である前記吸入配管に供給する第2配管と、
前記対象部品を冷却した前記冷媒を前記第1位置とは異なる位置であり当該冷凍機に含まれる第2位置に供給する第3配管と、を備える冷凍機。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
前記圧縮機は、ターボ圧縮機である、請求項1に記載の冷凍機。
【請求項3】
前記対象部品は、前記モータ、又は、前記圧縮機の回転軸を支持する軸受、又は、前記モータのコントローラである、請求項1又は2に記載の冷凍機。
【請求項4】
前記第2位置は、前記蒸発器である、請求項1~3の何れか一項に記載の冷凍機。
【請求項5】
前記対象部品は、前記モータであり、
前記第1配管は、前記モータのケーシング内に連通する流路に接続されている、請求項1~4の何れか一項に記載の冷凍機。
【請求項6】
前記対象部品は、前記圧縮機の回転軸を支持する軸受であり、
前記軸受は、オイルレス軸受である、請求項1~5の何れか一項に記載の冷凍機。
【請求項7】
前記蒸発器は前記冷媒と空気との間で伝熱する空気熱交換器である、請求項1~6の何れか一項に記載の冷凍機。
【請求項8】
前記第2配管に設けられた第1制御弁と、
前記第3配管に設けられた第2制御弁と、
前記第1制御弁及び前記第2制御弁を制御する制御部と、を備える請求項1~7の何れか一項に記載の冷凍機。
【請求項9】
前記制御部は、
前記第1制御弁を開状態とし、前記第2制御弁を閉状態として、第1運転モードを実行可能であり、
前記第1制御弁を閉状態とし、前記第2制御弁を開状態として、第2運転モードを実行可能である、請求項8に記載の冷凍機。
【請求項10】
前記圧縮機においてサージングが発生する領域の境界を示すサージラインに基づいて、前記第3配管を流れる前記冷媒の流量を制御する制御部を備える請求項1~9の何れか一項に記載の冷凍機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、冷凍機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
冷凍機は、圧縮機、凝縮器、膨張弁、及び蒸発器を備える。圧縮機として、例えばターボ圧縮機が利用される場合がある。ターボ圧縮機は、回転軸を備え、回転軸の一端には、羽根車が設けられ、回転軸の他端は、モータ室に配置されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載のターボ圧縮機では、昇圧前の低温低圧の気体が、モータ室に導入されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-13697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圧縮機には各種の制約事項があり、この制約事項によって圧縮機を運転可能な領域が制限されている。制約事項が満たされない場合には、冷凍機の運転が不安定となる。本開示は、圧縮機を運転可能な領域の拡大を図ることが可能な冷凍機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る冷凍機は、冷凍サイクルを実行する冷凍機であって、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された前記冷媒を膨張させる膨張弁と、膨張した冷媒を蒸発させる蒸発器と、蒸発器と圧縮機とを接続する吸入配管と、圧縮機を駆動するモータと、凝縮器から吐出された冷媒を対象部品に供給する第1配管と、対象部品を冷却した冷媒を第1位置である吸入配管に供給する第2配管と、対象部品を冷却した冷媒を第1位置とは異なる位置であり当該冷凍機に含まれる第2位置に供給する第3配管と、を備える。
【0006】
本態様の冷凍機では、対象部品を冷却後の冷媒を、第1位置である吸入配管、または、第2位置に供給することができる。冷凍機は、対象部品を冷却後の冷媒を、第1位置及び第2位置の両方に供給することができる。冷凍機では、対象部品を冷却後の冷媒の供給先を選択することにより、圧縮機を運転可能な領域の拡大を図ることができる。
【0007】
本開示の一態様に係る冷凍機において、圧縮機は、ターボ圧縮機でもよい。本態様の冷凍機では、対象部品を冷却後の冷媒の供給先を選択することにより、運転状態を変えてサージングの発生を抑制できる。
【0008】
本開示の一態様に係る冷凍機において、対象部品は、モータ、又は、圧縮機の回転軸を支持する軸受、又は、モータのコントローラである。
【0009】
本態様の冷凍機では、モータを冷却することにより、モータにおける発熱を抑制することができる。本態様の冷凍機では、軸受を冷却することにより、軸受における焼きつきを抑制できる。本態様の冷凍機では、コントローラを冷却することにより、コントローラにおける不具合の発生を抑制することができる。
【0010】
本開示の一態様に係る冷凍機において、第2位置は、蒸発器でもよい。本態様の冷凍機では、対象部品を冷却後の冷媒を、蒸発器に戻すことにより、圧縮機に供給される冷媒ガスの過熱度を相対的に低くすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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