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公開番号2025019673
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023123404
出願日2023-07-28
発明の名称冷蔵庫
出願人東芝ライフスタイル株式会社
代理人弁理士法人サトー
主分類F25D 21/08 20060101AFI20250131BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約【課題】冷却器の着霜劣化に起因した貯蔵室の冷却に関する不具合を効率的に防止できる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫は、貯蔵室と、貯蔵室を冷却するための冷気を生成する冷却器と、冷却器に対する除霜能力が異なる複数の加熱部と、複数の加熱部を個別に駆動して冷却器の除霜を行うことが可能な制御部と、を備え、複数の加熱部は、第1加熱部と、第1加熱部よりも除霜能力が低い第2加熱部とを含み、制御部は、着霜によって冷却器の冷却機能が低下する所定の条件が満たされた場合に第2加熱部を駆動して第1加熱部の駆動を抑制する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
貯蔵室と、
前記貯蔵室を冷却するための冷気を生成する冷却器と、
前記冷却器に対する除霜能力が異なる複数の加熱部と、
複数の前記加熱部を個別に駆動して前記冷却器の除霜を行うことが可能な制御部と、を備え、
複数の前記加熱部は、第1加熱部と、前記第1加熱部よりも除霜能力が低い第2加熱部とを含み、
前記制御部は、着霜によって前記冷却器の冷却機能が低下する所定の条件が満たされた場合に前記第2加熱部を駆動して前記第1加熱部の駆動を抑制する、
冷蔵庫。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記貯蔵室内の温度を検知する庫内温度検知部と、
前記冷却器の温度を検知する冷却器温度検知部と、を更に備え、
着霜によって前記冷却器の冷却機能が低下する所定の条件は、前記庫内温度検知部の検知温度と前記冷却器温度検知部の検知温度との温度差が閾値を超えていることを含む、
請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項3】
着霜によって前記冷却器の冷却機能が低下する所定の条件は、前記貯蔵室内の冷却中における今回の前記温度差が前記貯蔵室内の冷却中における前回の前記温度差よりも大きくなっていることを含む、
請求項2記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記制御部は、着霜によって前記冷却器の冷却機能が低下する所定の条件が満たされた場合において、前記貯蔵室内の冷却を停止してから待機時間経過後に前記第2加熱部を駆動する、
請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記貯蔵室の冷却に用いられる冷媒を圧縮する圧縮機を更に備え、
前記制御部は、着霜によって前記冷却器の冷却機能が低下する所定の条件が満たされた場合において、前記圧縮機の駆動を停止してから前記第2加熱部を駆動する場合に、前記第2加熱部を駆動してから駆動時間が経過又は前記冷却器温度検知部の検知温度が停止温度を超えると前記第2加熱部の駆動を停止する、
請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記制御部は、前記貯蔵室内の冷却を停止してから前記第1加熱部を駆動させた後に所定時間又は前記冷却器温度検知部の検知温度が所定温度に到達すると前記第2加熱部を駆動する、
請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記制御部は、前記貯蔵室内の冷却を停止してから前記第1加熱部を駆動させた後に前記所定時間又は前記冷却器温度検知部の検知温度が前記所定温度に到達すると前記第2加熱部を駆動する場合、前記第1加熱部を停止する、
請求項6記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記冷却器によって生成される前記冷気を送風する送風機を更に備え、
前記第2加熱部は、前記第1加熱部よりも前記冷却器から離れた位置に設けられており、
前記制御部は、前記第2加熱部を駆動するとともに前記送風機を駆動する、
請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記第2加熱部を駆動するとともに前記送風機を駆動する場合、前記制御部は、前記送風機の回転数を前記貯蔵室内の冷却中における前記送風機の最も低い回転数以下に設定する、
請求項8記載の冷蔵庫。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、冷却器に付着した霜をヒータで除霜する冷蔵庫に関して、着霜検知信号に応じて除霜ヒータと樋ヒータに電力を供給して、冷却器および排水樋、排水管を加熱し、除霜完了信号に応じて除霜ヒータへの電力供給を停止するとともに、除霜ヒータへの電力供給停止後も樋ヒータへの電力供給を所定時間継続することで、ヒータによる消費電力を低減し、経済化を図る技術が知られている。従来構成において、除霜ヒータは、冷却器の除霜を行うためのものであり、樋ヒータは、排水樋で受け取った冷却器からの融解水による排水樋での凍結を防止するためのものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-167896号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、従来構成は、2つのヒータを用いて冷却器の除霜や排水樋の凍結防止が図られており、このうち冷却器の除霜は、冷却器に対して接触または近接して配設された除霜ヒータのみで行うことが前提とされている。そのため、例えば冷却器に生じた軽度な着霜による冷却性能の低下つまり着霜劣化を緩和する場合であっても、除霜ヒータの加熱によって冷却器の霜を融解することになる。そのため、冷却器周辺の空間内に過度に熱が伝わる可能性があり、貯蔵室内の冷却に不具合が生じる場合がある。このように、従来構成では、冷却器の着霜劣化の状態に応じて柔軟に対応できないという課題があった。
【0005】
そこで、本実施形態は、冷却器の着霜劣化に起因した貯蔵室の冷却に関する不具合を効率的に防止できる冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態の冷蔵庫は、貯蔵室と、前記貯蔵室を冷却するための冷気を生成する冷却器と、前記冷却器に対する除霜能力が異なる複数の加熱部と、複数の前記加熱部を個別に駆動して前記冷却器の除霜を行うことが可能な制御部と、を備え、複数の前記加熱部は、第1加熱部と、前記第1加熱部よりも除霜能力が低い第2加熱部とを含み、前記制御部は、着霜によって前記冷却器の冷却機能が低下する所定の条件が満たされた場合に前記第2加熱部を駆動して前記第1加熱部の駆動を抑制する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
第1実施形態による冷蔵庫の構成の一例を示す正面図
第1実施形態による冷蔵庫の構成の一例を示す断面図
第1実施形態による冷蔵庫の電気的構成の一例を示すブロック図
第1実施形態による冷蔵庫について、除霜ヒータ及び樋ヒータの設置位置の一例を示す斜視図
第1実施形態による冷蔵庫について、除霜ヒータ及び樋ヒータの設置位置の一例を示す断面図
第1実施形態による冷蔵庫について、除霜ヒータ及び樋ヒータの駆動制御の一例を示すタイムチャート
第1実施形態による冷蔵庫について、部分除霜制御が行われる際の制御内容の一例を示すフローチャート
第2実施形態による冷蔵庫について、部分除霜制御が行われる際の制御内容の一例を示すフローチャート
第3実施形態による冷蔵庫について、除霜ヒータ及び樋ヒータの駆動制御の一例を示すタイムチャート
第4実施形態による冷蔵庫について、樋ヒータ及び冷凍用送風機の駆動制御の一例を示すタイムチャート
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の複数の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の要素には同一の符号を付し、説明を省略する。また、以下の実施形態において、構成要素等に付された「第1」、「第2」との語句は、類似した構成要素を単に区別するためのものであり、構成要素間の優劣等を意味するものではない。
【0009】
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態について、図1から図7を参照して説明する。
冷蔵庫1は、図1及び図2に示すように、前面が開口した縦長矩形箱状の冷蔵庫本体10内に複数の貯蔵室を有して構成されている。以下の説明では、冷蔵庫本体10の開口側を冷蔵庫1の前側とし、開口とは反対側を冷蔵庫1の後側とする。また、冷蔵庫1を図1の姿勢で床面に設置した場合における重力方向に対する上下方向を、冷蔵庫1の上下方向とする。冷蔵庫1を前方から見た場合における左右方向を、冷蔵庫1の左右方向つまり幅方向とし、冷蔵庫1の前後方向を、冷蔵庫1の奥行方向とする。
【0010】
冷蔵庫1は、冷蔵庫本体10を主体に構成されている。冷蔵庫本体10は、前面が開口した断熱性を有する矩形の箱体で構成されている。冷蔵庫本体10は、箱体を構成する各壁部の内部に例えば硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材や真空断熱パネル等の断熱部材で構成される断熱材が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)

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