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公開番号
2025006258
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106935
出願日
2023-06-29
発明の名称
冷蔵庫
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
F25D
19/00 20060101AFI20250109BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】冷凍サイクルの効率を向上させることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵庫100は、圧縮機と、凝縮器と、流量調節弁と、キャピラリーチューブ4と、冷却器と、サクションパイプ6と、複数の保持具10とを備えている。キャピラリーチューブ4は、サクションパイプ6内に配置された第1管41および第2管42を有している。複数の保持具10の各々は、第1管41および第2管42を保持している。第1管41および第2管42は、サクションパイプ6内でサクションパイプ6の軸心A回りに螺旋状にねじられており、互いに隙間をあけて配置されており、かつサクションパイプ6の全長にわたってサクションパイプ6の内面から隙間をあけて配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記圧縮機により圧縮された前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、
前記凝縮器により凝縮された前記冷媒の流量を調節する流量調節弁と、
前記流量調節弁により流量が調節された前記冷媒を減圧するキャピラリーチューブと、
前記キャピラリーチューブにより減圧された前記冷媒を蒸発させる冷却器と、
前記冷却器で蒸発させた前記冷媒を前記圧縮機に流すサクションパイプと、
前記サクションパイプ内で前記キャピラリーチューブを保持する複数の保持具とを備え、
前記キャピラリーチューブは、前記サクションパイプ内に配置された第1管および第2管を有し、
複数の前記保持具の各々は、前記第1管および前記第2管を保持し、
前記第1管および前記第2管は、前記サクションパイプ内で前記サクションパイプの軸心回りに螺旋状にねじられており、互いに隙間をあけて配置されており、かつ前記サクションパイプの全長にわたって前記サクションパイプの内面から隙間をあけて配置されている、冷蔵庫。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記第1管は、前記第2管よりも太い内径を有している、請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記第1管および前記第2管は、前記サクションパイプの前記軸心回りに互いに点対称に配置されている、請求項1または2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記第1管および前記第2管はそれぞれ前記サクションパイプの径方向において前記軸心からの距離が一定である、請求項1~3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記サクションパイプは、直線部と、前記直線部に接続された曲線部とを有し、
前記保持具は、前記サクションパイプの前記内面に固定される固定部を有し、
前記曲線部に配置された前記保持具の前記固定部の外径は、前記直線部に配置された前記保持具の前記固定部の外径よりも小さい、請求項1~4のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記曲線部に配置された前記保持具の前記固定部の内側の幅は、外側の幅よりも小さい、請求項5に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、冷蔵庫に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、冷蔵庫において、キャピラリーチューブを用いて高圧冷媒が減圧されている。冷蔵庫においては、冷却効率向上のため、サクションパイプを流れる低温の冷媒とキャピラリーチューブを流れる冷媒との間で熱交換が行なわれる。これにより、低温の冷媒のエンタルピーが回収されることで、冷凍サイクルの効率を向上させることが可能である。キャピラリーチューブを長くすることにより熱回収量を増大させることで、過冷却領域を稼ぐことができる。これにより、冷却能力を向上させることで冷凍サイクルの効率を向上させることが可能である。しかし、キャピラリーチューブとサクションパイプとが同一の長さである場合、キャピラリーチューブが長くなると、必然的にサクションパイプも長くなる。これにより、低圧側冷媒の圧力損失が大きくなるため、冷凍サイクルの効率が低下する。
【0003】
特開2006-189249号公報(特許文献1)では、一次側冷媒(フロン)と二次側冷媒(水)との熱交換を行う二重管熱交換器が提案されている。この二重管熱交換器では、円形断面の外管内に、外管の軸心周りにそれぞれ螺旋状に捻られて一次側冷媒を流す複数の内管と、所定の間隔ごとに位置決め部材であるスペーサとが配置されている。これにより、複数の内管同士の隙間および外管の内面と内管との隙間が一定に保持されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-189249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記公報の二重管熱交換器では、スベーサが外管の内面と内管との隙間を全長にわたって一定に保持する手段が明らかにされていない。そのため、外管の内面と内管とが接触することによって一次側冷媒(フロン)と二次側冷媒(水)との熱交換性能が低下するという課題がある。したがって、上記公報の二重管熱交換器の外管がサクションパイプとして用いられ、螺旋状の複数の内管がキャピラリーチューブとして用いられた場合、サクションパイプを流れる低温の冷媒とキャピラリーチューブを流れる冷媒との熱交換性能が低下することによって、冷凍サイクルの効率が低下するという課題がある。
【0006】
本開示は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷凍サイクルの効率を向上させることができる冷蔵庫を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の冷蔵庫は、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機により圧縮された冷媒を凝縮させる凝縮器と、凝縮器により凝縮された冷媒の流量を調節する流量調節弁と、流量調節弁により流量が調節された冷媒を減圧するキャピラリーチューブと、キャピラリーチューブにより減圧された冷媒を蒸発させる冷却器と、冷却器で蒸発させた冷媒を圧縮機に流すサクションパイプと、サクションパイプ内でキャピラリーチューブを保持する複数の保持具とを備えている。キャピラリーチューブは、サクションパイプ内に配置された第1管および第2管を有している。複数の保持具の各々は、第1管および第2管を保持している。第1管および第2管は、サクションパイプ内でサクションパイプの軸心回りに螺旋状にねじられており、互いに隙間をあけて配置されており、かつサクションパイプの全長にわたってサクションパイプの内面から隙間をあけて配置されている。
【発明の効果】
【0008】
本開示の冷蔵庫によれば、冷凍サイクルの効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る冷蔵庫の全体構成図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫のサクションパイプの径方向における概略断面図である。
実施の形態1に係る冷蔵庫のサクションパイプの径方向および長さ方向における概略断面図である。
実施の形態1に係るサクションパイプの径方向におけるキャピラリーチューブの配置を示す概略断面図である。
比較例のサクションパイプの径方向における概略断面図である。
実施の形態2に係る冷蔵庫のサクションパイプの長さ方向における概略断面図である。
実施の形態2に係る冷蔵庫のサクションパイプの曲線部の長さ方向における概略断面図である。
実施の形態2に係る冷蔵庫の変形例のサクションパイプの曲線部の長さ方向における概略断面図である。
比較例のサクションパイプの曲線部の長さ方向における概略断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、実施の形態について説明する。なお、図中において、同一または相当する部分には同一の符号を付してその説明は繰り返さない。
(【0011】以降は省略されています)
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