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公開番号2025012211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114890
出願日2023-07-13
発明の名称照明装置及び補正方法
出願人三菱電機株式会社,三菱電機照明株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類H05B 47/155 20200101AFI20250117BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】色温度の異なる複数の発光素子を有する照明装置の色温度のばらつきを抑制することを目的とする。
【解決手段】照明装置は、それぞれ異なる色温度で発光する第1発光素子及び第2発光素子と、第1発光素子及び第2発光素子に、個別に点灯電力を供給する電源回路と、第1発光素子及び第2発光素子の色温度のばらつきに応じて設定された補正値に基づいて、第1発光素子及び第2発光素子へ供給される点灯電力を制御する制御部と、を備えている。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれ異なる色温度で発光する第1発光素子及び第2発光素子と、
前記第1発光素子及び前記第2発光素子に、個別に点灯電力を供給する電源回路と、
前記第1発光素子及び前記第2発光素子の色温度のばらつきに応じて設定された補正値に基づいて、前記第1発光素子及び前記第2発光素子へ供給される前記点灯電力を制御する制御部と、
を備えた照明装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1発光素子及び前記第2発光素子の色温度のばらつき範囲は、それぞれマクアダム楕円1stepを超える範囲である請求項1に記載の照明装置。
【請求項3】
前記第1発光素子と前記第2発光素子との合成光の色温度のばらつき範囲は、マクアダム楕円3step以下の範囲である請求項1に記載の照明装置。
【請求項4】
前記補正値は、前記第1発光素子及び前記第2発光素子の色温度のばらつき範囲から得られる請求項1~請求項3の何れか一項に記載の照明装置。
【請求項5】
前記補正値は、前記第1発光素子及び前記第2発光素子の色温度のばらつき範囲、及び、前記第1発光素子及び前記第2発光素子を個別に発光させた時の明るさのばらつき範囲から得られる請求項1~請求項3の何れか一項に記載の照明装置。
【請求項6】
前記第1発光素子及び前記第2発光素子を個別に発光させた時の明るさのばらつき範囲は、それぞれの基準の明るさに対し±20%以内の範囲である請求項5に記載の照明装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記第1発光素子へ供給される前記点灯電力と前記第2発光素子へ供給される前記点灯電力との比率を、前記補正値を用いて補正する請求項1~請求項3の何れか一項に記載の照明装置。
【請求項8】
それぞれ異なる色温度で発光する第1発光素子及び第2発光素子を備える照明装置の補正方法であって、
前記第1発光素子のみを点灯させ、前記第1発光素子の色度座標を特定する工程と、
前記第2発光素子のみを点灯させ、前記第2発光素子の色度座標を特定する工程と、
前記第1発光素子と前記第2発光素子との合成光の色度座標である補正前色度座標を特定する工程と、
前記第1発光素子の色度座標と、前記第2発光素子の色度座標と、前記補正前色度座標と、目標となる前記合成光の等色温度線とに基づいて、補正値を求める工程と、を含む補正方法。
【請求項9】
前記補正値を求める工程は、
前記第1発光素子の色度座標と前記第2発光素子の色度座標とを結ぶ直線と、前記合成光の前記等色温度線との交点を求め、
前記交点と、前記補正前色度座標との差に応じて色度座標の補正値を求める工程である請求項8に記載の補正方法。
【請求項10】
前記補正前色度座標を特定する工程は、
前記第1発光素子の色度座標と、前記第2発光素子の色度座標と、から前記合成光の色度座標を算出し、算出した前記合成光の色度座標を前記補正前色度座標とする工程である請求項8又は請求項9に記載の補正方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、色温度の異なる複数の発光素子を有する照明装置、及び該照明装置の補正方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、照射する光の光量及び光色を調整可能な照明装置が知られている。例えば特許文献1には、光色の異なる複数の光源を備えた照明器具において、複数の光源の光量をそれぞれ調整することで、目的の照明光とすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-170445号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されるように、光色の異なる複数の種類の光源により目的の光色の合成光を照射する場合は、各光源へ供給される電力の調整が行われる。例えば、相関色温度が5000Kの第1発光素子と、相関色温度が3000Kの第2発光素子とを備える照明装置の場合、第1発光素子及び第2発光素子へ供給される電力の比率を調整することで、中間色である相関色温度が4000Kの合成光を生成することができる。しかしながら、同じ種類の各発光素子にも色温度及び光束のばらつきが存在し、合成光の色温度及び光束のばらつきは、第1発光素子と第2発光素子との色温度及び光束のばらつきが加算された範囲となる。その結果、複数の照明装置において、第1発光素子及び第2発光素子へ供給される電力の比率を同じに調整して点灯させた場合も、照明装置によって色温度が異なり、利用者に違和感を与えてしまう。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するものであり、色温度の異なる複数の発光素子を有する照明装置における色温度のばらつきを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る照明装置は、それぞれ異なる色温度で発光する第1発光素子及び第2発光素子と、第1発光素子及び第2発光素子に、個別に点灯電力を供給する電源回路と、第1発光素子及び第2発光素子の色温度のばらつきに応じて設定された補正値に基づいて、第1発光素子及び第2発光素子へ供給される点灯電力を制御する制御部と、を備えている。
【0007】
本開示に係る補正方法は、それぞれ異なる色温度で発光する第1発光素子及び第2発光素子を備える照明装置の補正方法であって、第1発光素子のみを点灯させ、第1発光素子の色度座標を特定する工程と、第2発光素子のみを点灯させ、第2発光素子の色度座標を特定する工程と、第1発光素子と第2発光素子との合成光の色度座標である補正前色度座標を特定する工程と、第1発光素子の色度座標と、第2発光素子の色度座標と、補正前色度座標と、目標となる合成光の等色温度線とに基づいて、補正値を求める工程と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
本開示における照明装置及び補正方法によれば、色温度の異なる複数の発光素子の色温度のばらつきに応じて設定された補正値に基づいて、各発光素子へ供給される点灯電力を制御することで、照明装置の色温度のばらつきを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る照明装置の斜視図である。
実施の形態1に係る照明装置の分解斜視図である。
実施の形態1に係る照明装置の灯具の斜視図である。
実施の形態1に係る照明装置の光源部及び電源部の構成を説明する図である。
実施の形態1に係る照明装置の色温度のばらつきを説明する色度図である。
実施の形態1における補正値取得処理の流れを示すフローチャートである。
実施の形態1における補正値取得処理を説明する色度図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る照明装置の実施の形態を、図面を参照して説明する。各図面において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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