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公開番号2025014570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117242
出願日2023-07-19
発明の名称発光ユニット及び表示装置
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類H10H 20/855 20250101AFI20250123BHJP()
要約【課題】レンズアレイを樹脂の成形によって製造する場合であっても、レンズアレイを歩留まりよく製造することができる発光ユニットと、その発光ユニットを備える表示装置とを提供する。
【解決手段】発光ユニット400において、レンズアレイ300は、複数の発光素子100の各々と対面する位置に配置されるレンズ部320と、回路基板200の表面200aと対面する位置に配置される板状本体部310とを有する。板状本体部310と複数のレンズ部320とは一体に形成されている。板状本体部310の、回路基板200の表面200aに面する内面310aは、各々の発光素子100の、回路基板200の厚さの方向に平行なZ軸方向に関して回路基板200の表面200aから最も遠い頂部100aよりも、回路基板200の表面200aに近い位置に配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
各々可視光を放射する複数の発光素子と、
複数の前記発光素子が表面に配列されている回路基板と、
複数の前記発光素子の各々と対面する位置に配置されるレンズ部と、前記回路基板の前記表面と対面する位置に配置される板状本体部とを有し、前記板状本体部と複数の前記レンズ部とが一体に形成されているレンズアレイと、
を備え、
前記板状本体部の、前記回路基板の前記表面に面する内面は、各々の前記発光素子の、前記回路基板の厚さの方向に平行なZ軸方向に関して前記回路基板の前記表面から最も遠い頂部よりも、前記回路基板の前記表面に近い位置に配置されている、
発光ユニット。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記回路基板は、前記Z軸方向に関して前記表面と反対側の裏面と、前記裏面と前記表面とをつなぐ側面とを有し、
前記レンズアレイは、前記回路基板の前記側面と対面する側壁部と、前記側壁部の、前記回路基板の前記側面と対面する内側面から突出した複数の突出部とをさらに有し、
前記回路基板には、前記突出部ごとに、該突出部が嵌る切り欠き部が形成されている、
請求項1に記載の発光ユニット。
【請求項3】
複数の前記切り欠き部の各々の全体は、複数の前記発光素子のうちの、前記側壁部に面する位置に配置されている複数の最外周部発光素子よりも、前記回路基板の前記表面に平行な面内方向に関して前記側壁部に近い外方に配置されている、
請求項2に記載の発光ユニット。
【請求項4】
複数の前記発光素子のうちの、前記側壁部に面する位置に配置されている複数の最外周部発光素子の少なくともいずれかは、前記突出部とも対面している、
請求項2に記載の発光ユニット。
【請求項5】
前記回路基板は、前記発光素子ごとに、前記表面から隆起した隆起部を有し、
各々の前記発光素子は、前記隆起部に載っている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の発光ユニット。
【請求項6】
前記板状本体部は、
被補強部材に、前記被補強部材の強度を補う補強部材が埋没した構造、
を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の発光ユニット。
【請求項7】
請求項1から4のいずれか1項に記載の発光ユニットを複数備え、
複数の前記発光ユニットによって、映像を表示する表示画面が構成されている、
表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光ユニット及び表示装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているように、複数の発光素子が表面に配列されている回路基板と、その回路基板に対面して配置されているレンズアレイとを備える発光ユニットが知られている。
【0003】
レンズアレイは、複数の発光素子の各々と対面する位置に配置されるレンズ部と、回路基板の表面と対面する位置に配置される板状本体部とを有する。レンズアレイの、回路基板及び発光素子と対面する内面は、平坦に形成されている。レンズアレイの内面と発光素子との間には、間隙が確保されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-006855号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記レンズアレイにおいては、板状本体部がレンズ部に比べて薄く、しかも板状本体部とレンズ部とで厚さの差が大きい。
【0006】
このため、レンズアレイを、金型を用いた樹脂の成形によって製造する場合、板状本体部、又は板状本体部とレンズ部との接続部分において、ウェルドラインその他の成形不良が生じることがあった。そして、その成形不良がレンズアレイの歩留まりを低下させる要因となっていた。
【0007】
本開示の目的は、レンズアレイを樹脂の成形によって製造する場合であっても、レンズアレイを歩留まりよく製造することができる発光ユニットと、その発光ユニットを備える表示装置とを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る発光ユニットは、
各々可視光を放射する複数の発光素子と、
複数の前記発光素子が表面に配列されている回路基板と、
複数の前記発光素子の各々と対面する位置に配置されるレンズ部と、前記回路基板の前記表面と対面する位置に配置される板状本体部とを有し、前記板状本体部と複数の前記レンズ部とが一体に形成されているレンズアレイと、
を備え、
前記板状本体部の、前記回路基板の前記表面に面する内面は、各々の前記発光素子の、前記回路基板の厚さの方向に平行なZ軸方向に関して前記回路基板の前記表面から最も遠い頂部よりも、前記回路基板の前記表面に近い位置に配置されている。
【発明の効果】
【0009】
上記構成によれば、板状本体部の内面が発光素子の頂部よりも回路基板の表面に近い位置に配置されるので、従来に比べて板状本体部を厚く形成することができる。このため、レンズアレイを樹脂の成形によって製造する場合であっても、成形の際に、板状本体部、又は板状本体部とレンズ部との接続部分において、成形不良が生じにくい。従って、レンズアレイを歩留まりよく製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係る表示装置の表示画面の正面図
実施形態1に係る発光ユニットの部分断面図
実施形態1に係る発光素子の断面図
実施形態2に係る発光ユニットの部分断面図
実施形態2に係る発光ユニットの、図4に示す断面に対して直角な断面を示す部分断面図
実施形態3に係る発光ユニットの、図4に示す断面に対して直角な断面を示す部分断面図
実施形態4に係る発光ユニットの部分断面図
実施形態5に係る発光ユニットの部分断面図
実施形態6に係る発光ユニットの部分断面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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