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公開番号2025014174
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023116474
出願日2023-07-18
発明の名称送風装置
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人加藤国際特許事務所
主分類F04D 29/44 20060101AFI20250123BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】送風性能の低下を抑制しながら部品の共通化を図ることができる送風装置を提供する。
【解決手段】送風装置としての換気扇100において、ファン52は、筐体3に設定された設定軸線Pを中心として回転することにより気流を発生する。案内部材8は、化粧グリル7に取り付けられた円環部81と、円環部81よりも吸込ベルマウス531に近い位置に位置する頂部82と、円環部81の全周から頂部82に達している傾斜部83とを有している。円環部81の中心の位置は、設定軸線Pから外れている。頂部82は、設定軸線P上に位置している。化粧グリル7に対する案内部材8の位置は、円環部81の周方向へ変更可能になっている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
送風装置本体と、
前記送風装置本体に取り付けられているグリルユニットと
を備え、
前記送風装置本体は、筐体開口部及び吐出口が形成された筐体と、前記筐体に設けられた送風部とを有しており、
前記グリルユニットは、前記筐体開口部を覆う化粧グリルと、前記化粧グリルに取り付けられた案内部材とを有しており、
前記送風部は、ファンと、ファンケーシングとを有しており、
前記ファンは、前記筐体に設定された設定軸線を中心として回転することにより気流を発生し、
前記ファンケーシングは、前記設定軸線を囲む吸込ベルマウスを有しており、
前記筐体の内部には、前記吸込ベルマウスに流入した前記気流を前記吐出口へ導く内部風路が前記ファンケーシングによって形成されており、
前記案内部材は、前記化粧グリルに取り付けられた円環部と、前記円環部よりも前記吸込ベルマウスに近い位置に位置する頂部と、前記円環部の全周から前記頂部に達している傾斜部とを有しており、
前記円環部の中心の位置は、前記設定軸線から外れており、
前記頂部は、前記設定軸線上に位置しており、
前記化粧グリルに対する前記案内部材の位置は、前記円環部の周方向へ変更可能になっている送風装置。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
前記設定軸線に沿って前記案内部材を見たとき、前記頂部は、前記円環部の外形線よりも内側に位置している請求項1に記載の送風装置。
【請求項3】
前記吸込ベルマウスと前記案内部材との間に形成されている吸込風路における風路断面積は、前記円環部の位置から前記頂部の位置に近づくにつれて小さくなっている請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
【請求項4】
前記設定軸線に沿って前記吸込ベルマウス及び前記案内部材を見たとき、前記吸込ベルマウスの内周面は、前記円環部の外形線の内側に位置している請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
【請求項5】
前記設定軸線に沿って前記グリルユニットを見たとき、前記円環部の中心は、前記化粧グリルの中心と一致している請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
【請求項6】
前記傾斜部は、前記円環部の内側に向けて湾曲している請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
【請求項7】
前記化粧グリルは、前記筐体開口部に対向するパネルを有しており、
前記円環部は、前記パネルに取り付けられており、
前記案内部材は、多孔質材料によって構成されており、
前記案内部材と前記パネルとの間には、空気層が形成されている請求項1又は請求項2に記載の送風装置。
【請求項8】
前記化粧グリルは、前記筐体開口部の周囲に配置されるフレームと、前記パネルを前記フレームに連結する連結部とを有しており、
前記案内部材は、前記設定軸線に沿った方向における前記パネルと前記フレームとの間の範囲に収まっている請求項7に記載の送風装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、換気扇などの送風装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、多翼送風機が組み込まれた箱形の本体の開口面に吸音ベルマウスを取り付け、本体の開口面に対向するパネルに中空の円錐形状の吸音案内部材を取り付けた換気装置が開示されている。吸音ベルマウスは、多翼送風機のモータの回転軸と同軸線上に吸込口構造を有している。吸音案内部材は、吸音ベルマウスの吸込口構造に円錐形状の先端を入り込ませてパネルに取り付けられている。吸音ベルマウスと吸音案内部材との間には、本体の外部から本体の内部に空気をスムーズに流入させる風路が形成されている。これにより、換気装置の騒音の抑制が図られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第2504940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、複数の換気装置において本体の内部構造が互いに異なる場合、本体における吸音ベルマウス及び多翼送風機の位置が換気装置ごとに異なることがある。従って、吸音案内部材及びパネルを組み合わせたユニットを複数の換気装置に共通の部品として用いる場合、一部の換気装置では、本体における吸音ベルマウス及び多翼送風機に対して吸音案内部材を適切な位置に配置することができなくなるおそれがある。これにより、風路圧損の悪化、多翼送風機の回転数の増加による騒音の増大など、送風性能の低下の懸念が生じる。また、吸音ベルマウス及び多翼送風機の位置に合わせて換気装置ごとに異なるパネル及び吸音案内部材のユニットを作製すると、部品点数が多くなってしまう。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するものであり、送風性能の低下を抑制しながら部品の共通化を図ることができる送風装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る送風装置は、送風装置本体と、送風装置本体に取り付けられているグリルユニットとを備え、送風装置本体は、筐体開口部及び吐出口が形成された筐体と、筐体に設けられた送風部とを有しており、グリルユニットは、筐体開口部を覆う化粧グリルと、化粧グリルに取り付けられた案内部材とを有しており、送風部は、ファンと、ファンケーシングとを有しており、ファンは、筐体に設定された設定軸線を中心として回転することにより気流を発生し、ファンケーシングは、設定軸線を囲む吸込ベルマウスを有しており、筐体の内部には、吸込ベルマウスに流入した気流を吐出口へ導く内部風路がファンケーシングによって形成されており、案内部材は、化粧グリルに取り付けられた円環部と、円環部よりも吸込ベルマウスに近い位置に位置する頂部と、円環部の全周から頂部に達している傾斜部とを有しており、円環部の中心の位置は、設定軸線から外れており、頂部は、設定軸線上に位置しており、化粧グリルに対する案内部材の位置は、円環部の周方向へ変更可能になっている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、送風性能の低下を抑制しながら部品の共通化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係るタイプAの換気扇を示す断面図である。
図1の換気扇を示す側面図である。
図2の送風装置本体を下方から見たときの状態を示す正面図である。
図2のグリルユニットを示す斜視図である。
図4の化粧グリルを示す斜視図である。
図4の案内部材を示す斜視図である。
図1の吸込ベルマウス及び案内部材を示す一部破断斜視図である。
実施の形態1に係るタイプBの換気扇を示す側面図である。
図8のグリルユニットを示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の対象を実施するための形態について添付の図を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。なお、本開示の対象は、以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態の任意の構成要素の変形、又は実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
【0010】
実施の形態1.
本実施の形態における送風装置は、ダクト用換気扇である。ダクト用換気扇は、室内から吸い込んだ空気を、換気ダクトを通して室外へ排出する。本実施の形態では、互いに異なる2つのタイプA及びBの換気扇について説明する。タイプA及びBの換気扇は、室内から換気ダクトを通して室外へ空気を送る送風装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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