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公開番号2025014667
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117413
出願日2023-07-19
発明の名称プリント配線板及びプリント配線板の設計方法
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H05K 3/00 20060101AFI20250123BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】安定した耐トラッキング性の評価が可能なプリント配線板を提供する。
【解決手段】本開示のプリント配線板(100A,100B,100C,100D,100E)は、基材(10)と、基材上に配置されている第1配線パターン(20)及び第2配線パターン(30)とを備えている。第1配線パターンは、第1端(20a)を有している。第2配線パターンは、第2端(30a)を有している。第1端及び第2端は、第1方向(DR1)において、互いに間隔を空けて対向している。第1配線パターンは、第1端から第1方向に沿って延在している。第2配線パターンは、第2端から第1配線パターンとは反対側に第1方向に沿って延在している。第1端と第2端との間の距離(DIS)は、第1方向に直交する第2方向(DR2)に沿って変化しており、かつ第2方向における1つの位置においてのみ最短距離となる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
基材と、
前記基材上に配置されている第１配線パターン及び第２配線パターンとを備え、
前記第１配線パターンは、第１端を有しており、
前記第２配線パターンは、第２端を有しており、
前記第１端及び前記第２端は、第１方向において互いに間隔を空けて対向しており、
前記第１配線パターンは、前記第１端から前記第１方向に沿って延在しており、
前記第２配線パターンは、前記第２端から前記第１配線パターンとは反対側に前記第１方向に沿って延在しており、
前記第１端と前記第２端との間の距離は、前記第１方向に直交する第２方向に沿って変化しており、かつ前記第２方向における１つの位置においてのみ最短距離となる、プリント配線板。
続きを表示（約 1,100 文字）【請求項２】
前記第１端は、直線状に延在している第１辺及び第２辺で構成されており、
前記第１辺は、前記第１方向に対して傾斜しており、
前記第２辺は、前記第１辺とは反対側に前記第１方向に対して傾斜しており、
前記第１辺及び前記第２辺は、第１頂点において互いに連なっており、
前記第２端は、直線状に延在している第３辺及び第４辺で構成されており、
前記第３辺は、前記第１方向に対して傾斜しており、
前記第４辺は、前記第３辺とは反対側に前記第１方向に対して傾斜しており、
前記第３辺及び前記第４辺は、第２頂点において互いに連なっており、
前記第１頂点と前記第２頂点との間の距離が、前記最短距離となっている、請求項１に記載のプリント配線板。
【請求項３】
前記第１端は、直線状に延在している第１辺及び第２辺で構成されており、
前記第１辺は、前記第１方向に対して傾斜しており、
前記第２辺は、前記第１辺とは反対側に前記第１方向に対して傾斜しており、
前記第１辺及び前記第２辺は、第１頂点において互いに連なっており、
前記第２端は、直線状に延在している第５辺で構成されており、
前記第１頂点と前記第５辺との間の距離が、前記最短距離となっている、請求項１に記載のプリント配線板。
【請求項４】
前記第１端は、第１円弧を有しており、
前記第２端は、第２円弧を有しており、
前記第１円弧と前記第２円弧との間の距離が、前記最短距離になっている、請求項１に記載のプリント配線板。
【請求項５】
前記第１端は、第１円弧を有しており、
前記第２端は、直線状に延在している第５辺で構成されており、
前記第１円弧と前記第５辺との間の距離が、前記最短距離となっている、請求項１に記載のプリント配線板。
【請求項６】
前記第１端は、第１円弧を有しており、
前記第２端は、直線状に延在している第３辺及び第４辺で構成されており、
前記第３辺は、前記第１方向に対して傾斜しており、
前記第４辺は、前記第３辺とは反対側に前記第１方向に対して傾斜しており、
前記第３辺及び前記第４辺は、第２頂点において互いに連なっており、
前記第１円弧と前記第２頂点との間の距離が、前記最短距離となっている、請求項１に記載のプリント配線板。
【請求項７】
請求項１から請求項６のいずれか１項に記載のプリント配線板の設計方法であって、
前記第１配線パターン及び前記第２配線パターンの外形は、アパーチャを含むデータとして設計される、プリント配線板の設計方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、プリント配線板及びプリント配線板の設計方法に関する。
続きを表示（約 1,900 文字）【背景技術】
【０００２】
例えば特開２０１７－１５４１１号公報（特許文献１）には、プリント配線板が記載されている。特許文献１に記載のプリント配線板は、絶縁基材と、第１配線パターン及び第２配線パターンとを有している。第１配線パターン及び第２配線パターンは、絶縁基材上に配置されている。第１配線パターンは、第１端を有している。第１配線パターンは、第１端と間隔を空けて対向している第２端を有している。第１配線パターンは、第１端から第１方向に沿って延在している。第２配線パターンは、第２端から第１配線パターンとは反対に第１方向に沿って延在している。第１端及び第２端の各々は、第２方向に沿って延在している辺で構成されている。第２方向は、第１方向に直交する方向である。
【０００３】
特許文献１に記載のプリント配線板を用いて、耐トラッキング性の評価が行われる。第１に、第１端と第２端との間に電解液を滴下する。滴下された電解液は、第１端及び第２端の双方に接触している。第２に、第１配線パターンと第２配線パターンとの間に電圧を印加することで、特許文献１に記載のプリント配線板の耐トラッキング性が評価される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－１５４１１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１に記載のプリント配線板では、第１端及び第２端の各々が第２方向に沿って延在している辺で構成されているため、第１方向における第１端と第２端との間の距離が第２方向における位置によって変化しない。その結果、特許文献１に記載のプリント配線板では、トラッキングの生じる位置が一定にならない。
【０００６】
本開示は、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本開示は、安定した耐トラッキング性の評価が可能なプリント配線板を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示のプリント配線板は、基材と、基材上に配置されている第１配線パターン及び第２配線パターンとを備えている。第１配線パターンは、第１端を有している。第２配線パターンは、第２端を有している。第１端及び第２端は、第１方向において互いに間隔を空けて対向している。第１配線パターンは、第１端から第１方向に沿って延在している。第２配線パターンは、第２端から第１配線パターンとは反対側に第１方向に沿って延在している。第１端と第２端との間の距離は、第１方向に直交する第２方向に沿って変化しており、かつ第２方向における１つの位置においてのみ最短距離となる。
【発明の効果】
【０００８】
本開示のプリント配線板によると、耐トラッキング性の評価を安定して行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
プリント配線板１００Ａの平面図である。
評価装置２００の模式図な正面図である。
評価装置２００の模式的な平面図である。
評価装置２００の模式的な斜視図である。
プリント配線板１００Ａを用いた耐トラッキング性の評価を説明する第１模式図である。
プリント配線板１００Ａを用いた耐トラッキング性の評価を説明する第２模式図である。
プリント配線板１００Ａを用いた耐トラッキング性の評価を説明する第３模式図である。
プリント配線板３００の平面図である。
プリント配線板３００の斜視図である。
プリント配線板３００を用いた耐トラッキング性の評価を説明する第１模式図である。
プリント配線板３００を用いた耐トラッキング性の評価を説明する第２模式図である。
プリント配線板１００Ｂの平面図である。
プリント配線板１００Ｃの平面図である。
変形例に係るプリント配線板１００Ｃの平面図である。
プリント配線板１００Ｄの平面図である。
プリント配線板１００Ｅの平面図である。
プリント配線板１００Ａの設計方法を示す模式図である。
幅を持たないライン８１を用いてプリント配線板１００Ａを設計する場合の模式図である。
プリント配線板１００Ａの効果を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本開示の実施形態の詳細を、図面を参酌して説明する。以下の図面では、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。
（【００１１】以降は省略されています）

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