TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025018012
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121386
出願日
2023-07-26
発明の名称
ガス発生装置型制動抵抗、ガスタービン発電システム、およびガス発生装置型制動抵抗によるガス生成方法
出願人
三菱電機株式会社
代理人
弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類
H02J
15/00 20060101AFI20250130BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】火力発電または原子力発電などの電力系統故障時の過大な電力は、従来熱に変換して消費するだけで利用されていない。
【解決手段】電力系統に異常が検出された場合のみ遮断器を閉じて電力系統と水素ガス発生装置を接続し、電力系統からの余剰電力により水素ガスを発生させる水素ガス発生装置型制動抵抗を備える。発生した水素ガスを貯蔵し、水素ガスタービン設備に供給する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
電力系統の系統電圧または電流を検出する検出手段、前記検出手段で検出された電圧または電流に応じて遮断器の開閉動作を指示する保護継電器、前記遮断器により前記電力系統と接続され、前記電力系統からの電力によりガスを発生するガス発生装置、前記ガス発生装置で発生したガスを貯蔵する貯蔵器、を備え、前記電力系統にあらかじめ定めた閾値以上の電圧または電流の異常が検出された場合のみ前記遮断器により前記電力系統と前記ガス発生装置を接続することを特徴とするガス発生装置型制動抵抗。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記ガス発生装置の前段あるいは前記ガス発生装置にAC/DC変換器を有することを特徴とする請求項1に記載のガス発生装置型制動抵抗。
【請求項3】
前記ガスは水素ガスまたはメタンガスであることを特徴とする請求項1に記載のガス発生装置型制動抵抗。
【請求項4】
電力系統の系統電圧または電流を検出する検出手段、前記検出手段で検出された電圧または電流に応じて遮断器の開閉動作を指示する保護継電器、前記遮断器により前記電力系統と接続され、前記電力系統からの電力によりガスを発生するガス発生装置、前記ガス発生装置で発生したガスを貯蔵する貯蔵器、を備え、前記電力系統にあらかじめ定めた閾値以上の電圧または電流の異常が検出された場合のみ前記電力系統と前記ガス発生装置を前記遮断器により接続することにより発生したガスを前記貯蔵器に貯蔵し、貯蔵されたガスによりガスタービン発電設備を稼働し、発生した電力を前記電力系統に送電することを特徴とするガスタービン発電システム。
【請求項5】
請求項1に記載のガス発生装置型制動抵抗により、電力系統の電圧または電流を検出し、検出した電圧または電流があらかじめ定められた閾値以上の場合に、遮断器を閉じてガス発生装置と前記電力系統を接続し、前記電力系統から電力を供給し、供給した電力により前記ガス発生装置で発生したガスを貯蔵し、または発生したガスからエネルギーキャリアを生成することを特徴とするガス発生装置型制動抵抗によるガス生成方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は、ガス発生装置型制動抵抗、ガスタービン発電システム、およびガス発生装置型制動抵抗によるガス生成方法に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、風力発電装置または太陽光発電装置などの電力系統の出力ターミナルにパワーツーガスユニットが接続されたコンビネーション発電所の発電ユニットにおいて、風力などの絶え間ない変動から発生する変動部分がパワーツーガスユニットにおいてガスを生成するために消費されるように設定され、風力発電装置または太陽光発電装置の電力供給があらかじめ定めた電力量を下回る場合にパワーツーガスユニットへの電力供給を減少し、または停止し、あらかじめ定めた電力量を上回る場合には、パワーツーガスユニットへの電力供給量を増加する制御を行うことが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、常時、電力系統に水素発生装置を接続する状態において、発電所の故障による電圧低下または周波数低下などの電力系統の電力動揺の発生に対し、水素発生装置で消費される電力の減少または電力を消費しない制御により、電力系統の周波数および電圧の安定化を図る技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-513890号公報
特開2023-010700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、これら技術は、カーボンフリーエネルギー供給システムの不安定な電力供給を補助するために常時、水素発生装置などを風力発電装置または太陽光発電装置などに接続した構成であり、火力発電または原子力発電などの電力系統の余剰電力発生時、特にこれら発電所の電力系統故障時に発生する過大な電力の使用については何ら開示がされていない。
【0005】
本願は、電力系統の事故時の利用価値のない電力を、水素発生装置などのパワーツーガスユニットに供給することで、今まで電力を熱として放出していた制動抵抗の代わりに使用し、電力系統異常時の過大電力を、水素あるいはメタンなどのガスに変換して貯蔵することができるとともに、必要時に利用を図ることが容易となるガス発生装置型制動抵抗を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願に開示されるガス発生装置型制動抵抗は、
電力系統の系統電圧または電流を検出する検出手段、検出手段で検出された電圧または電流に応じて遮断器の開閉動作を指示する保護継電器、遮断器により電力系統と接続され、電力系統からの電力によりガスを発生するガス発生装置、ガス発生装置で発生したガスを貯蔵する貯蔵器、を備え、電力系統にあらかじめ定めた閾値以上の電圧または電流の異常が検出された場合のみ遮断器により電力系統とガス発生装置を接続することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本願に開示されるガス発生装置型制動抵抗によれば、電力系統異常時の過大電力を水素あるいはメタンなどのガスに変換することにより貯蔵することができるとともに、必要時に利用することが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る水素ガス発生装置型制動抵抗を使用した水素ガスタービン発電システムの通常時の機能を示す概念図である。
実施の形態1に係る水素ガス発生装置型制動抵抗を使用した水素ガスタービン発電システムの電力系統故障時の機能を示す概念図である。
水素ガスタービン発電システムの各工程を説明する図である。
実施の形態1に係る水素ガス発生装置型制動抵抗を使用した電力系統故障時の機能を示す別の概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
以下、本願に係るガス発生装置型制動抵抗の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、同一内容および相当部については同一符号を配し、その詳しい説明は省略する。
【0010】
図1および図2は、実施の形態1に係る水素ガス発生装置型制動抵抗を使用した水素ガスタービン発電システムの概念図であり、図1は通常時、図2は故障時を示す。電力系統1は、原子力発電、火力発電、水力発電、風力発電、太陽光発電など、いずれの発電設備によるものでもよく、発電した電気により外部に電力を供給する。水素ガス発生装置型制動抵抗2は、計器用変圧器21、保護継電器22、遮断器23,および水素ガス発生装置24からなる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
静電モータ
14日前
株式会社アイシン
車両用駆動装置
14日前
株式会社東光高岳
開閉装置
7日前
竹内工業株式会社
配線ダクト
8日前
トヨタ自動車株式会社
積層コア
14日前
日産自動車株式会社
ロータ
14日前
株式会社豊田自動織機
回転電機のロータ
14日前
住友ベークライト株式会社
ロータ
1日前
富士電機株式会社
電源装置
1日前
日産自動車株式会社
ロータ
8日前
スワン電器株式会社
電源装置
1日前
アズビル株式会社
配線確認システム
14日前
トヨタ自動車株式会社
電動車両
14日前
東洋電装株式会社
駆動制御装置
1日前
株式会社アイシン
巻線界磁型回転電機
1日前
富士電機株式会社
電力変換装置
1日前
富士電機株式会社
電力変換装置
8日前
株式会社ダイヘン
電圧調整装置
1日前
株式会社ミツバ
電動モータ
8日前
株式会社豊田自動織機
電動圧縮機
14日前
株式会社日立製作所
回転電機
14日前
株式会社日立製作所
回転電機
2日前
株式会社デンソートリム
モータ制御装置
2日前
株式会社日立製作所
電力変換装置
14日前
株式会社アイシン
車載充電装置
1日前
株式会社浅羽製作所
管路内ケーブル剥離工具
8日前
トヨタ自動車株式会社
モータ装置の製造方法
14日前
ニチコン株式会社
スイッチングレギュレータ
7日前
株式会社デンソー
電子制御装置
14日前
株式会社マキタ
電動作業機
14日前
株式会社アイシン
車載充電装置
1日前
未来工業株式会社
取着体及び取着体装置
14日前
トヨタホーム株式会社
電力融通システム
1日前
株式会社 東京ウエルズ
駆動装置
8日前
日産自動車株式会社
回転電機用ステータ
2日前
株式会社ダイヘン
充電装置および充電設備
8日前
続きを見る
他の特許を見る