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公開番号2025012860
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023116017
出願日2023-07-14
発明の名称電動作業機
出願人株式会社マキタ
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類H02K 11/215 20160101AFI20250117BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】モータを制御する制御基板とは別に補助基板が備えられた電動作業機において、補助基板と周囲の導電部材とが導通するのを、より確実にしかも容易に抑制できるようにする。
【解決手段】電動作業機は、モータと、モータを制御する制御基板と、モータ又は制御基板と電気的に接続された導電部材と、制御基板と電気的に接続された補助基板と、を備える。補助基板は、表裏2面のうちの第1面に、電子部品が実装された配線パターンを備え、第1面とは反対側の第2面には、配線パターン及び電子部品がない片面基板である。そして、補助基板は、導電部材に対し、第2面が対向するように配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
モータと、
前記モータを制御する制御基板と、
前記モータ又は前記制御基板と電気的に接続された導電部材と、
前記制御基板と電気的に接続された補助基板と、
を備え、
前記補助基板は、表裏2面のうちの第1面に、電子部品が実装された配線パターンを備え、前記第1面とは反対側の第2面には、前記配線パターン及び前記電子部品がない片面基板であり、前記導電部材に対し、前記第2面が対向するように配置されている、電動作業機。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記モータはブラシレスモータである、請求項1に記載の電動作業機。
【請求項3】
前記補助基板の前記第1面には、前記電子部品として、前記モータの回転を検出する検出素子が実装されている、請求項1に記載の電動作業機。
【請求項4】
前記検出素子は、前記モータの回転に伴う磁気変化から前記モータの回転を検出するホール素子である、請求項3に記載の電動作業機。
【請求項5】
前記導電部材は、前記モータのステータ巻き線の集電部であり、前記補助基板は、前記導電部材と前記モータとの間に配置されている、請求項1に記載の電動作業機。
【請求項6】
前記補助基板の前記第1面において、前記配線パターン同士が交差する位置では、前記配線パターン同士が接続されることのないよう、一方の前記配線パターンが切断されており、該配線パターンの切断部分は、前記第1面に実装された前記電子部品にて接続されている、請求項1~5の何れか1項に記載の電動作業機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、モータを制御する制御基板と補助基板を有する電動作業機に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、モータを制御する制御基板に加えて、モータの回転を検出するセンサ基板が設けられた電動作業機が記載されている。センサ基板は、モータの回転軸に対し垂直となるようにモータの後端側に組み付けられており、センサ基板のモータ側の基板面には、回転位置検出用の複数のセンサ素子が実装されている。
【0003】
また、センサ基板は両面基板であり、センサ素子ごとに電力供給及び検出信号の取り出しを行うための複数の配線パターンが、モータ側及びモータとは反対側の基板面に分散して設けられている。また、センサ基板には、モータへの通電用パターンも設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6972690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電動作業機において、制御基板とは別に設けられる補助基板としては、上述のセンサ基板の他、例えば、操作スイッチなどが実装される操作基板や、動作状態を表示するLEDなどの表示素子が実装される表示基板、などを挙げることができる。そして、特許文献1に記載のように、補助基板が両面基板であり、その両面に配線パターンや電子部品が設けられている場合には、両面が導電部材と接触することのないように、補助基板を配置する必要があり、電動作業機の設計が難しくなるという問題が生じる。
【0006】
つまり、補助基板において、表裏2面の一方の基板面である第1面は、モータ内部、或いは、電動作業機の外側に向けることで、第1面の電子部品や配線パターンが周囲の導電部材と接触するのを抑制できる。しかし、第1面とは反対側の基板面である第2面は、電動作業機内の導電部材と対向して配置される可能性が高くなる。そして、第2面に配線パターンや電子部品が設けられていると、これらが、外部から侵入した水やほこりなどによって周囲の導電部材と導通し、補助基板や制御基板の電気回路が故障することがある。従って、補助基板を両面基板にて構成した場合には、両面に設けられた配線パターンや電子部品が周囲の導電部材に接触して導通することのないよう、絶縁性を確保するための設計が必要となり、設計の自由度が低下する。また、電動作業機は、モータの回転により振動することから、この振動により絶縁性が低下することも考えられる。
【0007】
本開示の一局面は、モータを制御する制御基板とは別に補助基板が備えられた電動作業機において、補助基板と周囲の導電部材とが導通するのを、より確実にしかも容易に抑制できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示の一局面の電動作業機は、モータと、モータを制御する制御基板と、モータ又は制御基板と電気的に接続された導電部材と、制御基板と電気的に接続された補助基板と、を備える。
【0009】
補助基板は、表裏2面のうちの第1面に、電子部品が実装された配線パターンを備え、第1面とは反対側の第2面には、配線パターン及び電子部品がない片面基板である。そして、補助基板は、導電部材に対し、第2面が対向するように配置されている。
【0010】
このように、本開示の電動作業機においては、補助基板が片面基板であり、配線パターン及び電子部品がない補助基板の第2面が、導電部材に対向して配置されている。
従って、補助基板を両面基板にて構成したときのように、外部から侵入した水やほこりなどによって、補助基板の第2面の配線パターンや電子部品が導電部材と接触することのないように、補助基板及び導電部材を配置する必要がない。よって、電動作業機の設計作業を簡単にすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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