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公開番号
2025014380
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116883
出願日
2023-07-18
発明の名称
管路内ケーブル剥離工具
出願人
株式会社浅羽製作所
代理人
個人
主分類
H02G
1/06 20060101AFI20250123BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】管路内壁に固着したケーブルを確実かつスムーズに撤去することができ、ケーブル表面を傷つけることがない補助工具を提供する。
【解決手段】管路内ケーブル剥離工具本体1は、先端リング部3、基端リング部4、先端リング部3及び基端リング部4間を結ぶ第一ワイヤ部5、第一ワイヤ部5に設けられた中央リング部6を備える第一ワイヤロープ2と、保持リング部8、固定リング部9、保持リング部8及び固定リング部9間を結ぶ第二ワイヤ部10、第二ワイヤ部10の被覆部11を備える第二ワイヤロープ7と、中央リング部6に接続された接続具12から成り、保持リング部8を中央リング部6に接続し、固定リング部9を接続具12に接続する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
先端に先端リング部、基端に基端リング部、前記先端リング部及び基端リング部間を結ぶ第一ワイヤ部、前記第一ワイヤ部に設けられた中央リング部を備える第一ワイヤロープと、一端に保持リング部、他端に固定リング部、前記保持リング部及び固定リング部間を結ぶ第二ワイヤ部を備える第二ワイヤロープと、前記中央リング部に接続された接続具から成り、
前記保持リング部は前記中央リング部に接続されていること、
前記接続具は前記固定リング部と接続自在であること、
を特徴とする管路内ケーブル剥離工具。
続きを表示(約 71 文字)
【請求項2】
前記第二ワイヤロープは表面が合成樹脂で被覆されていること、を特徴とする請求項1に記載の管路内ケーブル剥離工具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、管路内壁に固着して引き抜くことができないケーブルの撤去を可能とするケーブル剥離工具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
ケーブルを管路内から撤去する際、経年劣化によりケーブルシースが管路内壁に付着・固化することでケーブルが管路内に固着してしまい、単純に引き抜くことができない場合がある。
このような場合、撤去せずに管路内にケーブルを残置しては管を再利用することができず、新たな管を布設しなければならないため、莫大な費用がかかることになる。
また、ケーブルを無理に引き抜くと固着した部分のケーブルシース等が剥がれて管路内に残ることとなり、管路に異常が発生するおそれがある。
【0003】
下記特許文献1には、撤去するケーブルの端部にセットされたケーブルチャックを、壁面に当接する架台に支持された一対のジャッキ装置によりケーブル軸方向に牽引することで管路内からケーブルを引き抜く方法及びその装置が示されている。
しかし、このような大がかりな装置を用いるのは、時間や手間だけでなく、コストの面でも望ましくない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-336831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、管路内壁に固着したケーブルを剥離させ、撤去する際に用いられるものであって、構造が簡単で生産性に優れ安価に製造することができる補助工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、管路内ケーブル剥離工具において、先端に先端リング部、基端に基端リング部、前記先端リング部及び基端リング部間を結ぶ第一ワイヤ部、前記第一ワイヤ部に設けられた中央リング部を備える第一ワイヤロープと、一端に保持リング部、他端に固定リング部、前記保持リング部及び固定リング部間を結ぶ第二ワイヤ部を備える第二ワイヤロープと、前記中央リング部に接続された接続具から成り、前記保持リング部は前記中央リング部に接続されていること、前記接続具は前記固定リング部と接続自在であることを特徴とするものである。
【0007】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の管路内ケーブル剥離工具において、前記第二ワイヤロープは表面が合成樹脂で被覆されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に係る発明によれば、管路内壁に固着したケーブルを確実かつスムーズに撤去することができる。
請求項2に係る発明によれば、ケーブル表面を傷つけることなく管路内からケーブルを撤去することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
管路内ケーブル剥離工具の説明図である。
管路内ケーブル剥離工具を使用している状態を示す説明図である。
(a)管路内ケーブル剥離工具をセットした状態を示す説明図である。(b)管路内ケーブル剥離工具を牽引している状態を示す説明図である。(c)管路内においてケーブルが固着部から剥離した状態を示す説明図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0010】
以下、図1~2を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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