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公開番号2025009353
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023112301
出願日2023-07-07
発明の名称掃除機
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類A47L 9/28 20060101AFI20250110BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】コストをかけずに環境問題を改善する掃除機を提供する。
【解決手段】掃除機は、塵埃を吸い取る掃除機本体と、掃除機本体に設けられ、塵埃を集める生分解性プラスチックの集塵部と、掃除機本体に設けられ、内部を通過する塵埃を集塵部に送る生分解性プラスチックのパイプ部と、パイプ部の先端に設けられ、清掃対象に存在する塵埃を吸い込む生分解性プラスチックのヘッド部と、使用開始時から予め定められた利用許容期間を過ぎた場合、集塵部、パイプ部及びヘッド部の交換を促すよう発報する制御部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
塵埃を吸い取る掃除機本体と、
前記掃除機本体に設けられ、塵埃を集める生分解性プラスチックの集塵部と、
前記掃除機本体に設けられ、内部を通過する塵埃を前記集塵部に送る生分解性プラスチックのパイプ部と、
前記パイプ部の先端に設けられ、清掃対象に存在する塵埃を吸い込む生分解性プラスチックのヘッド部と、
使用開始時から予め定められた利用許容期間を過ぎた場合、前記集塵部、前記パイプ部及び前記ヘッド部の交換を促すよう発報する制御部と、
を備える掃除機。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記パイプ部及び前記ヘッド部のうち少なくとも1つに設けられ、前記パイプ部又は前記ヘッド部に外力が加わった回数を測定するセンサを更に備え、
前記制御部は、
前記センサによって測定された回数に基づいて、前記利用許容期間を更新する
請求項1記載の掃除機。
【請求項3】
前記制御部は、
発報後に、前記掃除機本体の動作を停止するよう制御する
請求項1又は2記載の掃除機。
【請求項4】
前記ヘッド部は、前記制御部に使用開始情報を送信する信号基板を有し、
前記制御部は、前記信号基板から使用開始情報が送信された場合、前記使用開始情報に基づいて、使用開始時を決定する
請求項1又は2記載の掃除機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、制御部を備える掃除機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、制御部を備える掃除機が知られている。特許文献1には、吸引風を発生させるファンモータと、ファンモータを内蔵する本体と、本体と着脱自在に接続されるホースと、故障判別スイッチと、本体の動作を制御する制御部とを備える電気掃除機が開示されている。制御部は、本体に信号を送信するホース信号送信手段と、本体に設けられ、信号を判別する信号判別手段と、判別手段が判別する信号区分によって故障を判断する故障判別手段と、故障判別手段が判別する故障を報知する報知手段とからなる。
【0003】
そして、ホースが本体に接続された状態で、運転中に本体が動かなくなって故障判別スイッチが操作された場合、故障判別手段は、信号判別手段によって判別される信号区分が、予め定めたホースの正常区分内にあるか否かを判別する。故障判別手段は、正常区分にある場合には、本体に故障があると判断し、正常区分にない場合、ホースに故障が有ると判断して、報知手段が報知を行う。
【0004】
これにより、特許文献1は、ホース又は本体のいずれが故障しているかを判断している。掃除機が故障したときには使用者が簡単な操作を行って、その結果をサービスセンターに伝え、サービスセンターは故障箇所を直ちに特定する。そして、サービスセンターが代替部品を使用者に発送することによって、使用者が故障した部品を代替部品に交換する。このため、掃除機が故障した場合、掃除機一式を回収して、サービスセンターに故障箇所を判断してもらう必要がなくなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2006-288460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に開示された電気掃除機は、環境に配慮されていない。特許文献1に開示されたような電気掃除機に使用されるプラスチック材は、主に、製品廃棄時において、環境に悪影響を及ぼす可能性がある。プラスチック材を廃棄せずにリサイクルする方法も考えられるが、概して、汚れたプラスチック材をリサイクルする際には、プラスチック材を洗浄して汚れを落とす必要がある。このため、リサイクルするよりも廃棄する方が低コストになる場合がある。このように、コストをかけずに環境問題を改善する掃除機が望まれている。
【0007】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、コストをかけずに環境問題を改善する掃除機を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る掃除機は、塵埃を吸い取る掃除機本体と、掃除機本体に設けられ、塵埃を集める生分解性プラスチックの集塵部と、掃除機本体に設けられ、内部を通過する塵埃を集塵部に送る生分解性プラスチックのパイプ部と、パイプ部の先端に設けられ、清掃対象に存在する塵埃を吸い込む生分解性プラスチックのヘッド部と、使用開始時から予め定められた利用許容期間を過ぎた場合、集塵部、パイプ部及びヘッド部の交換を促すよう発報する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、制御部が、使用開始時から予め定められた利用許容期間を過ぎた場合、生分解性プラスチックの集塵部、パイプ部及びヘッド部の交換を促すよう発報する。生分解性プラスチックは、微生物による分解の作用に応答して性質が変化するものである。集塵部、パイプ部及びヘッド部の交換を促すよう発報された場合、交換対象の集塵部、パイプ部及びヘッド部は回収され、代わりに新しい集塵部、パイプ部及びヘッド部が供給される。そして、回収された集塵部、パイプ部及びヘッド部は、例えば専用の施設にて分解処理される。このように、通常のプラスチックが使用されるよりも、コストをかけずに環境問題を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る掃除機を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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