TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025005839
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106234
出願日
2023-06-28
発明の名称
被塗物の粉体塗装方法
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B05D
3/12 20060101AFI20250109BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約
【課題】余剰な粉体塗料を容易に除去できると共に、再塗装による補修が不要な被塗物の粉体塗装方法を提供する。
【解決手段】被塗物の粉体塗装方法は、被塗物に粉体塗料を付着させて塗料層を形成する工程と、塗料層が形成された被塗物を加熱して、塗料層のうちの被塗物に接する下層部分に含まれる粉体塗料を溶融させる工程と、下層部分に含まれる粉体塗料を溶融させた後、塗料層のうち粉体塗料が溶融せず粉体のままである上層部分を取り除く工程と、上層部分を取り除いた後、被塗物を加熱して、塗膜を形成する工程と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
被塗物に粉体塗料を付着させて塗料層を形成する工程と、
前記塗料層が形成された前記被塗物を加熱して、前記塗料層のうちの前記被塗物に接する下層部分に含まれる前記粉体塗料を溶融させる工程と、
前記下層部分に含まれる前記粉体塗料を溶融させた後、前記塗料層のうち前記粉体塗料が溶融せず粉体のままである上層部分を取り除く工程と、
前記上層部分を取り除いた後、前記被塗物を加熱して、塗膜を形成する工程と、
を備える、
被塗物の粉体塗装方法。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記被塗物は、金属材料により形成されており、
前記粉体塗料を溶融させる工程では、前記被塗物を誘導加熱によって加熱する、
請求項1に記載の被塗物の粉体塗装方法。
【請求項3】
前記粉体塗料を溶融させる工程では、前記被塗物の他の部分よりも前記塗料層が厚く形成された部分を加熱して、前記塗料層が厚く形成された前記部分の前記下層部分に含まれる前記粉体塗料を溶融させ、
前記上層部分を取り除く工程では、前記塗料層が厚く形成された前記部分にある前記上層部分を取り除く、
請求項1または2に記載の被塗物の粉体塗装方法。
【請求項4】
前記被塗物は、箱の形状を有し、該箱の内側に形成された隅部を有し、
前記粉体塗料を溶融させる工程では、前記隅部を加熱し、
前記上層部分を取り除く工程では、前記隅部に形成された前記塗料層の前記上層部分を取り除く、
請求項3に記載の被塗物の粉体塗装方法。
【請求項5】
前記塗料層を形成する工程では、前記粉体塗料を前記被塗物に吹き付けることにより、前記塗料層を形成し、
前記粉体塗料を溶融させる工程では、前記塗料層を形成する工程で前記他の部分よりも下に位置することにより、前記他の部分よりも吹き付けられた前記粉体塗料が厚く堆積して前記他の部分よりも前記塗料層が厚く形成された前記部分を加熱する、
請求項3に記載の被塗物の粉体塗装方法。
【請求項6】
前記上層部分を取り除く工程では、前記上層部分に含まれる前記粉体塗料を吸引する、
請求項1または2に記載の被塗物の粉体塗装方法。
【請求項7】
金属板を立体形状に成形して、または立体形状に組み立てて前記被塗物を作製する工程をさらに備え、
前記塗料層を形成する工程は、前記被塗物を作製する工程の後に行われる、
請求項1または2に記載の被塗物の粉体塗装方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は被塗物の粉体塗装方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
被塗物の粉体塗装方法には、粉体塗料を付着させて塗料層を形成した後、塗料層の余剰な粉体塗料を除去するため、機械的に粉体塗料を取り除くものがある。
【0003】
例えば、特許文献1には、組み立て品の組み立てに用いる金属板を粉体塗装する方法において、金属板の、組み立て時に加工部分となる部分に形成された塗料層の粉体塗料をバキュームノズルまたはスクレーパーで取り除くことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-269730号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の粉体塗装方法では、金属板の加工部分となる部分にある塗料層から粉体塗料を取り除いて断面視矩形の形状にする。しかしながら、粉体塗料を取り除いて、塗料層を均一かつ正確な断面視矩形の形状にすることは難しい。このため、特許文献1に記載の粉体塗装方法では、塗料層を再塗装して補修している。
【0006】
本開示は上記の課題を解決するためになされたもので、余剰な粉体塗料を容易に除去できると共に、再塗装による補修が不要な被塗物の粉体塗装方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の目的を達成するため、本開示に係る被塗物の粉体塗装方法は、塗料層を形成する工程と、粉体塗料を溶融させる工程と、上層部分を取り除く工程と、塗膜を形成する工程とを備える。塗料層を形成する工程は、被塗物に粉体塗料を付着させて塗料層を形成する。粉体塗料を溶融させる工程は、塗料層が形成された被塗物を加熱して、塗料層のうちの被塗物に接する下層部分に含まれる粉体塗料を溶融させる。上層部分を取り除く工程は、下層部分に含まれる粉体塗料を溶融させた後、塗料層のうち粉体塗料が溶融せず粉体のままである上層部分を取り除く。塗膜を形成する工程は、上層部分を取り除いた後、被塗物を加熱して、塗膜を形成する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の構成によれば、粉体塗料を溶融させる工程において、塗料層が形成された被塗物を加熱して、塗料層のうちの被塗物に接する下層部分に含まれる粉体塗料を溶融させる。また、上層部分を取り除く工程において、下層部分に含まれる粉体塗料を溶融させた後、塗料層のうち粉体塗料が溶融せず粉体のままである上層部分を取り除く。このため、塗料層から上層部分だけが取り除かれて、下層部分だけが残るので、余剰な粉体塗料を容易に除去することができる。また、下層部分が残るので、再塗装による補修が不要である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本開示の実施の形態1に係る粉体塗装方法の被塗物である筐体の斜視図
本開示の実施の形態1に係る粉体塗装方法を示すフローチャート
本開示の実施の形態1に係る粉体塗装方法が備える塗料層の形成工程で粉体塗料を付着させるときの筐体の概念図
本開示の実施の形態1に係る粉体塗装方法が備える塗料層の予熱工程で筐体を予熱する誘導加熱装置の概念図
本開示の実施の形態1に係る粉体塗装方法が備える塗料層の予熱工程での塗料層の厚みと塗料層の温度の関係を示すグラフ
本開示の実施の形態1に係る粉体塗装方法が備える塗料層の上層部分の除去工程でその上層部分を除去する吸引ノズルの概念図
本開示の実施の形態2に係る粉体塗装方法の被塗物である筐体の斜視図
本開示の実施の形態2に係る粉体塗装方法が備える塗料層の予熱工程で筐体を予熱する誘導加熱装置の断面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施の形態に係る被塗物の粉体塗装方法について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中、同一又は同等の部分には同一の符号を付す。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
三菱電機株式会社
冷蔵庫
1日前
三菱電機株式会社
照明装置
1日前
三菱電機株式会社
加熱調理器
1日前
三菱電機株式会社
誘導加熱調理器
9日前
三菱電機株式会社
非常用照明器具
3日前
三菱電機株式会社
三次元造形装置
1日前
三菱電機株式会社
ねじ取り出し装置
2日前
三菱電機株式会社
被塗物の粉体塗装方法
1日前
三菱電機株式会社
部品供給機及び部品搭載機
2日前
三菱電機株式会社
電動送風機および電気掃除機
3日前
三菱電機株式会社
整線部材、灯具及び照明装置
2日前
三菱電機株式会社
脈波推定装置及び脈波推定方法
3日前
三菱電機株式会社
はんだ付け装置及び半導体装置の製造方法
1日前
三菱電機株式会社
誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器
9日前
三菱電機株式会社
制御装置、起床支援システム、学習装置および推論装置
1日前
三菱電機株式会社
無線通信システム、無線通信方法、および無線通信プログラム
1日前
三菱電機株式会社
電機子、回転電機、電機子の製造方法および回転電機の製造方法
1日前
三菱電機株式会社
回転電機の製造方法、防水部品、防水部品の製造方法及び回転電機
1日前
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
エレベーターの制御装置
1日前
三菱電機株式会社
データ加工装置、データ加工方法、データ加工プログラム及び学習装置
9日前
三菱電機株式会社
人工物体識別方法および観測衛星
4日前
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
エレベーターの足場装置及びエレベーター装置
1日前
三菱電機株式会社
学習装置、判定装置、画像処理装置、プログラム、画像処理システム、学習方法及び判定方法
2日前
三菱電機株式会社
ダイヤ作成支援システム、運行管理システム、ダイヤ作成支援装置、ダイヤ作成支援方法、およびダイヤ作成支援プログラム
1日前
三菱電機株式会社
プラント計装制御システムおよびプラント計装制御システムのプログラムの書換え方法
9日前
三菱電機ビルソリューションズ株式会社
エレベーターの二酸化炭素回収装置、エレベーター、及びエレベーターの二酸化炭素回収システム
1日前
ベック株式会社
塗膜処理方法
3か月前
中国電力株式会社
塗装工具
3か月前
KLASS株式会社
自動壁紙糊付機
4か月前
株式会社シロハチ
換気ブース
1か月前
中外炉工業株式会社
塗布装置
2か月前
個人
塗装ハンドル
2日前
トリニティ工業株式会社
塗装設備
3か月前
株式会社タイショウ
ペンホルダー
3か月前
株式会社オンテックス
塗料塗布具
11日前
中外炉工業株式会社
間欠塗布装置
3か月前
続きを見る
他の特許を見る