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公開番号2025002865
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103240
出願日2023-06-23
発明の名称誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類H05B 6/12 20060101AFI20241226BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】渦電流損失を抑制する誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器を得る。
【解決手段】表面及び裏面のうち、表面が被加熱物と対向し、複数回、渦巻き状に巻回された導体で構成されるコイル部と、コイル部の裏面にコイル部の径方向に沿って配置された磁性体と、を備え、磁性体の2つの端部のうち、少なくとも一方の端部が、上面視において、導体と重ならない位置に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
表面及び裏面のうち、前記表面が被加熱物と対向し、複数回、渦巻き状に巻回された導体で構成されるコイル部と、
前記コイル部の前記裏面に前記コイル部の径方向に沿って配置された磁性体と、
を備え、
前記磁性体の2つの端部のうち、少なくとも一方の端部が、上面視において、前記導体と重ならない位置に配置されている、
誘導加熱コイル。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記磁性体の前記少なくとも一方の端部は、上面視において、前記コイル部の前記巻回の一周分であって前記導体によって構成されるターンが複数巻回された複数のターンのうち、最外周のターンよりも前記巻回の中心に近い第1のターンと、前記第1のターンよりも外周側に位置する第2のターンとの間の位置に配置されている、
請求項1に記載の誘導加熱コイル。
【請求項3】
前記磁性体の前記少なくとも一方の端部は、前記コイル部の前記表面に向かう方向の凸部を有し、
前記凸部は前記第1のターンと前記第2のターンとの間を貫通して配置されている、
請求項2に記載の誘導加熱コイル。
【請求項4】
前記コイル部の外周側に配置された導体からなる環状のシールドリングを備え、
前記磁性体の前記少なくとも一方の端部は、上面視において、前記コイル部の前記巻回の一周分であって前記導体によって構成されるターンが複数巻回された複数のターンのうち、最外周のターンの導体と、前記シールドリングとの間の位置に配置されている、
請求項1に記載の誘導加熱コイル。
【請求項5】
前記磁性体の前記少なくとも一方の端部は、前記コイル部の前記表面に向かう方向の凸部を有し、
前記凸部は、前記最外周のターンの導体と前記シールドリングとの間を貫通して配置さされている、
請求項4に記載の誘導加熱コイル。
【請求項6】
前記コイル部が形成された基板を有し、
前記基板は、表面及び裏面のそれぞれに前記コイル部を備え、
前記表面の前記コイル部及び前記裏面の前記コイル部のそれぞれは、前記コイル部の前記巻回の一周分であって前記導体によって構成されるターンが複数巻回された複数のターンによって構成され、
前記表面及び前記裏面のそれぞれの前記複数のターンのうち、前記磁性体の前記少なくとも一方の端部に最も近くに位置するターン同士を、電気的に接続するスルーホールが前記基板に形成されている、
請求項1に記載の誘導加熱コイル。
【請求項7】
前記第1のターン及び前記第2のターンの間隔は、前記複数のターンのうち、前記第1のターン及び前記第2のターンを除く、前記コイル部の径方向に隣り合う2つのターンの間隔よりも広い、
請求項2又は3に記載の誘導加熱コイル。
【請求項8】
前記第1のターン及び前記第2のターンのうち、少なくとも一方のターンの前記導体の幅が、前記複数のターンのうち、前記第1のターン及び前記第2のターンを除くターンの前記導体の幅よりも細い、
請求項2又は3に記載の誘導加熱コイル。
【請求項9】
前記コイル部において前記第1のターンを含む内側に位置するターンは、前記磁性体の前記少なくとも一方の端部に対向する部分の前記巻回の中心からの距離であるコイル径が、前記磁性体の前記少なくとも一方の端部に対向しない部分の前記コイル径よりも小さい、
請求項2又は3に記載の誘導加熱コイル。
【請求項10】
前記最外周のターンは、前記磁性体の前記少なくとも一方の端部に対向する部分の前記巻回の中心からの距離であるコイル径が、前記磁性体の前記少なくとも一方の端部に対向しない部分の前記コイル径よりも大きい、
請求項4又は5に記載の誘導加熱コイル。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被加熱物を加熱する誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、渦巻き状の形状を有する金属箔をフィルムに貼り付けた誘導加熱コイルが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-42696号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された誘導加熱コイルは、多数の細線を撚り合わせたリッツ線で構成される誘導加熱コイルと比べて、誘導加熱コイルに鎖交する磁束によって発生する渦電流損失が大きくなる。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、渦電流損失を抑制する誘導加熱コイル及びそれを備えた誘導加熱調理器を得るものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る誘導加熱コイルは、表面及び裏面のうち、前記表面が被加熱物と対向し、複数回、渦巻き状に巻回された導体で構成されるコイル部と、前記コイル部の前記裏面に前記コイル部の径方向に沿って配置された磁性体と、を備え、前記磁性体の2つの端部のうち、少なくとも一方の端部が、上面視において、前記導体と重ならない位置に配置されているものである。
【0007】
本開示に係る誘導加熱調理器は、上記の誘導加熱コイルを備えたものである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、コイル部において磁性体の配置場所に起因して磁束が集中しやすい箇所におけるパターンの鎖交磁束を減少させ、渦電流損失を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る誘導加熱コイル100の一例を示す平面図である。
図1に示したコイル部2における巻回の一周分のパターンを模式的に示す平面図である。
実施の形態1に係る誘導加熱コイル100における磁束の流れを説明するための図である。
図1に示した誘導加熱コイル100の磁性体5における磁束の流れを説明するための図である。
実施の形態1の変形例1に係る誘導加熱コイル110を示す斜視図である。
実施の形態1の変形例1に係る誘導加熱コイル110を示す平面図である。
実施の形態1の変形例1に係る誘導加熱コイル110における磁束の流れを説明するための図である。
実施の形態1の変形例2に係る誘導加熱コイル120の要部を示す平面図である。
実施の形態1の変形例3に係る誘導加熱コイル130の要部を示す平面図である。
実施の形態2に係る誘導加熱コイル140の要部を示す平面図である。
実施の形態2において、別の構成例である誘導加熱コイル140aの要部を示す平面図である。
実施の形態2の変形例1に係る誘導加熱コイル150の要部を示す平面図である。
実施の形態3に係る誘導加熱調理器200の一例の外観を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の誘導加熱コイル及び誘導加熱調理器の実施の形態について、図面を参照して説明する。各図において、同一の符号を付したものは、同一の又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通している。また、明細書全文に示す構成要素の形態は、あくまで例示であってこれらの記載に限定されるものではない。また、以下の説明に用いる図面は、各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。さらに、各図には、方向を定義するために、説明の便宜上、X軸、Y軸及びZ軸の3つの座標軸を示しているが、各構成の配置は図に示す座標軸によって限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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