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公開番号2024179374
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023098175
出願日2023-06-15
発明の名称加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類A47J 27/00 20060101AFI20241219BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】状況に応じて被調理物の沸騰検知を適切に行うことができる加熱調理器を提供することを目的とする。
【解決手段】加熱調理器は、本体と、本体に収容される鍋状容器と、鍋状容器を覆う蓋体と、鍋状容器を加熱する加熱部と、加熱部を制御する制御部と、鍋状容器内の調理空間の温度である空間温度を測定する空間温度センサと、を備え、制御部は、空間温度センサにより測定された空間温度が沸騰検知温度以上となった場合に、鍋状容器内の被調理物の沸騰を検知する沸騰検知部を有し、沸騰検知部は、沸騰検知温度を変更する変更条件が満たされない場合、沸騰検知温度を第1温度に設定し、変更条件が満たされた場合、沸騰検知温度を第1温度よりも低い第2温度に設定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
本体と、
前記本体に収容される鍋状容器と、
前記鍋状容器を覆う蓋体と、
前記鍋状容器を加熱する加熱部と、
前記加熱部を制御する制御部と、
前記鍋状容器内の調理空間の温度である空間温度を測定する空間温度センサと、を備え、
前記制御部は、前記空間温度センサにより測定された前記空間温度が沸騰検知温度以上となった場合に、前記鍋状容器内の被調理物の沸騰を検知する沸騰検知部を有し、
前記沸騰検知部は、
前記沸騰検知温度を変更する変更条件が満たされない場合、前記沸騰検知温度を第1温度に設定し、
前記変更条件が満たされた場合、前記沸騰検知温度を前記第1温度よりも低い第2温度に設定する加熱調理器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記沸騰検知部は、前記被調理物の水分量が標準量よりも少ない場合に前記変更条件が満たされたと判断し、前記沸騰検知温度を前記第2温度に設定する請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項3】
前記被調理物の前記水分量は、ユーザにより入力される請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項4】
前記沸騰検知部は、ユーザにより設定された自動調理メニュー、食材の種類もしくは量、調味液の種類もしくは量、及び食材の保存状態の少なくとも何れか1つに基づいて前記水分量を判断する請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項5】
前記鍋状容器の温度である容器温度を測定する底面温度センサをさらに備え、
前記沸騰検知部は、前記容器温度の時間変化から前記水分量を算出する請求項2に記載の加熱調理器。
【請求項6】
前記沸騰検知部は、昇温工程中に前記蓋体が開放された場合に前記変更条件が満たされたと判断し、前記沸騰検知温度を前記第2温度に設定する請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項7】
前記調理空間を減圧する吸排気機構をさらに備え、
前記沸騰検知部は、前記調理空間の減圧を開始してから第1時間が経過しても前記空間温度が前記沸騰検知温度に達しない場合に前記変更条件が満たされたと判断し、前記沸騰検知温度を前記第2温度に設定する請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項8】
前記鍋状容器の温度である容器温度を測定する底面温度センサをさらに備え、
前記沸騰検知部は、
前記容器温度が予め設定された閾値温度以上となってから第2時間が経過しても前記空間温度が前記沸騰検知温度に達しない場合に前記変更条件が満たされたと判断し、前記沸騰検知温度を前記第2温度に設定する請求項1に記載の加熱調理器。
【請求項9】
前記沸騰検知温度は前記調理空間の圧力の飽和蒸気温度よりも低い請求項1~8の何れか一項に記載の加熱調理器。
【請求項10】
本体と、
前記本体に収容される鍋状容器と、
前記鍋状容器を覆う蓋体と、
前記鍋状容器を加熱する加熱部と、
前記加熱部を制御する制御部と、
前記鍋状容器内の調理空間の温度である空間温度を測定する中間温度センサと、を備え、
前記制御部は、前記中間温度センサにより測定された前記空間温度が沸騰検知温度以上となった場合に、前記鍋状容器内の被調理物の沸騰を検知する沸騰検知部を有し、
前記中間温度センサは、前記鍋状容器の底面よりも上方であって、前記蓋体よりも下方に配置された感温部を有する加熱調理器。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、被調理物の沸騰検知を行う加熱調理器に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、内部に鍋状容器を収容自在に構成されている本体と、本体内の鍋状容器を覆う蓋体と、鍋状容器を加熱する加熱部と、から構成される加熱調理器が知られている。また、特許文献1には、ポンプを用いて鍋状容器内を飽和蒸気圧まで減圧して調理を行う加熱調理器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-189883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来、鍋状容器内を蒸気で満たして調理を行う加熱調理器においては、鍋状容器内の空間の温度に基づいて鍋状容器に収容された被調理物の沸騰を検知し、沸騰の検知から設定された時間が経過した場合に、調理を終了していた。しかしながら、加熱調理器の鍋状容器内の被調理物の水分量が少なく、発生する蒸気が少ない場合、被調理物が沸騰しているにもかかわらず鍋状容器内の空間の温度が沸騰検知温度に達さず、沸騰が検知されない場合がある。この場合は、調理の終了までに時間がかかったり、鍋状容器内の水分がなくなり被調理物が焦げてしまったりするなど、想定した調理ができなくなってしまう。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するものであり、状況に応じて被調理物の沸騰検知を適切に行うことができる加熱調理器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る加熱調理器は、本体と、本体に収容される鍋状容器と、鍋状容器を覆う蓋体と、鍋状容器を加熱する加熱部と、加熱部を制御する制御部と、鍋状容器内の調理空間の温度である空間温度を測定する空間温度センサと、を備え、制御部は、空間温度センサにより測定された空間温度が沸騰検知温度以上となった場合に、鍋状容器内の被調理物の沸騰を検知する沸騰検知部を有し、沸騰検知部は、沸騰検知温度を変更する変更条件が満たされない場合、沸騰検知温度を第1温度に設定し、変更条件が満たされた場合、沸騰検知温度を第1温度よりも低い第2温度に設定する。
【0007】
本開示に係る別の加熱調理器は、本体と、本体に収容される鍋状容器と、鍋状容器を覆う蓋体と、鍋状容器を加熱する加熱部と、加熱部を制御する制御部と、鍋状容器内の調理空間の温度である空間温度を測定する中間温度センサと、を備え、制御部は、中間温度センサにより測定された空間温度が沸騰検知温度以上となった場合に、鍋状容器内の被調理物の沸騰を検知する沸騰検知部を有し、中間温度センサは、鍋状容器の底面よりも上方であって、蓋体よりも下方に配置された感温部を有する。
【発明の効果】
【0008】
本開示における加熱調理器によれば、変更条件に応じて沸騰検知温度を第1温度もしくは第2温度の何れかに設定すること、又は被調理物に近い空間の温度を測定する中間温度センサを備えることで、状況に応じて被調理物の沸騰検知を適切に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係る加熱調理器の概略構成を示す断面模式図である。
実施の形態1に係る加熱調理器の制御ブロック図である。
水分量の相違による空間温度Tsの相違を説明するグラフである。
実施の形態1に係る加熱調理器の動作を示すフローチャートである。
変形例1に係る加熱調理器の動作を示すフローチャートである。
変形例2に係る加熱調理器の動作を示すフローチャートである。
変形例3に係る加熱調理器の動作を示すフローチャートである。
実施の形態2に係る加熱調理器の概略構成を示す断面模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示に係る加熱調理器の実施の形態を、図面を参照して説明する。各図において、同一の符号を付した構成部材は、同一の又はこれに相当する構成部材であり、これは明細書の全文において共通している。なお、各図面では、各構成部材の相対的な寸法関係又は形状等が実際のものとは異なる場合がある。
(【0011】以降は省略されています)

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