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公開番号2024179120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2023097687
出願日2023-06-14
発明の名称誘導加熱調理器
出願人三菱電機株式会社,三菱電機ホーム機器株式会社
代理人弁理士法人きさ特許商標事務所
主分類H05B 6/12 20060101AFI20241219BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】基板に導体を巻回することで形成された誘導加熱調理器において、加熱ムラが生じることを抑制する。
【解決手段】誘導加熱調理器は、絶縁性を有する多層の基板と、基板が有する2層にまたがって導体が巻回されて形成された内方コイルと、基板が有する2層にまたがって導体が巻回されて形成され、内方コイルの最外周より外側に形成された外方コイルと、内方コイルと、外方コイルとが独立して接続される電力供給基板と、を備える。
【選択図】図15
特許請求の範囲【請求項1】
絶縁性を有する多層の基板と、
前記基板が有する2層にまたがって導体が巻回されて形成された内方コイルと、
前記基板が有する2層にまたがって導体が巻回されて形成され、前記内方コイルの最外周より外側に形成された外方コイルと、
前記内方コイルと、前記外方コイルとが独立して接続される電力供給基板と、を備える
誘導加熱調理器。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記内方コイルは、
前記基板の第1層に導体が巻回されて形成された第1コイルと、
前記第1コイルと電気的に接続し、前記基板の第2層に導体が巻回されて形成された第2コイルと、を含み、
前記外方コイルは、
前記第1層に導体が巻回されて形成されたコイルであって、前記第1コイルの外周部より外側に形成された第3コイルと、
前記第2層に導体が巻回されて形成されたコイルであって、前記第3コイルと電気的に接続し、前記第3コイルの外周部より外側に形成された第4コイルと、を含む
請求項1に記載の誘導加熱調理器。
【請求項3】
前記基板は、
第1基板と、
前記第1基板の下方に設けられた第2基板と、を有し、
前記第1層は、前記第1基板の上面に形成された層であり、
前記第2層は、前記第1基板と前記第2基板の間に形成された層である
請求項2に記載の誘導加熱調理器。
【請求項4】
前記基板は、
第1基板と、
前記第1基板の下方に設けられた第2基板と、を有し、
前記第1層は、前記第1基板の上面に形成された層であり、
前記第2層は、前記第2基板の下面に形成された層である
請求項2に記載の誘導加熱調理器。
【請求項5】
前記内方コイルと前記電力供給基板と接続する内方接続端子は、前記外方コイルの外周部よりも外側に配置されている
請求項1~4の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
【請求項6】
前記外方コイルと前記電力供給基板と接続する外方接続端子は、前記外方コイルの外周部よりも外側に配置されている
請求項1~4の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
【請求項7】
4つの前記外方コイルを有し、
それぞれの前記外方コイルは、前記内方コイルの四方に1つずつ配置されている
請求項1~4の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
【請求項8】
前記基板は、
前記内方コイルと前記外方コイルの間に形成されたスリットを有する
請求項1~4の何れか1項に記載の誘導加熱調理器。
【請求項9】
前記基板に設けられ、磁束を被加熱物方向に誘導するフェライトを更に備え、
前記基板は、
前記外方コイルの外周部よりも外側に形成された位置決め穴、を更に有し、
前記フェライトは、前記スリット及び前記位置決め穴に挿入された治具によって前記基板における取付位置が定められる
請求項8に記載の誘導加熱調理器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本技術は、加熱調理を行う誘導加熱調理器に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、基板となる絶縁体の表面に金属薄膜を巻回することでコイルを形成した誘導加熱調理器が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の誘導加熱調理器は、加熱部の中心部と周縁部とに、それぞれコイルを設けることで、被加熱物を効率良く加熱することを図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-043697号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の誘導加熱調理器では、中心部と周縁部とに設けられたコイルが接続されているため、独立して制御をすることができない。したがって、特許文献1の誘導加熱調理器では、被加熱物の大きさ及び配置等によっては、加熱ムラが生じることがある。
【0005】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたもので、基板に導体を巻回することで形成されたコイルを有する誘導加熱調理器において、加熱ムラが生じることを抑制することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る誘導加熱調理器は、絶縁性を有する多層の基板と、基板が有する2層にまたがって導体が巻回されて形成された内方コイルと、基板が有する2層にまたがって導体が巻回されて形成され、内方コイルの最外周より外側に形成された外方コイルと、内方コイルと、外方コイルとが独立して接続される電力供給基板と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示の誘導加熱調理器によれば、内方コイルと外方コイルとが電力供給基板に独立して接続されている。したがって、誘導加熱調理器は、内方コイルと外方コイルとを独立して駆動させることができるため、加熱ムラが生じることを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係る誘導加熱調理器の斜視図である。
実施の形態1の誘導加熱調理器における本体ケース内の構成を説明するための図である。
実施の形態1に係る誘導加熱調理器における内部の構成を示す模式図である。
実施の形態1に係る誘導加熱ユニットとトッププレートとの位置関係を説明するための図である。
実施の形態1に係る誘導加熱ユニットの構成を説明するための図である。
実施の形態1に係る基板を上から視た図である。
実施の形態1に係る基板を下から視た図である。
実施の形態1に係る内方接続端子を示す図である。
実施の形態1に係る内方接続端子とリード線との接続方法を説明するための図である。
実施の形態1に係る基板を右から視た図である。
実施の形態1に係る基板の構造を説明するための図である。
実施の形態1に係る基板の上層を示す図である。
実施の形態1に係る基板の中層を示す図である。
実施の形態1に係る基板の下層を示す図である。
電力供給基板20による電力供給の系統を説明するための図である。
実施の形態2に係る基板を上から視た図である。
実施の形態2に係る基板を下から視た図である。
実施の形態2に係る基板を右から視た図である。
実施の形態2に係る基板の上層を示す図である。
実施の形態2に係る基板の中層を示す図である。
実施の形態2に係る基板の下層を示す図である。
実施の形態3に係る基板を上から視た図である。
実施の形態3に係る基板を下から視た図である。
実施の形態3に係る基板を右から視た図である。
実施の形態3に係る基板の上層を示す図である。
実施の形態3に係る基板の中層を示す図である。
実施の形態3に係る基板の下層を示す図である。
電力供給基板20による電力供給の系統を説明するための図である。
実施の形態4に係る基板を上から視た図である。
実施の形態4に係る基板を下から視た図である。
実施の形態4に係る基板およびフェライトを示す断面図である。
実施の形態4に係る基板およびフェライトを示す断面図である。
実施の形態4に係る基板および治具を示す図である。
実施の形態4に係る治具にセットされた基板を示す図である。
実施の形態4に係る治具にセットされた基板を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る誘導加熱調理器1の斜視図である。図1に示すように、実施の形態1における誘導加熱調理器1は、電磁誘導を利用して、加熱対象である調理容器および被加熱物(調理物)を加熱する加熱調理器である。誘導加熱調理器1の本体ケース2は、加熱調理を行う機器を収納する。なお、以下の各図では、適宜方向を表す矢印を示している。X方向は、誘導加熱調理器1が設置された状態における右方向である。Y方向は、誘導加熱調理器1が設置された状態における上方向である。Z方向は、誘導加熱調理器1が設置された状態における前方向である。
【0010】
天板となるトッププレート3は、本体ケース2の上部に設置され、被加熱物を入れた金属製の調理容器が載置される。トッププレート3は、例えば、赤外線を透過させる結晶化ガラスを素材とする。実施の形態1におけるトッププレート3は、後述する誘導加熱ユニット10に対応し、トッププレート3の表面に載置された調理容器および被加熱物(以下、これらを被加熱物とする)を誘導加熱できる領域となる2つの加熱エリア4を有する。加熱エリア4は、トッププレート3の裏面に印刷された円形模様により、加熱可能な境界が使用者に示される。
(【0011】以降は省略されています)

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