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公開番号2025006486
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023107306
出願日2023-06-29
発明の名称回転電機の製造方法、防水部品、防水部品の製造方法及び回転電機
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H02K 5/10 20060101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】特許文献1の防水構造を備えた電動機を組み立てる作業を行う際の、電動機内部から電動機外部へ防水構造を介してケーブルを引き出す工程では、凹部に嵌め込まれた筒状パッキンにケーブルを通す際に、筒状パッキン内部とケーブルとの間に発生する摩擦に抗ってケーブルを押し込まなければならない。従って、特許文献1の防水構造を備えた電動機は、これを組み立てる作業における作業負荷が大きいという課題があった。
【解決手段】本開示に係る回転電機の製造方法は、回転子に軸受けを取り付ける工程と、固定子に、回転子を固定子の開口から挿入する工程と、第一の溝部を有する一端と第二の溝部を有する他端とを有する防水部品を回転子の開口側に配置する工程と、固定子に接続されたケーブルを防水部品の第一の溝部と第二の溝部の間に配置する工程と、ブラケットを配置する工程と、締結部品を、固定子に締結する工程と、を備えたものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
回転電機の回転部である回転子に前記回転子の軸を支える軸受けを取り付ける工程と、
前記回転電機の固定部である固定子に、前記軸受けを取り付けた前記回転子を前記固定子の開口から挿入する工程と、
第一の溝部を有する一端と第二の溝部を有する他端とを有する防水部品を前記回転子の前記開口側に配置する工程と、
前記固定子に接続されたケーブルを前記防水部品の前記第一の溝部と前記第二の溝部の間に配置する工程と、
前記固定子との間に前記防水部品を挟む位置にブラケットを配置する工程と、
前記固定子に前記ブラケットを固定する締結部品を、前記固定子に締結する工程と、
を含む回転電機の製造方法。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
一端と他端を有するベース部と、
前記一端に設けられ、第一の溝部を有する第一の端部と、
前記他端に設けられ、第二の溝部を有する第二の端部と、
を備え、
前記第一の端部と前記第二の端部を合わせた場合、前記ベース部、前記第一の端部及び前記第二の端部は環状又は多角形状となり、かつ、前記第一の溝部と前記第二の溝部とが合わさって穴を形成する、
弾性を有する防水部品。
【請求項3】
前記第一の端部は、前記ベース部とは前記環状又は前記多角形状における軸方向に対する高さが異なる第一の平面を有し、前記第一の溝部は前記第一の平面に設けられ、
前記第二の端部は、前記ベース部とは前記環状又は前記多角形状における軸方向に対する高さが異なる第二の平面を有し、前記第二の溝部は前記第二の平面に設けられ、
前記第一の端部と前記第二の端部を前記軸方向に重ね合わせた場合、前記第一の平面と前記第二の平面は重なり合い、かつ、前記第一の溝部と前記第二の溝部とが合わさって前記穴を形成する
請求項2に記載の防水部品。
【請求項4】
前記第一の平面は突起を有し、
前記第二の平面は凹部を有し、
前記第一の端部と前記第二の端部を合わせた場合、前記突起は前記凹部に嵌まる
請求項3に記載の防水部品。
【請求項5】
前記第一の端部は、前記環状又は前記多角形状における外側が内側よりも径方向に伸長した第一の角部を有し、
前記第二の端部は、前記環状又は前記多角形状における内側が外側よりも径方向に伸長した第二の角部を有し、前記第一の端部と前記第二の端部を合わせた場合、前記第一の角部と前記第二の角部とが合わさって前記ベース部と同じ太さになる
請求項2に記載の防水部品。
【請求項6】
前記第一の端部が前記第一の平面を有する部分は、前記環状又は前記多角形状の内側の厚みが前記環状又は前記多角形状の外側の厚みよりも厚く、
前記第二の端部が前記第二の平面を有する部分は、前記環状又は前記多角形状の外側の厚みが前記環状又は前記多角形状の外側の厚みよりも薄い、
請求項3に記載の防水部品。
【請求項7】
前記ベース部は、前記環状又は前記多角形状における軸方向に、前記ベース部を貫く穴を備えている
請求項2に記載の防水部品。
【請求項8】
一端と他端を有するベース部品と、
第一の先端部と第二の先端部とを有し、前記第一の先端部を始点として前記第二の先端部に向かう方向に切り込みがあり、前記切り込みの一部に貫通穴を有するアタッチメント部品とを備え、
前記一端と前記第一の先端部を合わせ、かつ、前記他端と前記第二の先端部を合わせた場合、前記ベース部品と前記アタッチメント部品は環状又は多角形状を形成し、
前記切り込み部が有する前記貫通穴は、前記環状又は前記多角形状における径方向に前記アタッチメント部品を貫通している
防水部品。
【請求項9】
溝部を有する一端と溝部を有する他端とを備えたベース部品と、
第一の溝部を有する第一の突端部と第二の溝部を有する第二の突端部と、を有するアタッチメント部品と、
を備え、
前記一端と前記第一の突端部を合わせ、かつ、前記他端と前記第二の突端部を合わせた場合、前記ベース部品及び前記アタッチメント部品は環状又は多角形状を形成し、かつ、
前記一端が有する前記溝部と前記第一の溝部とが合わさって第一の穴を形成し、
前記他端が有する前記溝部と前記第二の溝部とが合わさって第二の穴を形成する
防水部品。
【請求項10】
一端と他端を有する直線状又は渦巻き状の溝が複数形成されており、前記一端と前記他端に前記溝を横断する突起がそれぞれ形成された金型に材料を流し込む工程と、
前記材料を防水部品に成形する工程と、
前記金型から弾性を有する前記防水部品を取り出す工程と、
を含む防水部品の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、回転電機の製造方法、防水部品、防水部品の製造方法及び回転電機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電動機は、その使用される環境により、耐水性を要求される場合がある。電動機は、通常、ハウジングを貫通して設けられたケーブル挿通孔にケーブルが挿通され、このケーブルを経由して内部に電力が供給されたり、制御盤が電動機の制御を行なったりしている。このため、耐水性が要求される電動機においては、挿通孔に防水構造を設ける必要が生じる。
【0003】
電動機におけるケーブル引出部の防水構造として、例えば、特許文献1に開示されたものがある。特許文献1に開示された電動機において、ハウジングには、ハウジングを貫通する挿通孔が形成されている。ハウジング壁面には、挿通孔の長手方向に直交して、挿通孔の一部をハウジングの壁面に開口させる凹部が形成されている。ハウジングの壁面に形成された凹部には、筒状パッキンが中に嵌め込まれる。筒状パッキンは、変形可能な材料からなる。筒状パッキンの大きさは、挿通孔の凹部より大きい。ケーブルは、挿通孔の一方の開口より挿入され、パッキンの内部を挿通して、挿通孔の他方の開口から引き出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005―12965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の防水構造を備えた電動機においては、電動機を組み立てる作業を行う際に、電動機内部から電動機外部へ防水構造を介してケーブルを引き出す工程を行う必要がある。この工程においては、凹部に嵌め込まれた筒状パッキンにケーブルを通す際に、筒状パッキン内部とケーブルとの間に発生する摩擦に抗ってケーブルを押し込まなければならない。従って、特許文献1の防水構造を備えた電動機は、これを組み立てる作業における作業負荷が大きいという課題があった。
【0006】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであり、防水構造を備えた回転電機を組み立てる作業における作業負荷を軽減することができる回転電機の製造方法、防水部品、防水部品の製造方法及び回転電機を得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る回転電機の製造方法は、回転電機の回転部である回転子に回転子の軸を支える軸受けを取り付ける工程と、回転電機の固定部である固定子に、軸受けを取り付けた回転子を固定子の開口から挿入する工程と、第一の溝部を有する一端と第二の溝部を有する他端とを有する防水部品を回転子の開口側に配置する工程と、固定子に接続されたケーブルを防水部品の第一の溝部と第二の溝部の間に配置する工程と、固定子との間に防水部品を挟む位置にブラケットを配置する工程と、固定子にブラケットを固定する締結部品を、固定子に締結する工程と、を備えたものである。
【0008】
本開示に係る防水部品は、一端と他端を有するベース部と、一端に設けられ、第一の溝部を有する第一の端部と、他端に設けられ、第二の溝部を有する第二の端部と、を備え、第一の端部と第二の端部を合わせた場合、ベース部、第一の端部及び第二の端部は環状又は多角形状となり、かつ、第一の溝部と第二の溝部とが合わさって穴を形成する、弾性を有する防水部品である。
【0009】
本開示に係る防水部品の製造方法は、一端と他端を有する直線状又は渦巻き状の溝が複数形成されており、一端と他端に溝を横断する突起がそれぞれ形成された金型に材料を流し込む工程と、材料を防水部品に成形する工程と、金型から弾性を有する防水部品を取り出す工程と、を備えたものである。
【0010】
本開示に係る回転電機は、回転電機の回転部である回転子と、回転子を内部に備え、開口を有する固定子と、固定子の開口を覆う蓋部であるブラケットと、固定子とブラケットに挟まれる位置に配置され、第一の溝部を有する一端と第二の溝部を有する他端とを有する防水部品と、第一の溝部と第二の溝部との間に配置され、固定子に接続されたケーブルと、を備えたものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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