TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025025456
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-21
出願番号
2023130234
出願日
2023-08-09
発明の名称
冷蔵庫
出願人
東芝ライフスタイル株式会社
代理人
弁理士法人サトー
主分類
F25D
17/06 20060101AFI20250214BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】温度検知部ありの第1貯蔵室と、第1貯蔵室とは別の第2貯蔵室を備える冷蔵庫について、第2貯蔵室に温度検知部を備えなくとも当該第2貯蔵室内を十分に冷却する。
【解決手段】冷蔵庫は、温度検知部ありの第1貯蔵室、第1貯蔵室とは異なる第2貯蔵室、第1貯蔵室の開口部を開閉する第1貯蔵室扉、第2貯蔵室の開口部を開閉する第2貯蔵室扉、第1貯蔵室扉の開閉を検知する第1開閉検知部、第2貯蔵室扉の開閉を検知する第2開閉検知部、第2貯蔵室内を目標温度に冷却する通常冷却制御、第2貯蔵室内の冷却強度を通常冷却制御における冷却強度よりも強める特別冷却制御を実行可能である制御部を備え、制御部は、所定の特別条件が満たされた場合に特別冷却制御を実行し、特別制御として、第2貯蔵室扉が開かれたことが検知され、かつ、当該検知よりも前の所定期間内に第1貯蔵室扉が開かれたことが検知されていないという条件が設定されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
温度検知部が設けられている第1貯蔵室と、
前記第1貯蔵室とは異なる第2貯蔵室と、
前記第1貯蔵室の開口部を開閉する第1貯蔵室扉と、
前記第2貯蔵室の開口部を開閉する第2貯蔵室扉と、
前記第1貯蔵室扉の開閉を検知する第1開閉検知部と、
前記第2貯蔵室扉の開閉を検知する第2開閉検知部と、
前記第2貯蔵室内を当該第2貯蔵室に設定されている所定の目標温度に冷却する通常冷却制御を実行可能であるとともに、前記第2貯蔵室内の冷却強度を前記通常冷却制御における冷却強度よりも強める特別冷却制御を実行可能である制御部と、
を備え、
前記制御部は、所定の特別条件が満たされた場合に前記特別冷却制御を実行するように構成され、
前記特別条件として、前記第2貯蔵室扉が開かれたことが前記第2開閉検知部により検知され、かつ、当該検知よりも前の所定期間内に前記第1貯蔵室扉が開かれたことが前記第1開閉検知部により検知されていないという条件が設定されている冷蔵庫。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記特別条件は、さらに、前記第2貯蔵室扉が開かれたことが前記第2開閉検知部により検知されてから所定期間が経過するまでに、前記温度検知部が検知する前記第1貯蔵室内の温度が所定温度以上上昇したという条件を含む請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記第1貯蔵室および前記第2貯蔵室から独立した第3貯蔵室と、
前記第1貯蔵室内および前記第2貯蔵室内を所定の冷蔵温度帯の温度範囲内に冷却するための冷気を生成する冷蔵用冷却器と、
前記第3貯蔵室内を所定の冷凍温度帯の温度範囲内に冷却するための冷気を生成する冷凍用冷却器と、
を備え、
前記冷蔵用冷却器により冷気が生成される冷蔵冷却動作と前記冷凍用冷却器により冷気が生成される冷凍冷却動作とが交互に繰り返される構成であり、
前記制御部は、前記冷凍冷却動作中においては、前記冷蔵冷却動作中よりも前記所定温度を大きくする請求項2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記特別条件は、さらに、前記第2貯蔵室扉が開かれた時間が所定時間以上であるという条件を含む請求項1または2に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記第1貯蔵室内の冷気が前記第2貯蔵室内に送られることにより当該第2貯蔵室内が冷却される構成であって、
前記制御部は、前記特別冷却制御として、前記温度検知部が検知する前記第1貯蔵室内の温度と当該第1貯蔵室に設定されている所定の目標温度との差が大きいほど前記第2貯蔵室内の冷却強度を強める制御を実行する請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記第1貯蔵室内および前記第2貯蔵室内を冷却するための冷気を生成する冷却器を備え、
前記制御部は、前記冷却器の除霜運転中に前記特別条件が満たされた場合には、実行中の除霜運転が終了した後に前記特別冷却制御を実行する請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記第1貯蔵室内および前記第2貯蔵室内を冷却するための冷気を生成する冷却器と、
前記冷却器に冷媒を供給する圧縮機と、
前記冷却器が生成する冷気を送風する送風ファンと、
を備え、
前記制御部は、前記特別冷却制御の実行中は前記圧縮機および前記送風ファンのうち少なくとも何れか一方の動作量を前記通常冷却制御における動作量よりも大きくする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項8】
前記送風ファンは、前記冷却器が生成する冷気を前記第1貯蔵室内に送風するように正転方向に回転する正回転状態、および、前記冷却器が生成する冷気を前記第2貯蔵室内に送風するように逆転方向に回転する逆回転状態に切り替え可能であり、
前記制御部は、前記冷却器の除霜運転を開始してから所定時間が経過するまで前記送風ファンを前記逆回転状態に切り替える請求項7に記載の冷蔵庫。
【請求項9】
前記第1貯蔵室および前記第2貯蔵室から独立した第3貯蔵室と、
前記第1貯蔵室内および前記第2貯蔵室内を所定の冷蔵温度帯の温度範囲内に冷却するための冷気を生成する冷蔵用冷却器と、
前記第3貯蔵室内を所定の冷凍温度帯の温度範囲内に冷却するための冷気を生成する冷凍用冷却器と、
を備え、
前記冷蔵用冷却器により冷気が生成される冷蔵冷却動作と前記冷凍用冷却器により冷気が生成される冷凍冷却動作とが交互に繰り返される構成であり、
前記制御部は、前記特別冷却制御を開始してから所定時間が経過すると前記通常冷却制御に移行し、その後、前記冷蔵冷却動作と前記冷凍冷却動作を少なくとも1回ずつ実行するまでは前記特別冷却制御への移行を制限する請求項1に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、冷蔵庫に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1に開示されている冷蔵庫は、共通の冷蔵用冷却器が生成する冷気により冷蔵室および野菜室を冷却する構成である。より詳細に説明すると、冷蔵用冷却器により生成された冷気は、まず冷蔵室内に供給され、その後、冷蔵室内の冷気が野菜室内に供給される構成となっている。野菜室内に供給された冷気は、冷却室内に戻され、再び冷蔵用冷却器によって冷却されて冷蔵室内に供給される。このような冷気の循環が繰り返されることにより冷蔵室内および野菜室内が所定の冷蔵温度帯の温度範囲内に冷却される構成となっている。
【0003】
特許文献1の冷蔵庫によれば、野菜室内の空気は、冷蔵用冷却器により冷却された上で冷蔵室内に到達する。そのため、冷蔵室内に設けられている温度検知センサでは、冷蔵室内の温度を精度良く検知できたとしても、野菜室内の温度を精度良く検知することはできない。そのため、特許文献1の冷蔵庫は、野菜室内にも温度検知センサを設け、この温度検知センサにより野菜室内の温度を検知して、野菜室内の冷却を制御するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-6041号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の構成では、冷蔵室内だけでなく野菜室内にも温度検知センサを設ける必要があり、部品点数の増加、構造の複雑化、製造コストの増大などといった問題を招いてしまう。
【0006】
本実施形態は、温度検知部が設けられている第1貯蔵室と、この第1貯蔵室とは別の第2貯蔵室を備える冷蔵庫について、第2貯蔵室に温度検知部を備えなくとも当該第2貯蔵室内を十分に冷却できるようにした技術案を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本実施形態に係る冷蔵庫は、温度検知部が設けられている第1貯蔵室と、前記第1貯蔵室とは異なる第2貯蔵室と、前記第1貯蔵室の開口部を開閉する第1貯蔵室扉と、前記第2貯蔵室の開口部を開閉する第2貯蔵室扉と、前記第1貯蔵室扉の開閉を検知する第1開閉検知部と、前記第2貯蔵室扉の開閉を検知する第2開閉検知部と、前記第2貯蔵室内を当該第2貯蔵室に設定されている所定の目標温度に冷却する通常冷却制御を実行可能であるとともに、前記第2貯蔵室内の冷却強度を前記通常冷却制御における冷却強度よりも強める特別冷却制御を実行可能である制御部と、を備え、前記制御部は、所定の特別条件が満たされた場合に前記特別冷却制御を実行するように構成され、前記特別条件として、前記第2貯蔵室扉が開かれたことが前記第2開閉検知部により検知され、かつ、当該検知よりも前の所定期間内に前記第1貯蔵室扉が開かれたことが前記第1開閉検知部により検知されていないという条件が設定されている。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態に係る冷蔵庫の構成例を概略的に示す正面図
本実施形態に係る冷蔵庫の構成例を概略的に示す縦断側面図
本実施形態に係る冷蔵庫の制御装置の構成例を概略的に示すブロック図
本実施形態に係る特別条件の一例を概略的に示す図
本実施形態に係る冷蔵冷却動作の一例を概略的に示すフローチャート
本実施形態に係る冷凍冷却動作の一例を概略的に示すフローチャート
本実施形態に係る野菜室強冷制御の実行前および実行中における貯蔵室内の温度変化、圧縮機および送風ファンの動作量の変化の一例を概略的に示す図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、冷蔵庫に係る一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1に例示する冷蔵庫10は、その外郭を構成する矩形箱状の断熱箱体11の内部に複数の貯蔵室12,13,14,15,16を形成している。貯蔵室12,13,14,15,16の内部には、例えば食品類などといった各種の貯蔵物を貯蔵することが可能である。詳しい図示は省略するが、断熱箱体11は、内箱と外箱との間に断熱材を備えた構成である。断熱箱体11を構成する断熱材としては、例えば、真空断熱パネル、発泡ウレタン、断熱性材料を成形した断熱成形体などといった種々の断熱材を適用することができる。
【0010】
貯蔵室12は、この場合、冷蔵温度帯の温度範囲内に維持される冷蔵室である。以下、貯蔵室12を「冷蔵室12」と称する場合がある。冷蔵室12は、第1貯蔵室の一例である。貯蔵室13は、この場合、冷蔵温度帯の温度範囲内に維持される野菜室である。以下、貯蔵室13を「野菜室13」と称する場合がある。野菜室13は、第2貯蔵室の一例である。貯蔵室14は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される製氷室である。以下、貯蔵室14を「製氷室14」と称する場合がある。貯蔵室15は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される小冷凍室である。以下、貯蔵室15を「小冷凍室15」と称する場合がある。貯蔵室16は、この場合、冷凍温度帯の温度範囲内に維持される大冷凍室である。以下、貯蔵室16を「大冷凍室16」と称する場合がある。製氷室14、小冷凍室15、大冷凍室16は、それぞれ、冷蔵室12および野菜室13から独立した第3貯蔵室の一例である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
自然冷媒冷凍空調装置
1か月前
株式会社ナガオカ
冷却装置
1か月前
株式会社ラスコ
温度制御方法
15日前
富士電機株式会社
冷凍サイクル
1か月前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1か月前
シャープ株式会社
冷蔵庫
16日前
富士電機株式会社
保冷装置
2か月前
株式会社伊勢藤
冷蔵庫ストッカー
2か月前
富士電機株式会社
冷却装置
1か月前
フクシマガリレイ株式会社
冷却庫
17日前
株式会社レゾナック
冷蔵庫
1日前
Areti株式会社
飲料貯蔵装置
1か月前
有限会社柴田熔接工作所
冷凍装置
1日前
富士電機株式会社
冷却装置
16日前
富士電機株式会社
冷却装置
1か月前
フクシマガリレイ株式会社
冷凍装置
8日前
シャープ株式会社
冷蔵庫
16日前
ホシザキ株式会社
製氷機
3か月前
フクシマガリレイ株式会社
冷却貯蔵庫
2か月前
ホシザキ株式会社
製氷機
3か月前
ホシザキ株式会社
製氷機
3か月前
株式会社タツフト
冷蔵庫用の敷きマット
16日前
オリオン機械株式会社
圧縮空気除湿装置
17日前
トヨタ自動車株式会社
冷却システム
2か月前
富士電機株式会社
除霜運転の制御システム
2か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
1か月前
アクア株式会社
冷蔵庫
16日前
株式会社アイシン
吸収式ヒートポンプ装置
1か月前
株式会社アイシン
マニホールド
15日前
住友重機械工業株式会社
極低温冷凍機
1か月前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1か月前
株式会社アイシン
マニホールド
9日前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1か月前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1か月前
ホシザキ株式会社
液体凍結装置
1か月前
株式会社豊田自動織機
冷凍サイクル装置
2か月前
続きを見る
他の特許を見る