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公開番号
2024175454
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093247
出願日
2023-06-06
発明の名称
保冷装置
出願人
富士電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F25D
16/00 20060101AFI20241211BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】融点が異なる2種類以上の蓄冷剤による十分な保冷持続時間を確保することが可能な保冷装置を提供する。
【解決手段】この保冷装置100は、断熱箱体の内部に設けられた保冷室1と、保冷室1の複数の内側側面2に配置され、融点が異なる2種類以上の蓄冷剤10と、保冷室1の複数の内側側面2に蓄冷剤10を介して配置される伝熱部13と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
断熱箱体の内部に設けられた保冷室と、
前記保冷室の複数の内側側面に配置され、融点が異なる2種類以上の蓄冷剤と、
前記保冷室の前記複数の内側側面に前記蓄冷剤を介して配置される伝熱部と、を備える、保冷装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記伝熱部は、庫内側に突出し、空気との接触面積を大きくする突出部を含む、請求項1に記載の保冷装置。
【請求項3】
前記庫内側に突出する前記突出部は、前記伝熱部において、略鉛直方向に延びるとともに水平方向に間隔を隔てて配置された複数のフィンを含み、
前記伝熱部は、自然対流により、複数の前記フィンのうち水平方向に隣接する前記フィンの間に形成された流路の上部から下部に向かって庫内空気が流れるように構成されている、請求項2に記載の保冷装置。
【請求項4】
前記蓄冷剤は、前記フィンの背面と前記保冷室の前記複数の内側側面との間において、前記フィンの背面に接触して配置されている、請求項3に記載の保冷装置。
【請求項5】
前記蓄冷剤を冷却する冷却部をさらに備え、
前記冷却部は、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記冷媒を蒸発させて前記蓄冷剤を冷却する蓄冷剤用蒸発器と、前記冷媒を蒸発させて庫内空気を冷却する庫内空気用蒸発器とを含む冷凍回路を含む、請求項1に記載の保冷装置。
【請求項6】
前記蓄冷剤用蒸発器は、前記蓄冷剤および前記伝熱部が配置された前記内側側面において、複数の前記蓄冷剤を取り囲むように配置されている、請求項5に記載の保冷装置。
【請求項7】
前記庫内空気用蒸発器は、前記庫内の下部に配置され、
前記庫内の上部に配置されたファンと、前記庫内の背面に設けられ、前記庫内空気用蒸発器が配置された前記下部と前記ファンが配置された上部とを接続するダクトと、をさらに備え、
前記ファンは、前記ダクトを介して流入した前記庫内空気用蒸発器により冷却された空気を、前記保冷室に循環させる、請求項5に記載の保冷装置。
【請求項8】
前記冷凍回路は、前記蓄冷剤用蒸発器の上流に設けられた蓄冷剤用蒸発器減圧機構と、前記蓄冷剤用蒸発器減圧機構の開閉を制御する制御部とをさらに含み、
前記制御部は、前記蓄冷剤用蒸発器から気液二相の前記冷媒が流出するように、前記蓄冷剤用蒸発器減圧機構の開度を制御するように構成されている、請求項6に記載の保冷装置。
【請求項9】
前記冷凍回路は、前記庫内空気用蒸発器の上流に設けられた庫内空気用蒸発器減圧機構と、前記庫内空気用蒸発器の冷媒入口近傍の温度を検出する庫内空気用蒸発器入口センサと、前記庫内空気用蒸発器の冷媒出口近傍の温度を検出する庫内空気用蒸発器出口センサと、をさらに含み、
前記制御部は、前記庫内空気用蒸発器から気相の前記冷媒が流出するとともに、前記蓄冷剤用蒸発器から流出した気液二相の前記冷媒と合流して気相の前記冷媒となるように、前記庫内空気用蒸発器入口センサの検出結果および前記庫内空気用蒸発器出口センサの検出結果に基づいて、前記庫内空気用蒸発器減圧機構の開度を制御するように構成されている、請求項8に記載の保冷装置。
【請求項10】
前記庫内の設定温度が冷凍温度帯にある冷凍運転と、前記庫内の設定温度が冷蔵温度帯にある冷蔵運転とを切替え可能に構成され、
前記蓄冷剤は、冷蔵用蓄冷剤と、融点が前記冷蔵用蓄冷剤の融点よりも低い冷凍用蓄冷剤とを含み、
前記蓄冷剤用蒸発器は、冷蔵用蒸発器と、冷凍用蒸発器とを含み、
前記冷凍回路は、
前記圧縮機と前記凝縮器の間の主流路において分岐し、前記圧縮機から流出した前記冷媒を、前記凝縮器を介さずに、前記冷蔵用蒸発器、前記冷凍用蒸発器および前記庫内空気冷却用蒸発器に流入させるバイパス流路と、
前記圧縮機から流出した前記冷媒を、凝縮器を介して、前記冷蔵用蒸発器、冷凍用蒸発器および前記庫内空気用蒸発器に流入させて循環させる第1循環経路、および、前記圧縮機から流出した前記冷媒を、前記バイパス流路を介して、前記冷蔵用蒸発器、前記冷凍用蒸発器および前記庫内空気用蒸発器に流入させた後に前記凝縮器に流入させる第2循環経路を切り替える切替弁と、
前記切替弁の開閉を制御する制御部とを含み、
前記冷凍運転から前記冷蔵運転に切り替えられた場合に、前記制御部は、前記切替弁を切り替えることにより、前記冷媒の流路を、前記第1循環経路から前記第2循環経路に切り替える制御を行う、請求項6に記載の保冷装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、保冷装置に関し、特に、融点が異なる2種類以上の蓄冷剤を備える保冷装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、融点が異なる2種類以上の蓄冷剤を備える保冷装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、冷蔵保冷用蓄冷剤および冷凍保冷用蓄冷剤(融点が異なる2種類以上の蓄冷剤)を備える蓄冷形保冷庫(保冷装置)が開示されている。複数の冷蔵保冷用蓄冷剤および冷凍保冷用蓄冷剤は、蓄冷形保冷庫の保冷室の内側上面に並列に取り付けられている。冷蔵保冷用蓄冷剤および冷凍保冷用蓄冷剤は板形状を有し、保冷室の内側上面から下方に突出するように取り付けられている。上記特許文献1には、冷気を自然対流させる方式を採用するとともに、1つの保冷庫で冷蔵保存および冷凍保冷を可能とすることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-64314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の保冷庫(保冷装置)では、冷蔵保冷用蓄冷剤および保冷用蓄冷剤(融点が異なる2種類以上の蓄冷剤)は保冷室の内側上面に取り付けられている。そのため、蓄冷剤の配置領域は保冷室の内側上面に限られており、冷蔵保冷用蓄冷剤および保冷用蓄冷剤の量を多くすることができないため、十分な保冷持続時間を確保することができない場合がある。そのため、融点が異なる2種類以上の蓄冷剤による十分な保冷持続時間を確保することが可能な保冷装置が望まれている。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、融点が異なる2種類以上の蓄冷剤による十分な保冷持続時間を確保することが可能な保冷装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による保冷装置は、断熱箱体の内部に設けられた保冷室と、保冷室の複数の内側側面に配置され、融点が異なる2種類以上の蓄冷剤と、保冷室の複数の内側側面に蓄冷剤を介して配置される伝熱部と、を備える。
【0008】
この発明の一の局面による保冷装置では、上記のように、保冷室の複数の内側側面に配置され、融点が異なる2種類以上の蓄冷剤と、保冷室の複数の内側側面に蓄冷剤を介して配置される伝熱部とを備える。蓄冷剤を保冷室の複数の内側側面に配置することにより、蓄冷剤を保冷室の内側上面に配置する場合と比べて、蓄冷剤の配置領域を大きくすることができる。そのため、融点が異なる2種類以上の蓄冷剤による十分な保冷持続時間を確保することができる。
【0009】
上記一の局面による保冷装置において、好ましくは、伝熱部は、庫内側に突出し、空気との接触面積を大きくする突出部を含む。このように構成すれば、突出部により空気との接触面積を大きくすることができるため、効果的に庫内の空気を冷却することができる。
【0010】
この場合、好ましくは、庫内側に突出する突出部は、伝熱部において、略鉛直方向に延びるとともに水平方向に間隔を隔てて配置された複数のフィンを含み、伝熱部は、自然対流により、複数のフィンのうち水平方向に隣接するフィンの間に形成された流路の上部から下部に向かって庫内空気が流れるように構成されている。保冷時において、冷たい庫内気流は、自然対流により、蓄冷剤が配置された内側側面を上部から下部に向かって略垂直下向きに形成される。上記のように、突出部が略鉛直方向に延びるとともに水平方向に間隔を隔てて配置された複数のフィンを含むように構成すれば、蓄冷剤が配置された内側側面において、自然対流による庫内空気の流れを阻害することなく、水平方向に隣接するフィンの間に形成された流路の上部から下部に向かって庫内空気が流れるようにすることができる。これにより、蓄冷剤が配置された内側側面において、自然対流による庫内空気の流れを阻害することを抑制しながら、複数のフィンを含む伝熱部により蓄冷剤の保冷能力を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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