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公開番号
2024147951
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-17
出願番号
2023060720
出願日
2023-04-04
発明の名称
冷蔵庫
出願人
アクア株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
F25D
19/00 20060101AFI20241009BHJP(冷凍または冷却;加熱と冷凍との組み合わせシステム;ヒートポンプシステム;氷の製造または貯蔵;気体の液化または固体化)
要約
【課題】冷媒管の列が3列以上となる蒸発器を有する場合でも、収納効率の低下を抑えて、確実に蒸発器を内箱に取り付けることができる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】複数の直管部22A1がベント部22A2で繋がれて左右に蛇行しながら上下に延びた冷媒管22Aの列が前後に3列以上にわたって繋がれた冷媒管部22、及び冷媒管部22に取り付けられた複数の冷却フィン24を有する蒸発器20と、蒸発器20を内箱に取り付ける取付部材と、を備え、取付部材は、内箱と係合する内箱係合部と、冷媒管部22のベント部22A2と接する湾曲支持面を有する蒸発器支持部と、を備える冷蔵庫を提供する。
【選択図】図4A
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の直管部がベント部で繋がれて左右に蛇行しながら上下に延びた冷媒管の列が前後に3列以上にわたって繋がれた冷媒管部、及び前記冷媒管部に取り付けられた複数の冷却フィンを有する蒸発器と、
前記蒸発器を内箱に取り付ける取付部材と、
を備え、
前記取付部材は、
前記内箱と係合する内箱係合部と、
前記冷媒管部の前記ベント部と接する湾曲支持面を有する蒸発器支持部と、
を備えることを特徴とする冷蔵庫。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記冷媒管の列が前後に奇数列にわたって繋がれており、
前記冷媒管部の一方の端部が前記冷媒管部の上側に位置し、前記冷媒管部の他方の端部が前記冷媒管部の下側に位置し、
前記冷媒管部の前記他方の端部と繋がり、前記冷媒管部の側部を上下に延びる接続配管を更に備え、
前記取付部材は、前記接続配管を保持する接続配管保持部を備えることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
収納領域と区画して前記蒸発器が配置された冷却流路を形成する冷却ダクトカバーを更に備え、
前記取付部材は、前記冷却ダクトカバーと係合する冷却ダクトカバー係合部を備え、
前記内箱係合部で前記内箱に取り付けられ、前記冷却ダクトカバー係合部で前記冷却ダクトカバーと係合する前記取付部材により、前記冷却ダクトカバーが前記内箱に取り付けられることを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記内箱の後側の内面に横孔部が設けられ、
前記内箱係合部は、前記取付部材を左右方向にスライドさせることにより、前記横孔部に挿入されて前記横孔部と係合するように形成され、
前記内箱係合部及び前記横孔部の係合により、前記取付部材が前記内箱に取り付けられることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記取付部材は、回転自在に取り付けられたフラップ部を有し、
前記フラップ部を畳むことにより、前記内箱の内面と干渉することなく、前記取付部材を左右方向にスライドさせて、前記取付部材を前記内箱に取り付けることができ、
前記取付部材を前記内箱に取り付けた後、畳まれた前記フラップ部を回転させて左右方向に伸ばすことにより、前記内箱の内面と前記フラップ部の面が連続した取り付け状態が形成されることを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、蒸発器を備えた冷蔵庫に関し、特に蒸発器の支持構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫では、多くの場合、庫内の気体を冷却する蒸発器が、内箱の後方に設けられた冷却流路内に配置されている。このような冷蔵庫の中には、内箱に設けられた凹部に蒸発器が配置されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の冷蔵庫では、蒸発器の冷媒管のベント部と内箱の凹部に設けられた凹凸形状とが嵌合して、蒸発器が内箱に取り付けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-004337号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の蒸発器では、冷媒管が左右に蛇行しながら上下に延びた列が2列形成されている。このため、蒸発器の厚みは、内箱に設けられた凹部内に収まる程度の寸法になっている。しかしながら、冷蔵庫の大型化に伴い、蒸発器の冷却能力を向上させるため、蒸発器の冷媒管の列が3列以上になる場合もあり得る。その場合、蒸発器の厚み寸法が大きくなって、内箱に設けられた凹部内に収めることができなくなる。このため、蒸発器の内箱への取り付けが困難になる。
【0005】
厚み寸法が大きい蒸発器を、蒸発器全体を支持する大きな取付プレートを用いて、内箱に取り付けることも考えられる。しかし、その場合には、厚み方向の寸法が増大して、収納領域が狭められ、収納効率が低下する問題が生じる。
【0006】
従って、本発明の目的は、上記の課題を解決するものであり、冷媒管の列が3列以上となる蒸発器を有する場合でも、収納効率の低下を抑えて、確実に蒸発器を内箱に取り付けることができる冷蔵庫を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の態様は、
複数の直管部がベント部で繋がれて左右に蛇行しながら上下に延びた冷媒管の列が前後に3列以上にわたって繋がれた冷媒管部、及び前記冷媒管部に取り付けられた複数の冷却フィンを有する蒸発器と、
前記蒸発器を内箱に取り付ける取付部材と、
を備え、
前記取付部材は、
前記内箱と係合する内箱係合部と、
前記冷媒管部の前記ベント部と接する湾曲支持面を有する蒸発器支持部と、
を備える冷蔵庫である。
【0008】
本態様によれば、取付部材が、冷媒管部のベント部と接する湾曲支持面を有する蒸発器支持部を備えるので、厚み方向の寸法を増やすことなく、安定して蒸発器を保持することができる。よって、取付部材を用いることにより、冷媒管の列が3列以上の厚い蒸発器であっても、収納効率の低下を抑えて、確実に蒸発器を内箱に取り付けることができる。
【0009】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、
前記冷媒管の列が前後に奇数列にわたって繋がれており、
前記冷媒管部の一方の端部が前記冷媒管部の上側に位置し、前記冷媒管部の他方の端部が前記冷媒管部の下側に位置し、
前記冷媒管部の前記他方の端部と繋がり、前記冷媒管部の側部を上下に延びる接続配管を更に備え、
前記取付部材は、前記接続配管を保持する接続配管保持部を備える冷蔵庫である。
【0010】
蒸発器の冷媒管の列が奇数列の場合、必ず冷媒管部の他方の端部が下側に位置する。通常、冷媒が流れる配管は蒸発器の上側で連結されるので、冷媒管部の側部を上下に延びる接続配管が必要となる。この場合、接続配管が横に広がって冷却流路内の他の部材と干渉したり、冷媒の流動により接続配管が振動する虞もある。
(【0011】以降は省略されています)
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