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公開番号2024092120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-08
出願番号2022207826
出願日2022-12-26
発明の名称非晶性ポリエステル樹脂、水分散体、水分散体の製造方法、樹脂粒子、樹脂粒子の製造方法、トナー用樹脂粒子、トナー、トナーの製造方法、現像剤、トナー収容ユニット、及び、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人
主分類C08G 63/688 20060101AFI20240701BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、環境対応性が高く、耐久性に優れ、かつ、水分散体としたときの水分散体の安定性に優れた非晶性ポリエステル樹脂を提供することを目的とする。
【解決手段】環境対応成分率が40質量%以上80質量%以下であり、且つ、スルホ基の含有量が2mol%以上10mol%以下である、ことを特徴とする非晶性ポリエステル樹脂。前記スルホ基を有する非晶性ポリエステル樹脂のSP値が11.5以上13.0以下であることが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
環境対応成分率が40質量%以上80質量%以下であり、且つ、スルホ基の含有量が2mol%以上10mol%以下である、ことを特徴とする非晶性ポリエステル樹脂。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記スルホ基を有する非晶性ポリエステル樹脂のSP値が11.5以上13.0以下である、請求項1に記載の非晶性ポリエステル樹脂。
【請求項3】
コア層とシェル層とからなるコアシェル構造を有する樹脂粒子におけるコア層の材料として使用される、請求項1又は2に記載の非晶性ポリエステル樹脂。
【請求項4】
請求項1又は2に記載の非晶性ポリエステル樹脂を分散質とし、水を分散媒とする、非晶性ポリエステル樹脂の水分散体。
【請求項5】
以下の工程a及び工程bを有することを特徴とする請求項4に記載の非晶性ポリエステル樹脂の水分散体の製造方法。
工程a:環境対応成分率が40質量%以上80質量%以下であり、且つ、スルホ基の含有量が2mol%以上10mol%以下である非晶性ポリエステル樹脂を有機溶媒に溶解乃至分散させた油相を作製する工程
工程b:前記油相に水を添加して、油中水型分散液から水中油型分散液に転相させる工程
【請求項6】
コア層とシェル層とからなるコアシェル構造を有する樹脂粒子であって、
前記シェル層は請求項1又は2に記載の非晶性ポリエステル樹脂を含むことを特徴とする樹脂粒子。
【請求項7】
以下の工程a、工程b、工程c、及び工程dを有することを特徴とする請求項6に記載の樹脂粒子の製造方法。
工程a:非晶性ポリエステル樹脂を有機溶媒に溶解乃至分散させた油相を作製する工程
工程b:前記油相に水を添加して、油中水型分散液から水中油型分散液に転相させる工程
工程c:前記水中油型分散液の粒子を凝集させる工程
工程d:前記工程cの後、請求項4に記載の非晶性ポリエステル樹脂の水分散体を添加して、前記水分散体中の非晶性ポリエステル樹脂を凝集させてシェル層を形成する工程
【請求項8】
請求項6に記載の樹脂粒子を含有することを特徴とするトナー用樹脂粒子。
【請求項9】
請求項8に記載のトナー用樹脂粒子を含有することを特徴とするトナー。
【請求項10】
更に外添剤を含有する請求項9に記載のトナー。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、非晶性ポリエステル樹脂、水分散体、水分散体の製造方法、樹脂粒子、樹脂粒子の製造方法、トナー用樹脂粒子、トナー、トナーの製造方法、現像剤、トナー収容ユニット、及び、画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トナーの結着樹脂などの樹脂材料は、ほぼ石油資源に依存しており、廃棄された際に生じる二酸化炭素は大気化され、地球温暖化などを招いているとされている。また、有限資源である石油由来樹脂から、環境対応樹脂であるバイオマス樹脂や再生樹脂への転換は、持続的に再生可能な環境対応材料への転換であるともいえ、要望されている技術である。
【0003】
そこで、トナーの結着樹脂としてポリ乳酸(PLA)やロジン化合物、再生ポリエチレンテレフタレート(PET)などの環境対応樹脂を用いることが検討されている。例えば、再生ポリエチレンテレフタレート(PET)を含有したトナー(特許文献1参照)が提案されている。
【0004】
また、シェル材としてスルホ基を含有した樹脂粒子を使用することにより安定性を向上させてシェル化性を向上させたトナー(特許文献2参照)が提案されている。シェル材の安定性が高くなると、シェル化性が改善するだけでなく、シェル材の長期保存性も改善するため、生産性を考える上でも重要な指標である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、環境対応性が高く、耐久性に優れ、かつ、水分散体としたときの水分散体の安定性に優れたポリエステル樹脂を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は以下に記載する通りの非晶性ポリエステル樹脂に係るものである。
環境対応成分率が40質量%以上80質量%以下であり、且つ、スルホ基の含有量が2mol%以上10mol%以下である、ことを特徴とする非晶性ポリエステル樹脂。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、環境対応性が高く、耐久性に優れ、かつ、水分散体としたときの水分散体の安定性に優れた非晶性ポリエステル樹脂を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本発明の画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
図2は、本発明の画像形成装置の他の一例を示す概略構成図である。
図3は、本発明の画像形成装置の他の一例を示す概略構成図である。
図4は、図4の部分拡大図である。
図5は、本発明のトナー収容ユニットとしてのプロセスカートリッジの一例を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(非晶性ポリエステル樹脂)
本発明の非晶性ポリエステル樹脂は、環境対応成分率が40質量%以上80質量%以下であり、前記スルホ基の含有量が2mol%以上10mol%以下であることを特徴とする。
【0010】
本発明の非晶性ポリエステル樹脂を水に分散した水分散体は、安定性が高く、被膜を形成したときの耐久性に優れるものである。また、本発明の非晶性ポリエステル樹脂を水に分散した水分散体は、トナーのシェル材を形成するための原料としての使用に適している。
(【0011】以降は省略されています)

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