TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024066032
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022175236
出願日2022-11-01
発明の名称ポリエステルフィルム
出願人東レ株式会社
代理人
主分類C08J 11/24 20060101AFI20240508BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本発明は、リサイクル樹脂を適用し、フィルム幅方向の結晶化温度のばらつきが小さいポリエステルフィルムを提供することにある。
【解決手段】ポリエステルを解重合するケミカルリサイクルを実施したポリエステル樹脂組成物および/またはポリエステルを再溶融するマテリアルリサイクルを実施したポリエステル樹脂組成物を含み、イソフタル酸成分含有量が50ppm以上、10000ppm以下であるポリエステルフィルム。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ポリエステルを解重合するケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物および/またはポリエステルを再溶融するマテリアルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含み、イソフタル酸成分含有量が50ppm以上、10000ppm以下であるポリエステルフィルム。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
フィルム幅方向で10点サンプリングした際の昇温結晶化温度の標準偏差σが下記式(I)を満たす請求項1のポリエステルフィルム。
σ<3℃ (I)
【請求項3】
2層以上積層されていることを特徴とする請求項1記載のポリエステルフィルム。
【請求項4】
いずれかの片表層にケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含む請求項3記載のポリエステルフィルム。
【請求項5】
工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムである請求項1記載のポリエステルフィルム。
【請求項6】
工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムが積層セラミックコンデンサー製造用離型フィルム、ドライフィルムレジスト用フィルム、偏光板離型用フィルム、光学離型用フィルムから選択されるいずれかである請求項5記載のポリエステルフィルム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケミカルリサイクルおよび/またはマテリアルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含むポリエステルフィルムに関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
ポリエステルは機械特性、熱特性、耐薬品性、電気特性、成形性に優れ、様々な用途に用いられている。ポリエステルの中でも、特にポリエチレンテレフタレート(以降PETと記す)は、透明性や加工性に優れていることから、光学用フィルムや離型用フィルムなど高品位性が求められる用途に幅広く使われているが、離型用フィルムのような工程用フィルムでは使用後廃棄となることから、近年環境負荷低減が求められている。
【0003】
環境負荷の低減として、廃棄となるポリエステル樹脂を燃焼させ熱エネルギーを得るサーマルリサイクルがあるが、サーマルリサイクルを行うと、二酸化炭素の発生があること、またポリエステル原料が損失することから、ポリエステルを再生産するためには新たに石油原料を使用する必要がある。
これらの課題に対して、特許文献1では、ペットボトルから回収されたフィルムに関する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-7175号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1には、ペットボトルからリサイクルされたポリエステル樹脂を用いた積層フィルムが開示されている。しかしながら、PETボトルにはイソフタル酸など共重合されることがあり、回収するボトルによって共重合率が変化してフィルム物性が不均一になったり、ポリエステルを再溶融するマテリアルリサイクルを繰り返すことで、ポリエステル樹脂は熱分解・加水分解・酸化分解が進行し、着色や異物の発生、分子量の低下による機械強度の低下といった品位の低下が課題となる。
【0006】
本発明の目的は、リサイクル樹脂を適用し、フィルム幅方向の品位のばらつきが小さいポリエステルフィルムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、リサイクル樹脂を適用し、フィルム幅方向の結晶化温度のばらつきが小さいポリエステルフィルムに到達した。
本発明の目的は以下の手段によって達成される。
(1)ポリエステルを解重合するケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物および/またはポリエステルを再溶融するマテリアルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含み、イソフタル酸成分含有量が50ppm以上、10000ppm以下であるポリエステルフィルム。
(2)フィルム幅方向で10点サンプリングした際の昇温結晶化温度の標準偏差σが下記式(I)を満たす(1)記載のポリエステルフィルム。
【0008】
σ<3℃ (I)
(3)2層以上積層されていることを特徴とする(1)記載のポリエステルフィルム。
(4)いずれかの片表層にケミカルリサイクル由来のポリエステル樹脂組成物を含む(3)記載のポリエステルフィルム。
(5)工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムである(1)記載のポリエステルフィルム。
(6)工程離型用二軸延伸ポリエステルフィルムが積層セラミックコンデンサー製造用離型フィルム、ドライフィルムレジスト用フィルム、偏光板離型用フィルム、光学離型用フィルムから選択されるいずれかである(5)記載のポリエステルフィルム。
【発明の効果】
【0009】
本発明は、リサイクル樹脂を適用し、フィルム幅方向の品位(融点)のばらつきが小さいポリエステルフィルムを提供することができるものである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に本発明を詳細に説明する。本発明でのppmは質量比を表す目的で使用する。
本発明のポリエステルフィルムとは、ジカルボン酸成分とジオール成分を重縮合して得られるポリエステル樹脂組成物を用いてなるフィルムである。ジカルボン酸成分としては、芳香族ジカルボン酸、鎖状脂肪族ジカルボン酸、脂環式ジカルボン酸など種々のジカルボン酸成分を用いることができる。その中でも、ポリエステル樹脂組成物の機械的特性、耐熱性、耐加水分解性の観点から、芳香族ジカルボン酸及びそのエステル形成誘導体成分であることが好ましい。特には、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸及びこれらのエステル形成誘導体成分が重合性、機械的特性から好ましく、テレフタル酸、およびイソフタル酸であることが最も好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
衣服
24日前
東レ株式会社
衣服
24日前
東レ株式会社
風車翼
1か月前
東レ株式会社
積層体
10日前
東レ株式会社
分離膜
2日前
東レ株式会社
積層体
2日前
東レ株式会社
人工皮革
2か月前
東レ株式会社
撹拌装置
7日前
東レ株式会社
人工皮革
1か月前
東レ株式会社
多層成形品
29日前
東レ株式会社
積層フィルム
1か月前
東レ株式会社
光源ユニット
1か月前
東レ株式会社
積層フィルム
1か月前
東レ株式会社
積層フィルム
1か月前
東レ株式会社
フロントグリル
1か月前
東レ株式会社
浄化モジュール
7日前
東レ株式会社
中実糸モジュール
7日前
東レ株式会社
分離膜エレメント
2か月前
東レ株式会社
分離膜エレメント
2か月前
東レ株式会社
凸版印刷版の製造方法
1か月前
東レ株式会社
車両用衝撃吸収構造体
1か月前
東レ株式会社
ポリエステルフィルム
29日前
東レ株式会社
固体電解質用補強シート
24日前
東レ株式会社
シート、及び樹脂組成物
1か月前
東レ株式会社
配線付き基材の製造方法
1か月前
東レ株式会社
ポリマー電解質および電池
3日前
東レ株式会社
積層ポリエステルフィルム
16日前
東レ株式会社
芳香族ポリアミドフィルム
1か月前
東レ株式会社
凸版印刷版のインキ洗浄方法
8日前
東レ株式会社
人工皮革およびその製造方法
2か月前
東レ株式会社
ポリエステル組成物の製造方法
2か月前
東レ株式会社
センサー素子及びガスセンサー
2か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリオレフィンフィルム
2か月前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
29日前
東レ株式会社
二軸配向ポリプロピレンフィルム
2日前
東レ株式会社
ポリエステルコポリマーの製造方法
2か月前
続きを見る