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公開番号2024076499
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-06
出願番号2022188061
出願日2022-11-25
発明の名称浄化モジュール
出願人東レ株式会社
代理人
主分類A61M 1/36 20060101AFI20240530BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、ケースの端部、担体の外表面、及び、ヘッダーの内表面、で分画される所定の空間における被処理流体の滞留部が極小化された、効率性かつ安全性の高い浄化モジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、円筒状のケースと、該ケース内部に充填され、その一部が該ケースの端面から延出した、担体と、上記ケースの端部と、上記延出した担体とを覆う、ヘッダーと、を備え、上記ヘッダーは、上記担体の長手方向の表面に相対する側面部と、上記担体の径方向の表面に相対する閉塞部と、上記側面部と上記閉塞部との間に位置する境界部と、にそれぞれ分画され、上記ヘッダーにおける上記側面部と上記延出した担体との間に形成される空間をA1、上記ヘッダーにおける上記閉塞部と上記延出した担体との間に形成される空間をA2、とするとき、上記A1と上記A2とが連通している浄化モジュールを提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
円筒状のケースと、
該ケース内部に充填され、その一部が該ケースの端面から延出した、担体と、
前記ケースの端部と、前記延出した担体とを覆う、ヘッダーと、を備え、
前記ヘッダーは、前記担体の長手方向の表面に相対する側面部と、前記担体の径方向の表面に相対する閉塞部と、前記側面部と前記閉塞部との間に位置する境界部と、にそれぞれ分画され、
前記ヘッダーにおける前記側面部と前記延出した担体との間に形成される空間をA1、
前記ヘッダーにおける前記閉塞部と前記延出した担体との間に形成される空間をA2、とするとき、
前記A1と前記A2とが連通している、浄化モジュール。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記ヘッダーにおける前記境界部の内表面に、前記担体の径方向の外側に向けて直径が拡大するテーパー部が設けられている、請求項1記載の浄化モジュール。
【請求項3】
前記ヘッダーにおける前記境界部の内表面が、前記担体の径方向の外側に向けて直径が拡大するテーパーである、請求項1記載の浄化モジュール。
【請求項4】
前記ヘッダーが、前記テーパー部又は前記テーパーを含む部材H1と、それ以外の部材H2とから構成される、請求項2又は3記載の浄化モジュール。
【請求項5】
前記部材H1が、前記担体の径方向の表面に当接するフィルター部を含む、請求項4記載の浄化モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、浄化モジュールに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
浄化モジュールは、内部に充填された担体の特性を利用して、被処理流体中の対象物質を除去するために用いられる。浄化モジュールは一般的に上記の担体以外に、円筒状のケースと、該ケースの端部に配置されるヘッダーと、からなる。
【0003】
担体としては中実又は中空の多孔質繊維、すなわち、中実糸や中空糸が選択されることが多いが、これら多孔質繊維を束にしてケースの内部に高密に充填する場合には、ケースの軸方向の長さよりも長い多孔質繊維を束にしてケース内に挿入し、その後、ケースの端面から延出した余剰の多孔質繊維をカットする手法が通常である。しかしケースの破損等を回避するためには、多孔質繊維の束、つまり担体がケースの端面から一切延出しないようにカットをすることは不可能であり、ケースの端面から多少の担体が延出した状態となる。
【0004】
この場合ヘッダーは、ケースの端部と、多少延出した担体と、の双方を覆うように配置されるが、その配置の際に担体を押し潰すこと等が無いよう、担体よりも大きめの、若干の余裕ある内径に設計されることが通常である。
【0005】
上記のようにケース端部から延出した担体、及び、大きめに設計されたヘッダーを備える浄化モジュールが構成された結果として、該浄化モジュールは、ケースの端部、担体の外表面、及び、ヘッダーの内表面、で分画される、所定の空間を有することとなる。
【0006】
例えば特許文献1には、このような空間を有する浄化モジュールが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2018/139145号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら上記のように形成された空間では、被処理流体の滞留部が生じ、例えば被処理流体が血液である場合には滞留部での凝固が懸念される等、浄化モジュールが奏する浄化作用に悪影響を与えかねないのが現状であった。
【0009】
そこで本発明は、上記空間における被処理流体の滞留部が極小化された、効率性かつ安全性の高い浄化モジュールを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明は、円筒状のケースと、該ケース内部に充填され、その一部が上記ケースの端面から延出した、担体と、上記ケースの端部と、上記延出した担体とを覆う、ヘッダーと、を備え、上記ヘッダーは、上記担体の長手方向の表面に相対する側面部と、上記担体の径方向の表面に相対する閉塞部と、上記側面部と上記閉塞部との間に位置する境界部と、にそれぞれ分画され、上記ヘッダーにおける上記側面部と上記延出した担体との間に形成される空間をA1、上記ヘッダーにおける上記閉塞部と上記延出した担体との間に形成される空間をA2、とするとき、上記A1と上記A2とが連通している浄化モジュールを提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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