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公開番号2024104205
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-02
出願番号2023008319
出願日2023-01-23
発明の名称シート折り装置、画像形成装置、及び画像形成システム
出願人株式会社リコー
代理人弁理士法人武和国際特許事務所
主分類B65H 37/06 20060101AFI20240726BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】簡易な構成で多様の折り種類に対応可能なシート折り装置を提供する。
【解決手段】シート折り装置は、主搬送路を挟んで対向配置された第一折りローラ及び第二折りローラと、主搬送路から分岐した分岐搬送路を挟んで第二折りローラに対向配置された第三折りローラと、第一折りローラ及び第二折りローラの挟持位置より搬送方向の上流側に回転可能に配置された第一ガイド部材及び第二ガイド部材と、第二折りローラを回転させるモータの回転駆動力を第一ガイド部材及び第二ガイド部材に伝達する駆動力伝達機構とを備える。駆動力伝達機構は、第二折りローラの前記順回転に連動して、第一ガイド部材を前記第一ガイド姿勢に向けて回転させ、且つ第二ガイド部材を第二退避姿勢に向けて回転させ、第二折りローラの逆回転に連動して、第一ガイド部材を第一退避姿勢に向けて回転させ、且つ第二ガイド部材を第二ガイド姿勢に向けて回転させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
主搬送路に沿ってシートを搬送方向に搬送する搬送部と、
前記主搬送路を挟んで対向配置された第一折りローラ及び第二折りローラと、
前記第一折りローラ及び前記第二折りローラの挟持位置よりも前記搬送方向の上流側の分岐位置で前記主搬送路から分岐した分岐搬送路を挟んで前記第二折りローラに対向配置された第三折りローラと、
前記主搬送路上の前記シートを前記搬送方向に搬送すると共に前記分岐搬送路上の前記シートを前記分岐位置を通じて前記主搬送路に進入させる順回転、または前記順回転と逆向きとなる逆回転のいずれにも、前記第二折りローラを回転させるモータと、
前記挟持位置より前記搬送方向の上流側に回転可能に配置された第一ガイド部材及び第二ガイド部材と、
前記モータの回転駆動力を前記第一ガイド部材及び前記第二ガイド部材に伝達する駆動力伝達機構とを備え、
前記第一ガイド部材は、
前記主搬送路上を前記搬送方向に搬送される前記シート及び前記分岐位置を通じて前記分岐搬送路から前記主搬送路に進入する前記シートを、前記挟持位置に導く第一ガイド姿勢と、
前記主搬送路上の前記シートが前記分岐位置を通じて前記分岐搬送路に進入するのを許容する第一退避姿勢とに切替可能であり、
前記第二ガイド部材は、
前記主搬送路上の前記シートを前記分岐位置を通じて前記分岐搬送路に導く第二ガイド姿勢と、
前記主搬送路上を前記搬送方向に搬送される前記シート及び前記分岐位置を通じて前記分岐搬送路から前記主搬送路に進入する前記シートが前記挟持位置に到達するのを許容する第二退避姿勢とに切替可能であり、
前記駆動力伝達機構は、
前記第二折りローラの前記順回転に連動して、前記第一ガイド部材を前記第一退避姿勢から前記第一ガイド姿勢に向けて回転させ、且つ前記第二ガイド部材を前記第二ガイド姿勢から前記第二退避姿勢に向けて回転させ、
前記第二折りローラの前記逆回転に連動して、前記第一ガイド部材を前記第一ガイド姿勢から前記第一退避姿勢に向けて回転させ、且つ前記第二ガイド部材を前記第二退避姿勢から前記第二ガイド姿勢に向けて回転させることを特徴とするシート折り装置。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第一ガイド部材の回転中心から先端までの第一距離D1と、前記第二ガイド部材の回転中心から先端までの第二距離D2とは、異なることを特徴とする請求項1に記載のシート折り装置。
【請求項3】
前記第二距離D2は、前記第一距離D1より長いことを特徴とする請求項2に記載のシート折り装置。
【請求項4】
前記第一ガイド姿勢及び前記第一退避姿勢の間の前記第一ガイド部材の第一回転角度θ1と、前記第二ガイド姿勢及び前記第二退避姿勢の間の前記第二ガイド部材の第二回転角度θ2とは、異なることを特徴とする請求項1に記載のシート折り装置。
【請求項5】
前記第二回転角度θ2は、前記第一回転角度θ1より大きいことを特徴とする請求項4に記載のシート折り装置。
【請求項6】
前記駆動力伝達機構は、前記モータの回転駆動力を、第一伝達比R1で前記第一ガイド部材に伝達し、第二伝達比R2で前記第二ガイド部材に伝達し、
前記第一伝達比R1及び前記第二伝達比R2の比と、前記第一回転角度θ1及び前記第二回転角度θ2の比とは、等しいことを特徴とする請求項4に記載のシート折り装置。
【請求項7】
前記駆動力伝達機構は、前記モータの回転駆動力を、第一伝達比R1で前記第一ガイド部材に伝達し、第二伝達比R2で前記第二ガイド部材に伝達し、
前記第一伝達比R1及び前記第二伝達比R2の比と、前記第一回転角度θ1及び前記第二回転角度θ2の比とは、異なることを特徴とする請求項4に記載のシート折り装置。
【請求項8】
前記第一伝達比R1に対する前記第二伝達比R2の比は、前記第一回転角度θ1に対する前記第二回転角度θ2の比より大きいことを特徴とする請求項7に記載のシート折り装置。
【請求項9】
前記第一伝達比R1に対する前記第二伝達比R2の比は、前記第一回転角度θ1に対する前記第二回転角度θ2の比より小さいことを特徴とする請求項7に記載のシート折り装置。
【請求項10】
前記第一折りローラ、前記第二折りローラ、及び前記第三折りローラの回転を制御するコントローラを備え、
前記第一折りローラは、前記主搬送路上の前記シートを前記搬送方向に搬送する順回転、及び前記順回転と逆向きの逆回転が可能であり、
前記第三折りローラは、前記分岐搬送路上の前記シートを前記分岐位置を通じて前記主搬送路に進入させる順回転、及び前記順回転と逆向きの逆回転が可能であり、
前記コントローラは、
前記搬送部によって前記搬送方向に搬送される前記シートの第一折り位置が前記分岐位置に到達するまで、前記第一折りローラ及び前記第二折りローラを前記順回転させ、
前記第一折り位置が前記分岐位置に到達したタイミングで、前記挟持位置から、前記分岐搬送路上の前記シートの先端までの距離及び前記第一折り位置よりも前記搬送方向の上流側の第二折り位置までの距離が等しくなるまで、前記第一折りローラ、前記第二折りローラ、及び前記第三折りローラを前記逆回転させ、
前記挟持位置から前記シートの先端までの距離及び前記第二折り位置までの距離が等しくなったタイミングで、前記シートの後端が前記挟持位置を前記搬送方向に通過するまで、前記第一折りローラ、前記第二折りローラ、及び前記第三折りローラを前記順回転させることを特徴とする請求項1に記載のシート折り装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シート折り装置、画像形成装置、及び画像形成システムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、画像形成装置によって画像が形成されたシートを所定の形状(例えば、Z折り、外三つ折り、二つ折り)に折るシート折り装置が知られている。ここで、既存の画像形成装置にシート折り装置を接続して画像形成システムを構成すると、システム全体が大型化するという課題がある。
【0003】
このような課題を解決することを目的として、特許文献1、2には、画像形成装置の胴内排紙部に設けられる後処理装置において、折りローラ対のニップ位置に用紙を案内するガイド部材を用いて、Z折り及び二つ折りの両方を実現する構成が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1、2では、折り処理を実現する構成要素が大きく且つ複雑なので、胴内空間の大部分を占有してしまう。そのため、折り処理に加えて、胴内空間でステープル処理などの他の後処理を実現するのは難しいという課題がある。
【0005】
本発明は、簡易な構成で多様の折り種類に対応可能なシート折り装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記技術的課題を解決するため、本発明の一態様は、主搬送路に沿ってシートを搬送方向に搬送する搬送部と、前記主搬送路を挟んで対向配置された第一折りローラ及び第二折りローラと、前記第一折りローラ及び前記第二折りローラの挟持位置よりも前記搬送方向の上流側の分岐位置で前記主搬送路から分岐した分岐搬送路を挟んで前記第二折りローラに対向配置された第三折りローラと、前記主搬送路上の前記シートを前記搬送方向に搬送すると共に前記分岐搬送路上の前記シートを前記分岐位置を通じて前記主搬送路に進入させる順回転、または前記順回転と逆向きとなる逆回転のいずれにも、前記第二折りローラを回転させるモータと、前記挟持位置より前記搬送方向の上流側に回転可能に配置された第一ガイド部材及び第二ガイド部材と、前記モータの回転駆動力を前記第一ガイド部材及び前記第二ガイド部材に伝達する駆動力伝達機構とを備え、前記第一ガイド部材は、前記主搬送路上を前記搬送方向に搬送される前記シート及び前記分岐位置を通じて前記分岐搬送路から前記主搬送路に進入する前記シートを、前記挟持位置に導く第一ガイド姿勢と、前記主搬送路上の前記シートが前記分岐位置を通じて前記分岐搬送路に進入するのを許容する第一退避姿勢とに切替可能であり、前記第二ガイド部材は、前記主搬送路上の前記シートを前記分岐位置を通じて前記分岐搬送路に導く第二ガイド姿勢と、前記主搬送路上を前記搬送方向に搬送される前記シート及び前記分岐位置を通じて前記分岐搬送路から前記主搬送路に進入する前記シートが前記挟持位置に到達するのを許容する第二退避姿勢とに切替可能であり、前記駆動力伝達機構は、前記第二折りローラの前記順回転に連動して、前記第一ガイド部材を前記第一退避姿勢から前記第一ガイド姿勢に向けて回転させ、且つ前記第二ガイド部材を前記第二ガイド姿勢から前記第二退避姿勢に向けて回転させ、前記第二折りローラの前記逆回転に連動して、前記第一ガイド部材を前記第一ガイド姿勢から前記第一退避姿勢に向けて回転させ、且つ前記第二ガイド部材を前記第二退避姿勢から前記第二ガイド姿勢に向けて回転させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、簡易な構成で多様の折り種類に対応可能なシート折り装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置の外観図。
シート折りユニット及びシート綴じユニットの内部構成を示す図。
第二折りローラ、第一ガイド板、及び第二ガイド板を、主搬送路上のシートに直交する方向から見た図。
シート折りユニットをシートの幅方向から見た図。
ガイド板の回転角度を示す図。
ガイド板の回転中心から先端までの距離を示す図。
シート折りユニットのハードウェア構成図。
シート折りユニットで実現可能な折り方のバリエーションを説明する図。
三つ折り処理のフローチャート。
第一折り位置が分岐位置に到達したときのシート折りユニットの状態を示す図。
第二折りローラ及び第三折りローラに第一折り位置が挟持される直前のシート折りユニットの状態を示す図。
第一折りローラ及び第二折りローラの挟持位置から、シートの先端及び第二折り位置までの距離が等しくなったときのシート折りユニットの状態を示す図。
第二折り位置でシートを折った後のシート折りユニットの状態を示す図。
二つ折り処理のフローチャート。
シートの先端が分岐搬送路に進入したときのシート折りユニットの状態を示す図。
折り位置でシートを折った後のシート折りユニットの状態を示す図。
シートが搬送ローラ対に到達するまでのシート綴じユニットの状態を示す図。
綴じ処理を施さずにシートを排出トレイに排出する場合のシート綴じユニットの状態を示す図。
綴じ処理を行うシート綴じユニットの状態を示す図。
図19(B)のときのシート綴じユニットをシートの厚み方向から見た図。
綴じ処理が施されたシート束を排出トレイに排出する場合のシート綴じユニットの状態を示す図。
パンチ孔穿設ユニットの内部構成を示す図。
画像形成システムの外観図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明に係る画像形成装置10について、図面を参照しながら説明する。図1は、画像形成装置10の外観図である。画像形成装置10は、シートS(典型的には、用紙)に画像を形成する装置である。図1に示すように、画像形成装置10は、筐体11と、画像形成部12とを備える。
【0010】
筐体11は、画像形成装置10の構成部品を収容する内部空間が形成された箱状である。また、筐体11には、画像形成装置10の外部からアクセス可能な胴内空間13が形成されている。胴内空間13は、例えば、筐体11の上下方向の中央よりやや上方に位置している。また、胴内空間13は、筐体11の外側壁が切り欠かれて、外部に露出されている。さらに、胴内空間13には、シート折りユニット20(シート折り装置)、シート綴じユニット30(後処理部)、及び後述するパンチ孔穿設ユニット50(図22参照)が取り付け可能になっている。
(【0011】以降は省略されています)

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