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公開番号2024103135
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-01
出願番号2023007310
出願日2023-01-20
発明の名称定着装置、画像形成装置
出願人株式会社リコー
代理人個人,個人,個人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20240725BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】導電性部材の回転による位置ずれを抑制することを課題とする。
【解決手段】定着ベルト20と、面状のヒータ22と、定着ベルト20の内面に接触する導電性部材40と、導電性部材40の一端40a側を保持する位置決めピン23aとを備えた定着装置9であって、導電性部材40の一端側を中心とした回転を、導電性部材40の定着ベルト20に接触する他端40b以外の部分で規制する回転規制リブ23bを有することを特徴とする。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
ベルト部材と、
面状の加熱体と、
前記ベルト部材の内面に接触する導電性部材と、
前記導電性部材の一端側を保持する保持部と、を備えた定着装置であって、
前記導電性部材の一端側を中心とした回転を、前記導電性部材の前記ベルト部材に接触する部分以外の部分で規制する回転規制部を有することを特徴とする定着装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記回転規制部は、前記導電性部材が前記ベルト部材に接触可能な範囲で、前記導電性部材の回転を規制する請求項1記載の定着装置。
【請求項3】
前記回転規制部は、前記導電性部材の回転方向の両側にそれぞれ設けられる請求項1記載の定着装置。
【請求項4】
前記導電性部材の回転方向の両側に設けられた回転規制部同士の間隔が、前記導電性部材の幅と同じに設けられる請求項3記載の定着装置。
【請求項5】
前記回転規制部は、前記導電性部材の回転方向の一方側あるいは他方側の少なくとも一方に複数設けられる請求項1記載の定着装置。
【請求項6】
前記加熱体は、その長手方向に、それぞれ独立して発熱可能な複数の発熱部を有する請求項1記載の定着装置。
【請求項7】
前記ベルト部材は、ポリイミドにより形成される請求項1記載の定着装置。
【請求項8】
前記ベルト部材は弾性層を有していない請求項7記載の定着装置。
【請求項9】
前記導電性部材は、その一端側に挿入孔を有し、
前記保持部は、前記挿入孔に挿入されて前記導電性部材を保持し、
前記挿入孔が、前記導電性部材の幅方向の中央位置から外れた位置に設けられる請求項1記載の定着装置。
【請求項10】
請求項1から9いずれか1項に記載の定着装置を備えた画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、定着装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
定着装置には、ベルト部材としての定着ベルトを加熱する加熱体としてのヒータが設けられる。そして、このヒータとして、基材上に形成された抵抗発熱体にAC電圧を印加することにより発熱し、絶縁層などを介して定着ベルトの内面を加熱するタイプのものが存在する。
【0003】
ヒータにAC電圧を印加する構成では、ヒータに設けられた絶縁層や定着ベルトの表層がコンデンサと等価になり、定着ベルトを介して定着ニップに交流電圧が印加される。そして、用紙が転写ニップと定着ニップとの両方に接触している状態では、この交流電圧が、用紙を介して転写ニップに伝播する。これにより、交流電圧が転写電界に影響を与えて、転写画像に周期的な濃度ムラが生じる、いわゆるバンディング画像の原因となってしまう。特に、高湿環境下や用紙に薄紙を用いた場合等、用紙が低抵抗の場合には、上記の問題が顕著になる。
【0004】
これに対して、定着ベルトの内面に導電性部材を接触させ、この導電性部材を介して接地側へ電流を逃がす構成の定着装置が従来から存在する。例えば特許文献1(特開2021-173807号公報)では、導電性部材の一端側に設けられた孔部にヒータホルダの突起を入れて外れないようにし、導電性部材の他端側を加熱フィルムの内面に接触させている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の定着装置では、導電性部材が取付方向と直交する方向へ回転してしまって位置ずれし、組み立ての手間が増えたり、導電性部材の定着ベルトに対する接触不良により適切な除電性能を得られないという問題があった。
【0006】
本発明では、導電性部材の回転による位置ずれを抑制することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明は、ベルト部材と、面状の加熱体と、前記ベルト部材の内面に接触する導電性部材と、前記導電性部材の一端側を保持する保持部と、を備えた定着装置であって、前記導電性部材の一端側を中心とした回転を、前記導電性部材の前記ベルト部材に接触する部分以外の部分で規制する回転規制部を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、導電性部材の回転による位置ずれを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
画像形成装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
バンディング画像の形成について説明する図である。
導電性部材を示す平面図である。
ヒータホルダの導電性部材の取り付け構造を示す斜視図である。
ヒータホルダに導電性部材を取り付けた状態の斜視図である。
ステーのヒータホルダへの取り付けを示す斜視図である。
導電性部材がヒータホルダに対して回転する様子を説明する斜視図である。
導電性部材の回転により定着ベルトに非接触となる様子を説明する概略図である。
定着ベルトに接触させるための導電性部材の回転の限界角度を示す概略図である。
導電性部材の回転により定着ベルトに非接触となる様子を説明する側面断面図である。
本実施形態の回転規制リブの配置を示す概略図である。
回転規制リブを導電性部材の回転方向の一方側および他方側に複数配置した図である。
ヒータの平面図である。
ヒータへの電力供給を示す図である。
図14と抵抗発熱体の形状が異なるヒータの平面図である。
図14、図16と抵抗発熱体の形状が異なるヒータの平面図である。
定着ベルトの配列方向の温度分布を示す図で、(a)図がヒータの平面図、(b)図が定着ベルトの温度分布を示す図である。
図16のヒータの分割領域を示す図である。
図19と異なる形状の分割領域を示す図である。
図17のヒータの分割領域を示す図である。
ヒータ、第1高熱伝導部材、ヒータホルダの斜視図である。
第1高熱伝導部材の配置を示すヒータの平面図である。
第1高熱伝導部材の配置の異なる例を示すヒータの平面図である。
第1高熱伝導部材の配置のさらに異なる例を示すヒータの平面図である。
図2とは異なる実施形態の定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
ヒータ、第1高熱伝導部材、第2高熱伝導部材、ヒータホルダの斜視図である。
第1高熱伝導部材および第2高熱伝導部材の配置を示すヒータの平面図である。
第1高熱伝導部材および第2高熱伝導部材の異なる配置の例を示すヒータの平面図である。
グラフェンの原子結晶構造を示す図である。
グラファイトの原子結晶構造を示す図である。
図28と第2高熱伝導部材の配置が異なるヒータを示す平面図である。
図2、図26とは異なる実施形態の定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
上記と異なる定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
図1と異なる画像形成装置の概略構成図である。
本発明の一実施形態に係る定着装置の概略構成を示す側面断面図である。
図38の定着装置におけるヒータの平面図である。
ヒータおよびヒータホルダの斜視図である。
ヒータに対するコネクタの取付状態を示す斜視図である。
サーミスタとサーモスタットの配置を示す図である。
フランジの溝部を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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